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web3.0 の0時限目 -鐘が鳴らされる前に-

資本主義的私的保有の最期を告げる鐘。

 かつてカール・マルクスは「資本主義(経済的自由主義)にしたら問題が出てきますよー。例えばね・・・」って具合で一冊の本を書きました。完全な自由は右側に振れた分、弊害という左側への振り幅も大きくなるのは当たり前というべきか。

 格差というものが、持たざる者を動かすことになりますよーと、課題ですねーと問題提起だけして答えを出さ(せ?)なかったマルクスさん。答えを示さなかったが故に、人々は曲解・誤解したり、自身の言いように解釈したり、時代を進めてきました。

 国内外問わずあらゆる分野の情勢を見るに、その最後を告げる鐘はまだ鳴らずとも、そこへと続く石段を登る足音は私には聞こえます。片やその足を呼び止める者の声もまた聞こえます。

 歴史を辿ると、数百年の間、重力加速度は物質によって違うと信じられ、地が動くわけがないとされ、小規模に話を落とし込むと上司が気に食わないという理由だけで潰されたアイディア・才能がいくら程あるだろう。もしかしたら彼のものが表に出てきていれば、社会はもっと前進していたかもしれない。

 本質的に良いものは世に認められるが、既存の世では大抵の場合『良いもの』=『上が良いと思ったもの』である。既存の世と言ったがご存じと通り、個人が発信できる時代、つまりSNSの台頭の時代によりそれも少しづつ変わり始めている。

web3.0 - 巨人のいない環境構築 -

  遡ること2008年、組織という枠組みを取っ払う技術の構想が練られた。ここでいう組織とは国という大きなものから、小さなコミュニティに至るまで全てを指します。その論文を元にweb3.0の中核を担うブロックチェーンが生まれるわけですね。

 トークンの本質はやはり暗号化により唯一の価値を提供できること。容易にお金になりやすい、暗号資産(旧仮想通貨)やNFTアートが取り上げられまるで流行りごとかの如く記憶から消えた人も多いかと思いますが、本質を理解すると、上記のいづれかの手法があなたの仕事や店・価値を守れるかもしれません。

 暗号資産で買い物を、DeFiで証券・証書のやり取りを、NFTで自他の著作権の保護を、ガバナンストークンで企画に参加・利益の再分配を、セキュリティトークンで株式・債権の発行を。なんて未来が来るらしい。

 時間が進めば進むほど、新しい使い方や新しい用語が出てくるので整理も兼ねてnoteに書き留めておきます。私も学習の身ですので間違いなどあるかと思います。ご指摘・疑問ありましたら、お気軽にコメント、フォローしてください。
 間違いを理解することもまた学習の醍醐味!ってことに。。。

 マルクスさんのいう『資本主義的私的保有の最期を告げる鐘』は何とか鳴らさずに次の時代を迎えられそうというのが私の感想です。

小説・漫画サイト
https://www.syringa.space/

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