「これだ!」の快感。
小説を書いてて、そこにピッタリな言葉を見つけられたとき、ものすごく嬉しくなります。
逆に、「こうじゃないんだよなぁ」っていう違和感のある言葉しか書けないときは、ものすごく気持ちが悪い。
そこばっかり、永遠に考えちゃいます。
登場人物のセリフだと、その違和感にもすぐ気づけます。
それに、その違和感の理由にも気づきやすいんです。
「この時の気持ちは、この言葉じゃないな」って。
でも、そうじゃない文章部分だと、「この違和感、なんなんだ?」って、その理由から探ることになるので、わりと大変。
「なんで違和感あるんだぁ?」って、前後の文だったり、その人物の背景をもう一度振り返ったりします。
でも、その時間が結構たのしかったりもするんですよね。
それに、その違和感の理由に気づいて、さらに、「これだ!」って言葉を見つけたときは、とんでもない快感です。
誰とも共有できない喜びを、一人でかみしめます。
この時、「俺、やっぱり書くの好きなんだろうな」って思います。
大変な作業が楽しいと思える。
その時、「書く」という活動に対して、俺にはやっぱり「これだ!」って思ったりもするんです。