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小学校入学前の住む場所選び活動「小活」ナビ、はじめます

初めまして、こんにちは。見に来てくださりありがとうございます。このnoteでやっていきたいことを書いていきます。


問題意識

今、日本の学校教育がより良くなるよう、さまざまな方が、さまざまな角度で、議論したり行動したりしています。私も、そのうちの一人として自分の時間やエネルギーをそこに使っているのですが、より私が私らしく、私の力を発揮できるところは何だろうと考え続けています。その中で、見えてきたことがあります。

  • 子どもを育てる親として、わが子に通ってほしい学校と地域を、主体的に選ぶこと

  • 主体的に選ぶということを通じて、学校づくり、地域づくりに、自ら関わっていくこと

  • そのように関わっていこうとする人の、手がかりや支えになるような情報を集めて届けること

それが今求められているのではないかと考えています。

学校を取り巻く社会の状況

もう少し具体的に書いてみます。
今、日本の学校教育が過渡期にあると多くの人が言っています。
・長期欠席の小中学生が30万人
・悲しいことに自ら命を絶ってしまう子どもたちが一年で500人
・教員不足、先生のメンタルヘルス、働き方の諸問題
・急激な少子化、地域ごとの人口動態の変化、等

そんな中で、学校の状況は多種多様で、非常に大まかに分ければ
①時代に合わせて変化できている学校、変化しようとしている学校
②時代に合わせた変化ができていない学校、変化しようとしていない学校
③これから新しく始まる予定の学校
④狭義の学校ではないが、フリースクール、オルタナティブスクールなど広義の学校

などがあるうえ、そして状況は常に変化しています。

日本全国のあちこちに、時代に合わせて変化できている学校があり、それぞれの子に合った学校が選びやすいようになっていればいいですが、現実は残念ながら違います。残念ながら、②が相当程度多数派(に見えている)、①③④を全部合わせてもまだ極めて少数派(に見えている)というのが実態ではないでしょうか。

そんな社会状況で、わが子が通う学校をどのように決めるか。わが子が通う学校がどのように決まるか。

わが子が通う学校をどのように決めるか

わが子が通う学校「を」どのように「決める」か。わが子が通う学校「が」どのように「決まる」か。

それは多くの場合、住む場所によって、ほとんど決まってきてしまうのではないでしょうか。

言い換えると、「多くの人が、ほとんど意思を持たない(持てない)まま決めてしまっているのが現実」という意味でもあるし、「意思を持って選択したくても、選択肢がほとんど無いのが現実」という意味でもあります。

まず、小学校入学の段階だと。私立の小学校は、約1%。そしてそのうち約半数は首都圏。結局ほぼほぼ公立です。そして公立小学校の中で学校選択ができる自治体や制度もわずかです。結論、家族が住む場所を決めたとき、学校もほぼ自動的に決まるわけです。

これが、高校入学年代になれば、通学可能距離も伸びますし、寮に入るとか、通信制高校とか、最近は地域みらい留学などの仕組みもあり、家族が住む場所の生活圏を超えた学校選択が可能です。同じ圏域の中にも、公立・私立、学力による棲み分け、普通科以外の商業や農業や工業科、などと選択肢が出てきます。

そうなると、鍵になるのは、小学校入学段階で、家族がどこに住むのか。それが学校選びの主たる分岐点になるということです。(もちろん小学校の途中で移住や転校は可能)

加えて言えば、この数年、不登校人数が増加しているのは、小学校低学年です。学校に合うか合わないか、小学校入学前後は、重要な節目の一つです。親にとっても、第一子の小学校入学が、「学校に通う子の保護者」としての最初の一歩になります。

わが子に通ってほしい学校と地域を選ぶために、私の家族はどこに住めばいいか

子どもを育てる親として、わが子に通ってほしい学校と地域を、主体的に選ぶためには。という命題を置いたとき、次に必要になるのは、「私の家族はどこに住めばいいか」ということになります。

その判断をするためには、情報が必要です。例えば、上記①のように、素晴らしい取り組みをしている学校の存在はとても大切で、その考え方などは是非広まってほしいわけですが、日本で学齢期の子どもを育てる数百万家庭(例えば小学校一年生は約96万人)のニーズからすればかなりニッチな情報でしかありません。

また、例えば「教育移住」というキーワードの記事も出回っていますが、ごく限られた体験談や、海外移住などのやや縁遠く感じる話が多いように感じます。

それよりむしろ、多くの人にとって、現実的に検討のための資料となったり、行動するときの後押しとなったり、具体的なメリットを感じられる情報が必要ではないでしょうか。

その意味では、ごく限られた個々の学校の情報ではなく、公立小中学校を擁しており、学校教育方針、学校教育予算、教員の人員配置、などに強く影響している自治体(都道府県や市区町村)に着目して、その情報を集め、編集し、必要とする方に届ける、ということが今求められているように思います。

これから始めること:情報収集・編集・発信

学校教育に関して、時代に合わせて変化できている、変化しようとしている都道府県や市区町村の情報を集め、編集し、必要とする方に届ける、ということをこれから行っていきます。

「時代に合わせて変化できている、変化しようとしている」とはどういう状態か。
👉それは例えば、自由進度学習の研究と実践が進んでいるとか、インクルーシブ教育に最新の知見を取り入れているとか、コミュニティスクールが名ばかりではなく実際に充実しているとか、教育予算をしっかりと当てているとか。そうしたいくつかの観点を定義づけしようと考えています。

いつ、どこで、誰が、どのように、それをするのか。
👉当面は、このnoteで、私個人が、不定期で、進めていきます。

共感してもらえる方、力を貸してもらえる方、情報提供してくださる方、発信力をお持ちの方、興味があればぜひ一緒にお願いします。一人では難しいことなので、たくさんの方のお力が必要です。是非一度ご連絡ください。

連絡先:
syoukatsu.navi.2024[at]gmail.com
[at]を@に変えてください

最後までお読みいただきありがとうございます。

小学校入学前の住む場所選び活動、略して「小活」(造語)。第一子が小学校に入学する前、わが子・わが家に合う学校や自治体がどこなのか、多くの人には情報が足りません。学校教育が大きな過渡期にあるといわれる今、自分たちに合う学校や自治体を上手に選べるように、親御さんの助けになりたいです。

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