OTK戸愚呂補足記事
※本記事で使用している画像は全て©BANDAI様のユニオンアリーナ(https://unionarena-tcg.com/jp/)出典です。
僕がのんびりしてる間にkeeleyさんがOTK戸愚呂の記事を書いてくださいました。
keeleyさんのOTK戸愚呂記事
https://note.com/keeley/n/n095b57f49b76
ただ、keeleyさんが気を使ったのか、あの記事は簡易的な内容になっているため、それを補うべく僕の方でも記事化しようと思います。
構築
コンセプト
最終的にこんな盤面を作ってOTK(One Turn Kill)を狙っていこうというデッキです。
レイド戸愚呂2体により全体-2000の効果+2体除去。
これに加えて5戸愚呂の起動メインにより、残った2体のBPを-2000することで、相手のフロントラインの4000/4体(内5000/2体も可)全てを破壊することが出来ます。
相手の残りライフや盤面への依存度が低く、パーツを揃えてしまえばあとはトリガーガチャに勝つことのみというお手軽さがこのデッキの特徴です。
ただし、パーツを揃える過程でライフがゼロになってしまっては元も子もありません。
そのため、各種コンボを使って相手よりも優位に立ち回り、どうにかこうにかライフを維持して生き延びようというのがこのデッキのメインです。
個人的にはたくさんドローして、引いてきた手札で盤面を解決する無惨様デッキに近いものを感じています。
OTKコンボに必要なパーツ
原義におけるOTKで必要なパーツは「アクティブキャラ一枚、レイド戸愚呂2枚、レイド元となる戸愚呂2枚」ですが、ユニオンアリーナというゲームの性質上、状況によって必要なパーツは異なります。
・相手の盤面にBP4000が2体、BP2000以下が2体以上、かつライフが6以下
飛影軸の赤幽白対面等でしばしば遭遇するシチュエーション。
相手が余剰ライフに甘えて4000二体、1500一体のような盤面もありますが、この場合も同様の対処が可能です。
この場合、エナジーラインで8エナ発生+レイド戸愚呂2体+レイド元2体で事足ります。
レイド戸愚呂登場時に全体-1000出来る能力が偉く、2体同ターンにレイドすればBP2000の壁を消し飛ばすことが可能です。
・相手の盤面にBP4000が3体、BP2000以下が一体かつライフが6
アンティーカ対面でよくあるシチュエーション。
8エナ発生状況で手札に5戸愚呂一体+レイド戸愚呂二体があれば盤面全消去しつつの7打点が可能。
ダメ3が二回通ればいいので、最初のダメ3でスペがめくれなければ勝ちます。
最も頻出するシチュエーション。
追加でアクティブな4000が一体いればファイナルケアも可能。
・相手の盤面にBP4000が4体、かつライフが7
これまたアンティーカ対面でよくあるシチュエーション。
この場合、8エナ発生状況でアクティブな5戸愚呂一体+手札にレイド元一体、レイド戸愚呂二体、5戸愚呂一体、ファイナル2枚で盤面全消去しつつの7打点が可能です。
レイド元が盤面に出ている場合ファイナルは不要で、5戸愚呂+レイド戸愚呂2体のみ手札にあれば1ターン7打点が可能です。
なお、6枚叩き割ってスペシャルトリガーが出る確率は約41%らしい。
参考:https://note.com/ochilleclaude/n/n7997ab0362bc
2戸愚呂が手札にある場合、ファイナル2枚の代わりにファイナル+左京1枚ずつでも問題ありません(5戸愚呂起動でエナジーラインのキャラ一体退場→左京の効果で2戸愚呂召喚→5戸愚呂追加召喚→レイドレイド→5戸愚呂起動メイン)。
なかなかハードルが高い状況ですが、絶望的な状況からでもパーツさえ揃えば逆転出来る目があるのがこのデッキの魅力です。
採用カード解説
【メイン枠】
このカードで1ターンにダメ3を2発入れることがこのデッキのメインコンセプトになっています。
