1:配信販売にnoteを使う理由

「配信販売にnoteを使う」と聞くと
「noteで曲が聴ける」と思われるかも知れませんが、そうではありません。
楽曲本体は各種配信サービスにて販売を行う予定です。

では、何のためにnoteを使うのか。
その前にお伝えしておきたい事があります。

僕は元々、「配信販売」という形で音楽を手に入れるのが好きではありません。
もっとも大きな理由は
・物理的に手に取れる要素がない
・歌詞が見れない

というものです。

梱包のビニールを解き、パッケージを取り出し、眺め、ブックレット(歌詞カード)を捲り、盤面をプレイヤーにセットし、音楽を再生しながら、歌詞を目で追っていく。
僕にとって音楽とは「曲が聴ければいい」というものではありません。
パッケージの装丁やジャケットデザイン、ブックレット内部のデザイン、盤面のデザインそれぞれが寄せ集まって初めてひとつの「作品」として完成するものと思っています。

曲が聴けて、アートワークが見れて、手軽に管理ができるという配信販売は、とてもコンパクトで便利ですが、僕にとっては「必要最小限の物しか提供できない(手に入らない)」という印象です。

しかし、このご時世です。
人前に立つ時間を制限せざるを得ない状況でCDを作ったとしても、それを売り買いする場に人を集めたり、自分が出向いたりするのは正直とても困難です。

そこで、今回は思い切って配信販売に挑戦する事にしました。
恐らく、こういった状況になっていなかったらきっと一度もやろうとしなかった事です。

とはいえ、前述通り配信販売で楽曲を提供しても歌詞を見てもらう事が出来ません。
特定の配信サービスによっては、曲の進行に合わせて歌詞をスクロール表示出来るものもあるようですが、すべての配信サービスがそれに適応しているわけではありません。
楽曲の音は言わば人の外見であり、歌詞は人の内面(心臓)です。
「耳で音楽を聞きながら、目で歌詞を追う」という環境を提供するのが自分にとって絶対条件です。

考えに考えた結果、このnoteでは楽曲の「歌詞や楽曲解説などを提供する場」として使わせて頂きます。
もちろんnote上で音楽を投稿出来るのも存じ上げておりますが、出来る限り管理しやすく、使い慣れた音楽環境で楽しんで貰いたいという意図で「曲」と「歌詞」を分けて販売する事にしました。

歌詞はnoteの有料記事や有料マガジンを使って公開していきます。
また、対象の記事を購入して頂いた方だけが手にできる特典(スマホ用壁紙や、配信されている曲の別バージョン音源etc...)も検討しています。

次回の記事では、単一のシングルとしての楽曲販売を例にして「どういう流れで記事を購入するのか」「記事を購入することでどういう情報が手に入るのか」をお伝え致します。

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