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CHATGPTでRPGやってみたらガチでAIに振り回されて驚愕してAIをコントロールしながらアドバイスを受け入れながら共に歩もうと思った話。


CHATGPTを使ってオリジナルのRPGを作ってみるアイデア。

ChatGPTなるものが話題になっていたので登録してみたけど、無知でいじってみて返答された答えも微妙なものだから、なんだAI、みんなが騒ぐほど大した事ないじゃん…ってはじめは、思った。

でも、なんでそんなに話題になってるんだ?
って色々と調べて見たら…
えっ、そんな色んなことできるんだ。
えっ、テキストタイプのRPGできるんだ…!
すごいじゃん!

…ってことになり、調べてみた情報を基に自分なりにルール作って
プレイしてみたけどTRPGの知識があまりに乏しく行き詰まってしまった。

AI大したことないな…と思ってたけど。
実はそう思いこんでいたオレ自身が大した事なかった。
ってことに、ようやく気づく。

せっかく興味も湧いてきたものだから投げずにもう少し詳しく
調べてみようか…
という事になり、Google先生で「CHATGPT RPG」で検索。

note内でRPGプロンプトを公開している方を見かけ、コレはイイかも!
と思い、ChatGPTにプロンプトを改めて入力してプレイしてみた。


結果…エラいドラマが展開して、驚愕。
軌道修正しつつ、物語は今でも続いている。

はじめて触れたのは、ほんの一週間半前の話。
こんなに短期間で世界観が変わるのかと、ショックと混乱を散々…
イヤというほど、体験した。
それでも、空き時間にAIにがっぷり四つで喰らい付いた、レポートです。

AIに、呑まれる。

プロンプトの設定ではスタート設定は「王様の謁見室」だった。
ココは色々と設定変えてもまた違った展開になると思うけど、まずはそのままスタート。

こんな物語が展開した。

それでは、王との謁見室にレイン(主人公、自分がプレイヤー役)がいるところからゲームをスタートしましょう。

王の謁見室は広く、豪華で、大きなテーブルと高い椅子が並んでいます。玉座の上には、王が眠っています。彼は黄金の王冠をかぶり、赤いマントを身に着けています。彼は手にした杖を使い、テーブル上の地図を指しています。

「ようこそ、レインよ。。私たちの王国に来てくれてありがとう。私たちは、現在、重要な問題に直面しています。王国の近くにある古代遺跡に、ある魔法使いがいて、その魔法使いに国宝を奪われてしまいました。その国宝(以下、アーティファクト)が我が国を守護とバランスを保っていたのですが、我が国は失踪事件、内乱、疫病、災害などが頻発し、ありとあらゆるバランスを失いかけています。

そのアーティファクトを手に入れることが、私たちの王国を守る唯一の方法なのです。 しかし、この古代遺跡には多くの危険が潜んでいると言われています。勇敢な戦士であるRein、あなたにこの重要な使命を託したいのです。どうですか、協力してくれますか?」

これ、1部抜けがあってフォローで少し手を加えたものの、AIチャットボットがほぼ創ってくれたものですよ?

ここでもう、やられた。
完全に呑まれた。
エラい時代になったわ、ホントに。
ウソだろ…本当にそう思った。

あと、自分が演じるキャラクターを紹介しよう。
肖像画も実はプロンプトをChatGPTに考えてもらい、
画像生成AIサイト「Craiyon」で作成。
どうせならとことん、AIに協力要請してみようじゃん。

というわけで紹介しまーす。
戦士/僧侶のReinさんでーす。

いろんな候補上がってきたけどこの画像が神懸ってたので採用。イケメン!

◆プロフィール
Name:レイン (Rein)
Race:人間
Class:戦士/僧侶
Skill:剣術や武術などの格闘技に優れている。弓や投擲武器などの遠距離攻撃に優れている。僧侶経験から得たヒールと祈り。
Weakness:疲れやすい
(長時間の戦闘や移動によって疲れがたまりやすい)。
Level:1
Experience:19
Gold:1,000

◆能力値
HP:7
MP:8
STR:6
VIT:7
AGI:7
DEX:10
INT:3
LUK:7

AIと打ち合わせして弾き出したものです。

…自分はそんなに実際のTRPGのことはよくわからないんですけど、多分こういうのって、今までだったら色々考えたり、なやんだりして色々イメージ膨らませながら創るものだと思うんです。時間をかけるからこそ愛着も湧くし、自然にお気に入りだったりすると思うんですよ。

でも…
実感としては、ものの15分くらいでここまでイケるのはすごいなと思った。
なに…この、インスタント感。

どんなに混乱に打ちのめされても、冷酷無比に話は進むんですよ。
AIチャットボットにすっかり圧倒されちゃって自分がRPGの主人公であることを目的をすっかり忘れ、オレことReinさんはフラフラと街へ出ます。

不意にパーティーを募ろうという発想が浮かび、チャットボットと延々とお話し合いをした結果、『街の中心部に冒険者を募る掲示板などがあります』ということで掲示板に行き以下のような募集をかけました。

【募集内容】 パーティーメンバー大募集!