問答無用の4投。
レイドレイドにより4000-2000=2000BPになった4000キャラを対象に、起動メインで4000除去。めちゃ強カードです。
ダメ3を叩き込む動きのサポートをしてくれます。
こちらも4投。
【ドロー枠】
先述の通り、本デッキはとにかく必要パーツを揃えないことには話になりません。
とはいえ、戸愚呂対象のサーチカードは、鈴木シナジーのレインボーサイクロンを除いてカードプールに存在しません。
そのため、ドローでなんとかするしかありません。
そのためのパーツが以下。
一つずつ解説していきます。
登場時、自分の場のキャラを1体退場させるデメリットの代わりに2ドロー出来る能力を持っています。
更に自身のBPは4000であり、壁として有用です。
レイド元にもなるため、相手としては盤面に残ると嫌なカード。
非の打ち所がありません。
このカードを早期に立て、カードを揃えながらライフを守るのが基本戦術になります。
二個玉かつレイド元で、しかも起動メインドロディスを兼ね備えた最強カード。どの二個玉を置くべきか迷ったらとりあえず置いておきたい枠です。
OTKパーツが揃っていない場面でも、とりあえず戸愚呂レイドor5戸愚呂の起動メインで相手のBPを2000に下げる→こいつの起動メインで強引に拾ってくるといった荒業も可能です。
戸愚呂レイド戸愚呂レイドをキメた後、5戸愚呂をポン置きする前にとりあえずこいつでドロディスしてファイナル探しにいけたりと応用の幅が広い優秀枠です。
ハンドが枯渇気味な序盤は容易に2ドローしやすく、ハンドが溢れ気味な終盤では2ドロー1ディスになりがちな超有能ルーター。
4/2非レイドによる登場時効果を食らわない点も地味に有用。
乗せられる時は極力乗りたいカードではありますが、3鴉も優秀であるためレイドトリガーで二個玉に軽率に乗るのは少し考えたいところ。
序盤1500に対する壁として前出しした0鴉に乗るのが強い使い方です。
なお、終盤場に残ると偉いのは戸愚呂のレイド元>>>鴉であるため、2戸愚呂と並んでいる盤面でも優先的にこちらでチャンプブロックしていきましょう。
縁の下の力持ち枠です。
4戸愚呂で破壊して3ドローすることでデッキが一気に回りやすくなります。
また、左京とのコンボも偉く、退場によるディスアドバンテージを取り返すトリガーになってくれる点でも有用です。
この左京はテンポの遅れを取らないためにも退場効果と合わせて、使うタイミングを間違えないようにしたいです。
1/1/2500ドロディスという、文句の付け所が無いカード。
後半の効果も、カラートリガーで出てきた時にエナジーラインからカードを前出しして壁を一面増やしたり、逆にカラートリガーで復活してきたアクティブ二個玉やレスト時二個玉になるカードをエナジーラインに押しやったりと便利に使えます。
先行3ターン目にやむなく置いた1エナカードをフロントに移動させることでアクティブ二個玉等をエナジーラインに置くための枠を開けるなど、意外なところで役に立ちます。
また、レイド元でもないため、4戸愚呂で軽率に破壊しやすい点もありがたい。
とりあえず仕事を終えたらさっさと墓地に送ってしまってカラートリガーに備えましょう。
なお、コンボパーツが引けない場合は朱雀や左京で回収してドロディスを再利用する手もあります。
【二個玉枠】
レイド戸愚呂を出すために必須な二個玉枠。
これらを先述のドローカードで4枚引いてくるのが前提になります。
なにかと嫌厭されがちですが、事故率を下げるために採用。
終盤に引くとバウンスさせるためのカードが盤面に存在しないなんてこともありがちで、微妙に使い勝手が悪いです。
ブギウギから出てくるとありがたい枠。
なお、レイド東堂で前面に引っ張られた二個玉は陣で後ろに戻す動きが出来ます。
陣を再利用出来る点で、対京都校においては便利に働いてくれます。
左京の効果で出せる二個玉。
