ワクチンを受ける我々にとっての、情報
(出典日本国内のワクチン接種状況 https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/vaccine/progress/)
ワクチン接種がなかなか進まない。これは供給不足なのか需要不足(これはなさそうとは思うけど)なのかは知らないが、現状ピーク時の大体半分ぐらいしかすすまないというのが本当に残念。
若者とワクチン
ただ、そもそもとして若者はワクチンに否定的な意見が多いらしい(1)。おまけに、SNSを利用している人ほど接種に否定的(2)というのと組み合わされて、若者はSNSを利用しているから、否定的なんだ!というなんとも横暴な意見までよく聞くきく。
そのたびに一若者としては、いらだちを感じる。まじでやめてほしいその言い方。供給が遅れてるせいで打てない人にとっては、「高齢者のために待ったのに、その結果白い目で見られるの何?」ってはなし。(若者がなぜ打たないのかは別の機会にまた考えてみる。)
(1)https://kyodonewsprwire.jp/release/202103282912
(2)同前
ワクチンに否定的な人は情報が届いてないのか
それはそうとして、よくある言い方としては、「情報がいきわたってないからだ」というもの。
ただ、これは結構怪しい。厚労省の「新型コロナワクチンQ&A」というサイトはめっちゃ使いやすくて自分もよく見るのだけれど、安全性や副反応、よく聞くデマ(妊娠やらmRNAが体内に残るみたいなやつ)はここで解消できる。
これも「いやそんなにアナウンスされてないじゃないか」って言われたらそうかもしれないけど、すこし調べたら出てくるので、それを発信者側のせいにしてもなあと。それに信頼できる情報ということであれば、NHKもワクチンについての情報を出している。たぶん大手メディアはワクチンについては肯定的な情報を出しているんじゃないかと(確認したわけではないです。ごめんなさい)。
たぶんここが一番の困りどころなんだと思う。
発信しても、届かない。 これなかなか絶望的では?
そしてこれが、東日本大震災からの問題。あの時も原発の危険性がめちゃめちゃ強調されてしまって、冷静な情報が流れなかった(あの頃、一人の子供にとって、放射能によって本気で死んでしまうと思っていた)。
でも、自分で情報を調べられるようになって、学校で勉強していく中で、「普通に暮らしていれば放射線ってあびるのかー」という認識になっていった。実態を理解することで、恐怖を和らげることができる。
そこで、まっとうな人であれば、「どうやって届けるか」というふうになるんだと思う。ただこれは難しい。スマホだろうが、パソコンだろうが、インターネットを使う。ただインターネットというのは壁新聞みたいなもので特定の相手に届けるというのは難しい。これはマスコミも同じ。
ぶっちゃけて言えば、「無理じゃね」というのが意見である。すでに十分情報はある。開示もされている。だが届かない。ただそれでも、ワクチンは広げなければならない。
じゃあどうするのか。インセンティブを付ける。これしかないと思う。
結局よくある話になってしまった。
読むときに
僕自身がかなりワクチンに肯定的な意見なので、接種に肯定的な書き方になっています。もちろん、持病などの結果打てない人もいるでしょう。そういう人に無理に打つべきということではありません。ここでの意見は、むしろ、正しいと思われる情報はなかなか広がらない。それを発信者側の問題ととらえるのでは、そもそも解決につながらないのではないかということです。
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