極論で語る20-30代の男性ファッション
序文
「服って正直興味ないし今まで適当に着てたからよく分からんけど、そろそろいい年だしちゃんとしないといけないのかなあ」という男性向けの簡単なまとめ
完全に個人の意見かつ基礎未満の知識もない人向けに断定口調で書いている。
はじめに
ファッションの前提は、『スーツスタイルが1番格が高くて真っ直ぐかっこいい』
きちんと見られたいだけであれば、スーツスタイルに近い『格が高い』服装をジャストサイズで皺なく着れば達成できる。
ファッションリーダーを目指してなければそれ以上の理解はいらない。
服の格について
形状>生地>装飾の順で決定される。
・形状=服のジャンル、襟
ジャンルとしてはスーツスタイル(ジャストサイズのジャケットとYシャツとスラックス)を頂点として、そこから形状が離れていくごとに格が下がる。
襟は丸首が底辺として、Vネックのように下に凸になるか、タートルネックのように生地が多くなると格が上がっていく。オーバーサイズは少し格が下がる。ぴちぴちはかなり下がる。
ズボンは足首に向けて細くなっていくテーパードが格が高い。
・生地=素材と分厚さ、色
シワがなければ格が上がる。適度に分厚い方が格が高い。素材で言うと革>ウール>綿>化学繊維のイメージ。編み方はニットは格が高く、デニムは低い。色は黒白紺が格が高くて鮮やかになるほど低い。
・装飾
柄>金属部品>ポケットの順で格に影響する。
柄はヘリンボーン、千鳥柄などいい感じのやつはアリだが、それ以外はあると格が下がる。チェックは多くの場合下がる。イラストはもっと下がる。ブランドロゴはブランドの価格帯によって加点にも減点にもなりうる。部品やポケットは最低限の必須パーツ以外は少ない方が格が高い。
・その他
TPOに合っている、季節感があるなどの要素で格が加点される。
・例
アニメTシャツは襟が丸首、素材が薄い綿、柄がアニメイラストなので格がとても低い
ネルシャツは生地がクタッとしていて柄があるのでYシャツの形状の中ではかなり格が低い
セーターは冬に着ると羊毛、ニット編み、季節感ボーナスでかなり格が高い
カジュアルダウン
ただし普段着としては格は高ければ高いほどいいわけではない。全体として少し格が高めかな、くらいの塩梅が求められ、スーツ一式は格が高すぎて逆に変。だから格の低いアイテムを織り交ぜて、日常のレベルまで格を引き摺り落とす必要がある。これが所謂『カジュアルダウン』。
Tシャツやパーカーなどの普段着の中に、ジャケット、Yシャツ、スラックスを『3種の神器』として、1つか2つ取り入れるとバランスが良くなりやすい
Tシャツとジーンズの上にジャケットを羽織る、パーカーにスラックスを合わせるなど。
色合わせ
原則として『白黒を抜いて相性が良い色を2色まで』
くらいがコントロールしやすい。カラーイラストが書いてあるTシャツは既に色数をオーバーしているので、柄の中にある色のアイテムを選ぶと良い(所謂色を拾うというやつ)。
青系統はいろんな色と合わせやすく、特に紺色はほぼ全ての色と合うので便利。
究極を言うと全ての服を白黒紺と残り一色で揃えれば、どんな組み合わせで着ても破綻しにくくなる。
実践的なまとめ
なんでもいいからきちんとした服を着たい=シワのない襟付きのアウターを羽織れ!
Tシャツを固定とするなら、ジャケットやカーディガンなどの綺麗めなアウターを羽織ると1番簡単に綺麗に決まる。色は黒、紺が合わせやすい。ジャケットやウールのカーディガンでも家庭で洗える奴があるのでそれを選ぶか、何着か用意して洗わずに1シーズン着回してまとめてクリーニングに出すと管理も楽。春秋はそれだけで乗り切れる。
冬はコート、セーターさえ良いものを買えば後は適当でいいのでとても簡単。
夏は上はどうせみんなTシャツなので、ズボンの生地とシルエットがいいやつを買うのが良い。