2500というBPも偉く、摩美々に焼かれることが少なく二個玉がダブついた時は壁として前に出せます。
自ターン中のドロー・ドロディスが多い関係で、登場ターンに2エナ生成してくれない点が非常にもどかしいことも多々あるので、馬鹿弟子三人組との差し替えも要検討。
【コンボ紹介】
このデッキはたくさんドローしてカードのシナジーで優位に立つデッキです。
コンボの例をいくつかご紹介します。
・レイド戸愚呂+3鴉
例えば5戸愚呂一枚引ければ勝てる…という状況の時に有用。
相手の盤面に3000が一体出ている時、とりあえず戸愚呂がレイドすることで相手の盤面にBP2000を生み出し、3鴉の起動メインでパーツを引っ張ってくることが可能になります。
パーツが揃わずどうしようもない時にやる最頻出コンボ。
・4戸愚呂+白虎+3左京
先行・後攻3ターン目によくあるシチュエーション
似たようなことは5戸愚呂でもやります。
アグロ対面であれば、5戸愚呂の起動で相手の軽量を破壊しておくと早期の打点を削れて後々のライフ管理が楽になることがあります。
・5戸愚呂+3鴉+左京
この動きをした後でも2AP余っており、次のターンには7ライフを一気に削るOTKが見えている状態です。
また、左京で召喚する対象を0鴉にすれば、その後の鴉レイドによる2ドローも可能です。
・採用を見送ったカード
このデッキは未完成であり、採用を検討する余地のあるカードが多数あります。
そのいくつかを例にとってご紹介します。
【0エナ枠】
事故防止とコンボパーツの役割を兼ね揃えた優秀枠。
デッキの思想にもマッチしているため、最近は2枚採用したりしてます。
ただ、レイド戸愚呂が手札にダブついている際、トリガーから出たレイド戸愚呂がそのままレイド出来ない点で印象はよろしくないです。
コンセプトとマッチしないため削りましたが、OTKデッキとして運用しない場合に採用候補にあがります。
このデッキはパーツさえ集めれば勝てるコンボデッキなはずなのにサーチが無い…という欠点を補うために採用を検討。
とはいえ、レインボーサイクロン自体がコンボ前提のカードであり、鈴木を引けない時のレインボーサイクロンが腐りがちであったため非採用。
未だ検討の余地あり。
【1エナ枠】
今最注目のカード。
レイド戸愚呂が一体しか引けていない盤面でレイド戸愚呂、5戸愚呂と組み合わせることで4000を二体消すことが出来る超優秀枠(ダメ3を食らうわけにもいかないので実質の三面除去になることも多々)。
最近はこれ入れて回すことが多いです。
【2エナ枠】
カラーでドローしてよし、左京で使いまわしてよしの便利枠。枠があったら入れたいけど、今は非採用。
1枚入れるだけでも違うかもしれない。要検討。
【3エナ枠】
スペ抜きの今の構築は盾スペからの逆転が起きない点が明確な弱点になっています。
そのため、陣条件で1ドローの付くこれを採用するのはアリかもしれません。
実態として、陣は出てすぐに戸愚呂の餌になって死ぬことが多いので現状は採用を見送っていますが、プレイング次第では活躍できそうな枠でもあります。
・まとめ
以上、OTK戸愚呂の紹介でした。
いかがだったでしょうか?
アンティーカの摩美々や緑転スラのリムルのような、残しておくとアドを稼ぎ続けるカードに弱かったり、青鉄拳、京都校、陣のようなエナ破壊系デッキには全く勝てなかったりと弱点も多いものの、コンボが決まった時の快感は麻薬です。癖になります。
また、ランスや宿儺等、いわゆるTopTierデッキとも五分以上で戦える感覚はあり、再現性もそれなりに高く実用性もそこそこあるのではないかと個人的には感じています。
もう少し研鑽を重ねて応用の効くデッキに仕上げたいところです。
疑問点があったら遠慮なくTwitter(@syouga0826)等にご連絡ください。
それでは皆さん、良きユニアリライフを。
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