[雑記#3] ピース又吉さんのYouTubeチャンネル
昭和太郎です、今日は雑記です。
お笑いのピース又吉さんがYouTubeを始めた。
又吉さんと言えば、芥川賞作家でもある天才。文才だけでなくて、企画力や創造力が半端ない印象。陰と陽で言えば陰。静かで知的な中にもユーモラスがあって、センスが光るそんな芸人。
YouTubeでも企画センスが非常に良く面白い。
その中でも「小説「人間」幻のラストシーン【♯1山に海を見せたい】」という動画、これはやばい。
内容的には下記のような感じだ。
又吉さんが後輩芸人を集めて、YouTubeで夢を実現したいと説明。
①大きい山に大きい顔を作りたい
②石や岩を削って作った顔を山に埋め込む
③労力を惜しまず長い年月をかけて創作
④(場所的には)自身のルーツである沖縄の山が本命
⑤山に海を見せてストレスを開放したい
⑥小説「人間」のラストで成し得なかった夢
※詳細はぜひ動画を見て頂きたい
又吉さん的にはなぜ顔を作りたいのかはわからないが、誰もやらないので自分がやらないといけない、と力説。
それに対して後輩芸人達は「無理でしょ」「本気ですか?」「山の気持ちはわからない」と困惑気味。
だけどこのやり取りだけでも面白いし、又吉さんの突っ込みも面白い、なによりどこまでネタなのか本気なのか、とても先が気になる。
それでは本当に作るとした場合の考察をしていきたいと思う。
大きさ的には奈良の大仏の数倍くらいを想定、説明の絵を見る限りでは5倍くらいに見える。奈良の大仏が18mだから、100m弱の顔を作る事になる。
同規模の建築ですぐ思い出すのは、アメリカのラシュモア山の大統領の彫像。こちらも大きさ18mで、非常に硬質な花崗岩への掘り込み。400人の作業員が14年かかったとの事。
イースター島のモアイもサイズは最大20m程で、重量20トン。やはりこれと比べても数倍大きな顔になるはずである。
場所は沖縄との事なので、まずは標高の高い所から検討してみる。
与那覇岳(よはなだけ)、沖縄本島で最高峰、標高503m。
本島にこだわらないのであれば石垣島の於茂登岳(おもとだけ)、標高525.5m。
google mapの3Dで見てもらえばわかるが、標高が高いので海を見下ろすには良いはず。ただその作った「顔」を下の海辺側から見る「観光資源」としては小さくなり難しい。
今の段階では、コンセプトがわからないので商業的になりたつ、もしくは観光資源として作成を検討しているのかもわからない。行政と組んで国立公園内に作る話として進めるのか、土地自体を買い取るか貸してもらう方向にするのか。
モチーフは本当に絵のようなただの人の顔なのか、ラシュモア山のお笑い版としてBIG3の顔を彫り込むなどで意表をつくのか、沖縄の巨人モチーフをもってくるのか、など考える事はたくさんある。
※伊江島の「カタンナーバ」、佐敷町の天人「アマンチュ」など
エンターテイメントに振れば振るほど、クラウドファンディングなどで資金を集めやすそうに思う。他には京都の「大文字焼」のように町から見える範囲で、山の中腹に燃え盛る「顔」を作るというのはどうか。あれも建築ではないが規模感的には100m近くあるはず。一夜限定とかであれば一番現実的かも知れない。
今後の展開が非常に楽しみである。
完成予想図やプロジェクト概要等をバリバリにつくって、現実味を帯びたところで終わりそうな気がする。
後輩芸人「そういえばあの山、ハブ出ますよ」
又吉さん「あかんやん、撤退や」
テロップ ~完~
みたいな。
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