会社ありがとうな!転職先を決めずに退職。無職になって身にしみた金額負担が重いアレのこと
昨年2020年、最初の緊急事態宣言がでたころに退職を決め、9月には東京から名古屋へ引っ越しして1年たちました。
結局1年ほど無職だったんですが、働いていたら実感できないことを身にしみて感じました。そのことについて、まとめておこうと思います。
転職先が決まってないのに退職するのはちょっと無謀だな、と思う方に参考になる部分が多いかもしれません。
無職になってわかった会社勤めでありがたかった負担
これは保険や厚生年金の費用。これにつきます。もうホントにこれ。
とくに健康保険は、会社側に負担してもらっている部分でかなり助けられていたんだな、と痛感しました。
会社員やっているとなかなか実感しにくいですが、本当に結構な金額を払っています。
無職だと、この先の見通しのために1年でいくらかな、という計算するんですが、一人20万円強はかかります。
手続きも会社員のときは自動でしたが、無職は自分でやらないといけません。
役所の人がこれまた説明が下手で、窓口の説明と郵送の通知内容が違っていたり、窓口はいつも混み合っていたりと(コロナでも!)、本当にやっかいでした。
会社がこんな細かい計算を間違いなく手続きしてくれていたのか…。
自分が払うことになる健康保険料の額は大枠で把握していたのですが、どういう計算だか1月〜3月が4万円代で目玉飛び出ました。
健康保険関連の役所でのトラブルと年金のうるささ
窓口でそれっぽい説明はしてくれるんですが、計算した資料となる紙(試算表に計算してくれたメモ付きの紙)は渡せないと言われるし、お金に関しては民間より説明はずさんだし間違えたらゴメンですむし、手続きの煩雑さと金額にイライラさせられました。
年金は金額的に健康保険より日常生活のメリットが見えず、失業していて手元に現金をおいておきたい時期には痛い出費でした。
にもかかわらず、年金は未納分があると電話かけてきます。
けっこうしつこいです。
無職のときは老後どころじゃない!
免除手続きすればいいのですが、年金事務所に出向かなければならず、車移動が必須な地域だと本当にキツイだろうな、と思います。
会社がこのあたりの健康保険や年金の一部を負担して自動的に納めていてくれたという点は、実際になくなってみてありがたみを感じた部分でしたね…。
失業保険の充実ぶり
会社勤めていてよかったなあ、と実感したのは失業保険のお世話になれたこと。
会社が1部負担してくれていたとはいえ、私自身もけっこうな額の保険料をはらってきたわけです。
1年の失業期間で、払った分のモトとったな、というほど手当てしてもらいました。
通常は待機期間を経て3ヶ月の支給で終わりなのですが、コロナで緊急事態宣言がでたため2ヶ月の延長に。
おかげで5ヶ月失業保険をもらうことができ、1年貯金を減らさず暮らすことができました。失業保険でもらった1ヶ月分丸々住民税になったりと、行政内でお金が動いただけの月もありましたが、結果わたし自身の懐は痛みませんでした。
ハローワーク自体は行くたびに時間がかかるしなんか嫌な感じがするところだったんですが(なんか気が悪い感じ)、給付内容は満足です。
社会保険関連は企業勤めの大きなメリットでした。
1部負担しといてくれてありがとうな!前いた会社!
職業訓練校にも行けた
失業保険の1部ですが、職業訓練制度を活用しました。
会社に勤務しているときには「役に立つスキルが公共訓練で身につくのか」と懐疑的でしたし、友人にも「それ意味あるの?}と言われました笑
ですが無職になってお金にシビアになっていたからこそ、国の制度やサービスを知り利用することができたので、これは大きなメリットです。
こんなふうに制度ができていて、運営されているんだ、と政策を実際に感じることができたのも、自分の意識がかわってメリットでした。
どんな人が集まっていて、どんな先生が教えていて、どんな団体が講座を請け負っているのか、実際に体験できて私自身の見聞が広がった気がしています。
実態もわかったし受講者として忌憚のない意見をハローワーク側に提出できたし、知らずに「無料のしかも行政の講座なんて…」と見下したままの人間で終わらずにすみました。
条件をみたせば、月10万円もらいながら就職を目的とした勉強ができる制度ですからね…日本すごい。
わたしは受講したのはWebデザインコースでしたが、これからしっかり勉強していく基礎は固まりましたし、相談できる先生とつながりができたことも収穫ですね。
https://note.com/syoujiryou/n/n4da44a1880bb
※地方や学校によって内容や設備が大きく変わるので、受けたいと思っている人は県を超えて吟味するのがおすすめ。
長くなったのでここまでにして、次はメンタル、精神的にどうなったかということについて書く予定です。
面白かった方、次も読みたいって思ってくれたかたはぜひ「スキ」で教えてくださいね!
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