【募集条件】 ・レベル:1以上 ・職業:戦士、魔法使い、盗賊、僧侶、エンジニアなどご自由にどうぞ。 ・冒険スタイル:アクション志向、探索志向、作戦志向 どちらでもOK

【募集人数】 2〜15名程度

【募集期間】 本日から2週間後まで

【連絡先】 レイン(Rein) 掲示板または冒険者ギルド内の案内係まで。 お待ちしております♪(^^)

チャットボットに募集テンプレートを聞き出し、自分の希望を考えたものを清書してもらった結果

【AIに挑戦した結果、カオスに突入】

やりながら、自分の悪いクセが頭をもたげた。

「集まった人数が多い場合はどう言う反応をするのか?」
この答えは…正直、面白い発想かなと思った。
ためらいましたけど、思い切って実験のつもりでやってみました。


『驚きです。15名の応募を考えていましたが100倍の1,500名、集まりました』

って、いうようなことを書いたのですよ。
冗談のつもりでね。

Reinさん、さすがに…
それはないですよ、常識的に…。
っていう反応をチャットbotに期待して、待った。

そしたら、GM役のチャットbotが一言。

“それは驚くべきことですね!1500人もの応募者数は、一体どのようにして処理するつもりですか?必要な人数を見つけるためには、どのような方法を採用するつもりですか?”

( д) ゚ ゚

ガチですか?
ノルなよ、受け入れるなよ、ツッコんでくれよそこは!

いったいオレはどうすればいいのだ(-_-;)
んー、あみだくじで決めます?

( д) ゚ ゚

常識的な回答ありがとう\(^o^)/
結果、やりました。
応募要項、必死こいてちゃんと作りました。

うーんw
これって、RPGだよね?って葛藤しながら。

以下が改めて清書された【選考基準】です。ご確認ください。

【選考基準】

1.レベルや装備の適正度
・レベル1〜3の方を10名募集
・徒歩や馬車での移動ができる方を募集(極端な軽装や重装備の方はお断り)
2.冒険の経験値やスタイルのバランス
・レベル7〜10の方を5名募集
・初心者レベルの方をサポートできるベテラン冒険者、戦士、魔法使い、僧侶など、職業は問わないが、「ベテラン」と自負できる方を募集
3.コミュニケーション能力や協調性
・冷静さと情熱さを持ち合わせている方、歓迎
・集団行動時にマナーを守れる方、大歓迎
4.プレイ時間やスケジュールの都合
・昼間に共に動ける方を募集
・夜中などの危険な冒険は例外を除き、回避する

5.その他
礼儀を重んじ、ユーモアさをも持ち合わせている方を歓迎

以上、よろしくお願いします。

実にホワイトカラーな応募条件ですよ。
AIにフィードバックをもらいながら、ね。

この選考基準を応募してくれた方1,500人に送りました。
まぁ、20人くらいに絞ったってことにしたわけですよ。

そうしたら…AIチャットbotの答え。

次は面接を行う前に、応募者にプレイスタイルや目的などについてアンケートを取ってみるのも良いかもしれません。

( д) ゚ ゚

あのさ、RPGだよね?
本当にやるの?
やる気あんの?

オレ…誰と打ち合わせしてるのかな…

AIだよね?

すごく不安になった。
ほんとにエラいことになった。
1,500人なんて書かなきゃよかった(泣)

まぁ、コレも勉強とばかりに気を取り直し、アンケートをチャットボットと打ち合わせをしながら作成し、配ってください…とお願いしました。

まぁ、アンケート結果が吐き出されましたよ。


…20人分。

あ…ありのまま
今、起こった事を話すぜ!

