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「だまされる人を笑う社会が、だまされる人を作っている。」
noteでは、はじめまして。私は、地方の小さな消費生活相談窓口の消費生活専門相談員です。これまでSNSや専門誌などに、個人的にあれこれと投稿してきました。
2013年には、SNSのご縁で、糸井重里さんにお声かけいただいて、当時の「いまどきの詐欺的商法」について対談させていただいたことがあります。
対談記事のタイトルは「イマサギ。」
当時お話したのは、「簡単に株式会社をつくれる今は、『儲けるだけ儲けたら畳んで逃げればいい』という、犯罪者にとってすごくやりやすい状態になってしまっている」ということ、などでした。
「だまされる人を笑う社会が、だまされる人を作っている。」ということばも、その対談の中のもの。それが、2013年の「イマサギ。」です。
それから約10年が経ち、多くの方がスマートフォンで気軽にインターネットを利用されるようになり、消費者トラブル、詐欺的商法は国境を越え、複雑になりました。
犯罪者、詐欺的業者にとって、更にやりやすい状態になっています。
なのに、世の中はまだ、「だまされる人を笑う社会」で、それが変わらず「だまされる人を作っている」ような気がしてなりません。
そんな2022年の「イマサギ。」はじめ、気を付けてほしい消費者トラブルや詐欺的商法、消費者団体や消費者法制度改正の動きなど、所属を離れ個人的な意見として、このnoteでおとどけできればと思ってます。