60代老害から見る老い方
私の職場に64歳の嘱託社員がいる。
元からその気はあったがここ最近酷いのが『終わりが見えてきたから色んなことがどうでもいい』という部分。
元から組織の不和を求め、人の噂が好きで憶測で物を語り、色んな人が要らぬ争いをするように持っていき刺激を楽しむという正直言ってとても尊敬には値しない生き方をする方でした。
現代の60代と言えばまだまだ活躍の場があり色んなことをまだ取り込めると思いますが彼はそうではありません。
新しい物をとにかく嫌い、口をひらけば『どうでもいい。興味がない』と話はそこで終わるわけですね。
仕事においても『なにしに来てるかわからん!』と自ら言い続けている。だったら早く辞めてほしいものだ。年金のため65まで粘っているに過ぎないのだ。そしてまともな仕事はしてくれず結局私や責任者が全て確認しケツを拭くお世話をしないといけないわけです。
『助け合い、補い合って仕事をしましょう』と話しても『できるもんがやるもんや』と聞き入れません。
弊社は人手が足りず居たとしても何の役にも立たないちょっと駆け込み寺過ぎる職場なのです。昔はそうでもなかったんですけど色々と方針が変わって今に至るわけですが。。
ですのでこのような不届き者も上司は蔑ろにできないのです。嘱託でも居てくださる方、という扱いときたものだ。
現在私はこの所謂『老害』と仕事をしていて毎日ストレスがとてつもないです。
何か頼み事をしても『しらん!分かることしかやらん!』とピシャリ
では教えますので、と言っても『今更新しいこと覚えられるか!』と聞き入れません。
この老害、帰れば顔も合わせたくない妻がおり、とにかく休みはフラフラと飲み歩く日々。
旅行とか行かないんですか?と聞けば『絶対いや!興味ない!嫁と同じ時間を過ごすのもいや!』と話せばとにかく損なことしか返ってきやしない。
現在まるで会社に来られていない若い子がいるのですが良い子、真面目、しかし精神的なところで引きこもってしまいました。特に問題な点はない子でこの老害とは喋る機会もなく何の接点も無いのだが毎日この休んでいる子の悪口を言う。
『ほんまええ会社。あんなもん普通クビや!たまに会社くるけどよう何も気にせんとひょうひょうと来られるもんや!』とボロクソ
ちなみに私はその子と話すのだが断腸の思いで不安な中頑張っている。迷惑をかけているから早く元気に復帰したいと言っていた。
なぜ老害は憶測だけでボロクソ言えるのか。
休んでいると社会保険料など全て会社が立て替え、月末に請求するわけだがその請求の書類が責任者のデスクに置いてあった。
責任者もそのような書類を簡単に目につくところに置かないでほしいものだ。
この老害は責任者のデスクが大好きなのだ。
とにかく噂好きで情報収集をしようと夜勤中に舐めるように調べている。
そしてその書類を見つけ『⚫︎万⚫︎千円の請求や。それが嫌なら早く辞めることやな』と私に漏らす。
正直つもりにつもって私も我慢ならなくなってきた。
『なぜそんなことを言うんですか?早く辞めてほしいんですか?』
と問うてみた。すると
『興味ない!!どうでもええあんな奴!』
正直言って毎日の言動行動から興味がない人のそれではない。話がどんどん通じなくなっている気がしてきた。
私も夏頃2ヶ月ほど休んでいた。その際もずっと連絡してきた。そして仕事を辞めたら面白いと思っているらしく転職しろ転職するしかないお前に戻る場所は正直言ってないぞともはや脅しでした。めんどくさいから無視していたら無視するなと連絡も来る始末。
私のいない間に私の言ってもないことを色々と広めてくれて本当に戻りにくい職場にしてくださいました。私が休んでいる原因はこれとこれとこれと、と憶測だけで色んな人に話してくれたようで要らぬ敵がたくさん増えました。困ったものですね。
同世代に私の親がいるわけですが、全くこのような存在ではない。新しいことを学ぶ能力は少しずつ落ちてきているがまだまだサブスクに入ったり最新の情報を取り入れたり、会社のアナログな部分をデジタル化するように改革していったりと立派なものです。同じような時間を生きてきた人でもここまで老いの差があるのかと実感します。
つまり、色んなことに興味を持って色んなことを考え行動していかないとあっという間に取り残され頭の硬い、若い者たちから嫌われる『老害』へと変貌してしまうわけです。変わらないことで変貌するというのも面白い話ですね。
いつだって自分と戦わないといけません。老いは自然の摂理ですけどもある程度抗わないといけない。若くてもジジイくさい人はたまにいる。私も未だに2000年初期のアニメやゲームをしているため老害コースにいるのかもしれないと思うとゾッとします。
嫌いな自分になってしまわないよう抗っていかねば