「おれは純粋に、シンプルに…ChatGPTを利用してTRPGを楽しもうと思ってはじめてみたら、いつのまにかAIの言われるがままにパーティー結成のための面接前の20人アンケートを延々と読み続けていた」

な… 何を言っているのか・・・・・・・・・
わからねーと思うが・・・・・・・・・ 

おれも・・・
何をされたのか・・・・・・・
わからなかった・・・・・・・…

頭がどうにかなりそうだった…
催眠術だとか超スピードだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ

もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ…

漫画「ジョジョの奇妙な物語」ジャン=ピエール・ポルナレフさんのセリフ。
通称:ポルナレフ状態。

実際に、ヒィっ…て、白目を剥いて身震いした。

実際に。
普段の日常生活でヒィ…って、白目を剥く事って、あんまりないじゃないですか。

本当にヒィっ…て呟いて白目剥きましたけど、なにか?

とりあえず気を落ち着け…

『3人目。』

と、答えました。
もう、コレで覚悟を決めた。
このあとちゃんと…20人分、実際に読みましたよ。

ついでにGMにアンケートについてダメ出し喰らいながらレポートも書きましたけど、なにか?

※この時点で面接すらも行っていません。

俺…なにやってるんだろう。
ただ単に、RPGを楽しみたいだけなのに。
完全にAIに囚われ、呑まれてる。
それだけは…それだけは…
ハッキリ、自覚した。

勝手がわからず、やり取りもグダグダな中、謎に冒険者ギルドの主人と30分ほど打ち合わせを行い、冒険者ギルドの一室をお借りするという形にまとまり、20人と面接を行い(ちなみに、すべてAIが演じております)カオスの中で、ようやく6人のパーティーが決まりました。

何回も言いますけど…
これはGM役のAIチャットボットとしか対話してません…

ガチです。

【AIが出力してきた、映えあるメンバーたち】
①Name:レイン (Rein)
Race:人間
Class:戦士/僧侶

②Name: エリアス
Race: 人間
Class: 魔法使い

③Name: リオ
Race: エルフ
Class: 盗賊

④Name: ユウキ
Race: 人間
Class: 投擲家

⑤Name: リン
Race: 人間
Class: ヒーラー

⑥Name: 太郎
Race: 人間
Class: 料理人

⑦Name: ChatGPT
Race: マネージャー

このプロセスを現実世界と平行で混乱の中、3日で創りました。
仕事とかPTA活動もしながらね。

集合場所は1週間後の冒険者ギルドで会いましょう…
という事になり、どうにかどうにか、話がまとまりました。

『1,500人募集騒動』のおかげで、なにをするのかすっかり忘れていたので過去ログを見て、目下の目標を思い出した。

整理しようと思わずExcelでまとめたもの。
ログが重いし。

“王様はあなたに、町の騎士団が消えたという情報を与えられ、その調査を依頼してきました。準備ができたら、出発しましょう。”

あ、そうだったんだ(笑)
あまりの展開に脳が追いつかなくて忘れていたよ💦

せっかくだから、騎士団の名前とか決めようと思い、騎士団メーカーでそれっぽい名前を決め、紋章も上記にリンクしてある「Craiyon」でプロンプトを打ち込み、それっぽい紋章も作りました。

できた紋章がコレ。

神聖なるベヘテパ騎士会の紋章

・『神聖なるベヘテパ騎士会』
・消息不明人数…250人
・調査は単独行動。

もう…軌道修正でなかば強制的にそういう事にしました。
ようやく、RPGな展開になって参りました。

【まとめ】

・なぜ、世間が良くも悪くも話題にしていたのか。実際に触れてみてわかった。とんでもないものを人類は創ったな…とつくづく実感しています。
・調べたり、聞き方に正確性や具体的な言葉を求められる。脳みそだけじゃない、普段使ってないところを動かす感じがして、言葉にならないです。
・新鮮なショックだった。PCも使うけど、iPhoneで片手で触れられるのは急激な進歩を考えると、楽しみやら恐ろしいやら。
・AIに依存しがちだけど…一度離れて、自然に触れ、心を落ち着かせて…
ちゃんとどういうふうに扱えばいいのか?
自分なりによく考えて扱うと、このツールは面白いと思いました。

AIに一度呑まれると、えらい目にあいます。
話題で大盛りあがりもいいけど、冷静になろう。
俺みたいに、なるな。

【追記】

冒険は実は続いています。
TRPG初心者ですけど2-3個くらい軽い冒険をこなし、慣れて来たところでパーティーも導入し…今、近場の砂丘洞窟探検に出かけています。
冒険の話はまた、別の機会に。

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