この医学書・看護書がすごい!2020【じほう】
この企画はなに?と思った方は、まずはこちらをお読みください。
治療薬ハンドブックでおなじみのじほうさん。
2020年の治療薬ハンドブックにはノベルティでアイススプーンがつきました。熱伝導でシンカンセンスゴクカタイアイスに太刀打ちできる金色のスプーンです。
2021年度版はサイトの購入者アンケートに答えると抽選で「治療薬ハンドブックオリジナル「ワイヤレスヘッドホン」または「ワイヤレスイヤホン」(各50名ずつ)」が当たるそうです。『治』というデザインが秀逸なのでちょっと欲しくなりました。
さて、じほう営業担当のイチオシはこちら!
『もったいない患者対応』
医書ビブリオバトル on POPで自選された書籍なのでご存知の方も多いかと思います。
うちの店ではサテライトを開催した際、いちばん最初に売れた本です。しかも初日に消えました。慌てて補充しましたが、またすぐに売れました。実はそれまで売れていなかったので、私の展開の仕方が悪かったのだなと反省した本でもあります。
つまりは私も「もったいない」ことをしてしまったわけです。
患者さんと信頼関係を築くために会話というのは大事です。大事だからこそ、ほんの一言で信頼を失ってしまうこともある。残念なことに、自分では気づかぬうちにです。
今からでも遅くはありません。この本を読んで、自分の日頃の言動を振り返れば、もう「もったいない」ことがなくなることでしょう。
まだの方は是非、読んで頂きたい一冊です。
そして売場担当である私のイチオシはこちら!
『シンプルなロジックですぐできる 薬からの摂食嚥下臨床実践メソッド』
嚥下を「えんか」ではなく「えんげ」と読むことを知ったのは、医書担当になってしばらくしてからのことでした。
この使い分けがどうして生まれたのかは知りませんが、もちろんどちらも正しい読み方です。ただ音としては両方ともわかりづらいので別の言葉で言い換えられることが多いため、耳に馴染みのない言葉かもしれません。
摂食嚥下に関する書籍は数多く刊行されています。でも、タイトル通り「藥から」アプローチした摂食嚥下の本は他にはありません。じほうさんならではの本ともいえます。
薬剤が嚥下に与える影響を知ることで、誤嚥性肺炎などの疾患を防げるかもしれない。嚥下機能を改善する薬剤と嚥下機能を悪化させる薬剤とは具体的にどれなのか。
この本は、嚥下リハと薬剤の専門家が別々に存在している現状で、そのふたつの距離を縮める役割をしてくれる一冊なのです。
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