あたらしいテレビ(2022.01.02)
めちゃくちゃ面白かったあ。
元旦早々「あたらしいテレビ」と言うNHKの新番組を見ていました。(今後続くのかは不明)
タイトルの通り、今後のテレビを始めとするコンテンツ業界について、それを担う人たちが語り合う番組。
芸人や演出家、俳優、ミュージシャン、スポーツ選手。
エンタメ業界の様々な人達が、各ブロックに分かれて話し合うわけですが、中でも1番興味深かったのが18歳以下のインフルエンサーブロックの話。
6名ほどいた18歳以下の若者男女は、現在殆どテレビを見ないと言う。
噂では聞いていたけど、まさか本当にテレビを見ない時代がきていたとは。
見ない理由として多くあがっていたのが、単純に「テレビが面白くない」から。
テレビでやる企画より、YouTubeや配信サービスでやっている企画の方が興味をそそられるし面白いと言うわけだ。
それに加えてもう一つあげていた理由。
「TVガイド欄が見にくい」
新聞や雑誌に細かく書かれてても、文字がずらあっと並んでるだけで読みづらい。YouTubeや配信サイトはパッと見てサムネイルで何がやっているかすぐわかるし、テレビのように時間に縛られることもない。
確かに。なるほどね。
私達の時代までは、新聞だったり雑誌だったりのTVガイド欄から番組を探すと言うのが当たり前やった(なんならちょっと楽しみやった)けど、今の時代はそれが窮屈なことなのです。
うん。それ、私にも少し心当たりがあります。
私はドラマや映画が好きなので、その作品を見た人が書くレビューコラム(SNSなんかで回ってくるもの)を見るのも好きなのですが、せっかく面白そうやなあって思った作品でも、ながあ〜〜〜く紹介されてたんじゃそのコラムを読む気も失せるし、映画やドラマを見るのも億劫になります。
だからこれってきっと若者だけの話じゃないんやろうなと思います。
大人だって今は時間がない。
パッと見て何かわかって、見たい時にすぐ見れる!断然そっちの方が生活もしやすいでしょう。
文章を書く身としては他人事じゃない話です。
きっと今は、このブログなんてもっての外。文章をつらつらと書くのでは伝わらない。
テレビを続けていく上で、変わっていかないといけないのはテレビ制作者だけではないんやなあと実感したのでした。
そんなテレビ離れしてしまった人たちに、いつかテレビを見たいと思ってもらえるような魅力ある言葉を発信できるよう、今は日々粛々と綴り続けるのみです。
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
※2022.01.02に書いたものです。