【一発録り、とは】
※以前Threadsでご好評頂いたものを微調整した内容です※
音楽のレコーディング方法に「一発録り」というものがあります。
よく勘違いされやすい言葉です。
あなたは、正しい意味で「一発録り」を理解出来ていますか?
本来レコーディングはギターだけ、ドラムだけのように各パートをひとつずつ個別に録音して音を重ねていくのが主流です。
それを敢えて「せーの」で同時に演奏し、その様子を一気に録音するのが「一発録り」です。
要はリアルタイムで同時に演奏したものを録音する、ということです。
演奏ミスが起こって何度録り直しを行ったとしても、「複数のパートを同時に録音」しているなら、それは「一発録り」です。
テイク数は関係ありません。
一発録りは、よりライブ演奏に近い状態で録音でき、演奏中の演者同士の息も合わせやすくなるメリットがあります。
その反面、録音後の修正がしにくく、細かい誤魔化しが効いてしまうというデメリットがあります。
「やり直しをせず、ワンテイクで録音を終える」というニュアンスで「一発録り」という言葉が使われてしまう事が多いですが、ワンテイクで録音を完了させることで得られるメリットって正直あんまりありません。
強いて言うなら「時間短縮が可能」という事くらいです。
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