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私立小学校合格者の傾向が大きく変わりつつある!!上位校を狙うなら、早慶対策が合格への近道

こんにちは。
いつも読んで下さってありがとうございます。
2024年度生に対する洗足の試験内容の変化について、皆様よくご存知だと思います。
それに象徴されているのですが、これまでの合格者とここ2.3年の合格者(学校によって変化した時期が異なる)、特に女子校で大きく変わっているのだそう。
所感だけの不確かな情報は書けないため、こちらは筆をとるまで時間がかかりました。子どもの通う学校の考査は、かなり以前より非認知能力をみる内容でしたが、歳を追うごとに学年カラーが変化しており、より以下に示す5つの要素が強くなっていると思っています。

どんな子が選ばれる様になってきているのかというと、
ズバリ"非認知能力"が高い子ども。
簡単に誤解を恐れずに言えば、慶應や早稲田の試験で評価される子どもが、女子校でも同じ様に評価される様になったという意味です。年々その傾向が強くなっており、幼稚舎や早稲田でも、選ばれる子どもの特性に変化があります。
以前は早慶にご縁があっても女子校は全滅なんてケース、珍しくありませんでしたが、今は、一部の限られた女子校を除き、その様な心配は極めて少なくなってきていると思います。

それではその非認知能力とは具体的にどこを見るのかここから書いていきます。

子どもの非認知能力とは、学力や知識のようにテストで測れる能力ではなく、主に性格や行動に関わるスキルのこと。これらの能力は、学業成績だけでなく、将来の社会生活や仕事においても重要な役割を果たします。具体的には、以下のような能力が含まれます。

  1. 自己管理能力:時間管理や感情のコントロールができる力です。例えば、宿題を計画的にこなすことや、失敗しても前向きに捉えて次に進む力が挙げられます。試験では、時計を用いた時間管理や、幼稚舎、早実で実施される同じ若しくは類似した行動観察の繰り返しは、正にここが見たくて行われていると言えます。

  2.  対人関係能力:他者と良好な関係を築き、協力する力です。友達と上手にコミュニケーションを取ることや、チームでの協力が求められる場面での対応力などが含まれます。行動観察に加え、時間時間外も評価されているのではないかと思っています。また、2024年度生向けの幼稚舎では、絵画でもコミュニケーションを考査に組み込み、その力を評価されました。

  3. 共感力:他人の気持ちや状況を理解し、思いやりを持って接する力です。他人の立場に立って考えることで、トラブルを円満に解決することができます。早実では、行動観察の中で敢えて人数分の道具が用意されない事もあります。自分を主張しながらも、公平性や思いやりの気持ちをもってかかわれるかもみられています。

  4. 意欲・動機付け:学ぶことや新しいことに挑戦する意欲です。自分の興味を見つけ、それに向かって努力する姿勢がこれにあたります。どの様な課題にでも意欲的に取り組む事ができているか、大切な評価の視点だそうです。入学後の事を考えてみて下さい。1人でもクラスに意欲が低い人がいると、雰囲気はぐっと変わります。逆もしかりで、皆が気持ちがのらない時にも1人意欲的に取り組む子供がいれば、周りはそれに引っ張られるのです。このマインドを育てるには、子供への寄り添い、子供が感激しない事にも親が感激する姿勢が大切。できない事は指摘しません。ここの学校に通いたいという本人の思いもとても大切になります。
    5. 問題解決能力:課題や困難に直面したときに、自分で考え、解決策を見つける力です。創造的なアイデアを出すことや、論理的に問題を分析する力が求められます。これは近年最も注目されている要素!目新しいペーパー問題、エッジの効いた絵画の課題、複雑なルールの行動観察、、問題の傾向もしかりですが、先生方は子供を観察し、僅かな反応からもそれを評価しています。日常生活の中で、常に疑問と向き合って時間を過ごしているのかが物を言います。

このように、非認知能力は子どもの総合的な成長と発展に不可欠であり、バランスの取れた教育が求められることがお分かり頂けたと思います。これからは詰め込み式の訓練を受けただけのお子様には難しい試験になる事が予測されます。

以下は余談となりますが、非認知能力の重要性は近年の研究によってますます明らかになっています。
これらの能力は、単に学業成績を向上させるだけでなく、社会的成功や幸福感にも深く関わっています。以下、なぜ非認知能力が重要視されているのかを示します。
1.職業的成功
管理能力や人間関係力の高い人が成功を収めやすいです。
2.社会的関係
人間関係力の高さから、家庭内の環境をはじめ、どこでも安定した環境を築く事ができるため、精神的な安定が高まり、ストレスに強く育ちます。
3.精神的健康
自己管理能力や問題解決能力を持つ子どもは、ストレスや困難な状況に対処する力が強くなります。
4.教育政策の見直し
知識偏重型の教育からぜんじんてきな成長を目指す教育へと転換が進んでいます。
5.長期的影響
幼少期から、非認知能力を伸ばす事で、長期的な視点で子どもの成長が促進され、社会全体の幸福感や生産性を向上させ、持続可能な社会構築に寄与します。

まとめると、非認知能力は子どもの全人的な発達において非常に重要な役割を果たします。
これらの能力を育むためには、家庭、学校、地域社会が一体となって支援することが求められ、家庭だけでも学校だけでも取り組む事が難しく、環境が極めて重要。
早期から最良の環境を選び、意識的な取り組みが子どもたちの将来の成功と幸福に繋がるのです。
だからこそ、その教育が実現可能な私立小学校はこの様な視点で生徒を選ぶ様になっているのです。

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