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「それはそれで苦痛かもね」

ー福岡の夜景捨てたもんじゃない

2020年11月唯一の3連休を
こちらで過ごす彼から写真と共に
着陸した知らせが届いた

もうすぐ、1ヶ月ぶりに彼に会える

先月、わたしがずっと前から
人生で一度は行きたかった
仁摩サンドミュージアムと出雲大社へ
お互い有給まで使って旅行して以来会う

彼は、私が彼と出会うずっと前から
したかったことや、行きたかった場所に
いとも簡単に連れて行ってくれる

そんな彼から「今回の3連休の過ごし方」
の強い要望「1日はひたすら家でくっつく」
をまず初日に実行した

所謂、ひたすら”怠惰”になるのを目標に
寝ては食べて抱き合って
映画を観ては抱き合って
起きたら夕方だったので飲みに出掛けた
そして、またその夜も抱き合って寝て
目標を120%達成してしまった

怠惰の途中で観た
『Bohemian Rhapsody』
一時期、彼の営業車で同行してた時
いつもQueenのアルバムが流れていて
この人、いつまで映画の余韻が
終わらないんだろう...って思ってた頃が
懐かしく感じて、何となく彼にキスした

あとの2日は
・温泉に行って
・アウトレットでお買い物して
・牡蠣小屋で牡蠣食べて
・ステーキ食べて
・空港まで送って
・今生の別れみたいな事をしてきた

※彼がまんまるした目をフレンチブルドッグ
 みたいにうるうるさせて見えなくなるまで
 振り返ってはまた目をうるうるさせてる
 ので、私はそれを今生の別れと言っている

もう、ほんとうにこの人死ぬんじゃ...
ってくらい絶望的な顔して
「あと1ヶ月後しか直接見れないから見とく」
ってわたし、呑み込まれるんじゃないかな
と思う程凝視される
20歳年上な彼がめちゃくちゃ
可愛く感じる瞬間のひとつかもしれない

そんな彼が、この前

好かれると思ってなかった人から
好かれて幸せなはずなのに
繋がって間も無くして遠距離になって
毎日電話してるけれど会えるのは月1で
離れる瞬間がとてつもなくツライから
それはそれで苦痛かもね、って言った

ーほんと、好きになればなるほど苦痛だね

だけど、こんな幸せな感情を知ったのは
彼が私を好きになってくれたお陰だから
わたしは感謝してる、苦痛だけど

今回も、相変わらず彼は
今生の別れみたいな感じで帰って行った
空港まで送った私は帰りの車の中で
今、彼が見てる夜景の一部になりながら
この3連休の幸せを反芻した(20:20)

次は、私が逢いに行くね

END.

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