少牌マイティ オープンリーチの使い所
「オープンリーチ!!」
と叫びたい、叫びたいのは分かるんですが、毎回やったらいいカモです。
追っかけならば、ある程度ラフで構いませんが、先制オープンはなかなかシビア。
ただのリーチなら、攻撃力UP & 相手をおろすで、バフとデバフがかかりますが、オープンリーチのデバフ効果は0。
使い所を間違えると手痛い返り打ちにあるんで、使い所を考えていきたいと思います。
ノベタンくっつき
序盤のノベタンくっつきはオープンで良いでしょう。
まあ、これは言われなくても皆さんそうしてそう。
ちなみにノベタンくっつきとは並びの4枚+頭の形です。
参照: くっつきテンパイ
上の場合は、待ち牌が30枚のオタ5
(①~⑧9の九面張-自分で使ってる牌 =9×4‐6=30)
③④⑤⑥の部分がづれていくと
②③④⑤→26枚 オタ4
①②③④→22枚 オタ3
オタ3は他にも
③⑤⑥⑦、⑤⑥⑦⑦があってこれも22枚
これからは経験則ですが、オタ3オープンは結構しくってるのを見ます。
あとは、当然巡目による補正もあるので
待ち牌数 ‐ 巡目で20以上ならオープンかな?
あくまで先制の時の話なんで、追っかけとなると話は別です。
注意してもらいたいのは、とんでもなく高い手で追っかけオープンすると、他家に差し込まれるリスクがあります。
また、飛ばしてトップ終了、頭候補がダブ東とか伏せるケースは山ほどあります。
無理やりセオリー化
20<待ち牌数 ‐ 巡目 = オープンリーチ
ダンラスの親
点棒がないとき、破れかぶれでオープンしてたら完全に鴨
だけど、和了り確率が極度に落ちなければオープンはありだと思います。
場面は、一人沈みのダンラス、満貫一回くらいじゃ着順変わりません。
リーチして安めが出ると、メンタンしかなくて焼け石に水です。
ここでのオープンは賛否両論あるでしょうが、どうせ⑤⑧47なんて出和了りしづらい牌なのでオープン行っちゃいましょう。
これで上手く立ち回れて他家に和了られたとしても、それは伏せても(普通のリーチでも)かわさてる思いましょう。
注意としては、オープンするなら最低でも両面両面以上は欲しい。
あとは待ちが端にかかってる時のオープンは、和了確率が落ちてしまうのでNG寄りです。(この心得は追っかけの時にも通じます。)
これまた当然ですが、華の抜き具合、他家の仕掛けなどで判断変わります。
無理やりセオリー化
ダンラス親+6巡目以内+両面両面2~8待ちはオープン
点棒的にやむなし
満貫出てもうれしくないが、跳満ツモるととてもうれしい。
なんて局面が結構あります。
局面1
只今オーラス
南家(自分)18000
東家 39000
西家 32000
原点浮きには跳満、そしてトップになるには倍満必要
なんて時のオープンは強力です。
トップ目でラス親回ってきたの、こういうの被ってラスにされるのは、してやられた感がすごいです。
局面2
またしてもオーラス
南家(自分)14000
東家 50000
西家 26000
2着浮上の為には跳満、浮きには倍満という状況
リーチでツモってもちょうど5翻。よって当然オープンと行くべきところ
打8 ③⑥⑨25 16枚
打⑨ 25847 17枚
と枚数は打⑨優勢ですが、ココは点数狙ってますのでピンフ確定の打8オープンと行きます。
序盤でのダマツモ
待ちが弱いのでダマに構えていたら、あっさり⑦ツモ
もちろんこのままツモってしまうのもアリですが、フリテンオープンも魅力的。
⑤を切ればピンゼン(ピンズ全部待ち)の上、高め一通なのでなる高みを目指してみる価値ありです。
似たようなケースは結構あるので、ツモッたらどうしようかは常に考えておきましょう。
今回は、④⑦が出ればロン、④ツモは和了る、⑦ツモはフリテンオープン
更に手替わりもあるので、テンパった後も休んでいる暇はないのです。
以上 オープンの使い所の巻でした。
*日本プロ麻雀協会の木原浩一のXより引用
自身の攻撃力を高めるバフ効果
相手のアガリ率を下げるデバフ効果
現代麻雀における「リーチ」は
バフ、デバフを兼ね備えた最強クラスの武器です