この医学書・看護書がすごい!2021【協同医書出版社】
リハビリテーションの書籍を専門に出版されている協同医書出版社さん。
と会社案内にはあります。
その協同医書出版社営業担当のイチオシはこちら!
『動きのコツを教えます
自宅でできる脳卒中当事者のリハビリ・ガイド』
「動きのコツ®研究所リハビリセンター」では、脳卒中後の病院リハビリテーションを終えて自宅に戻った方々を対象に、「発症から180日後の改善をあきらめないこと」をモットーとして、自宅で特別な道具や設備を必要とせず、身体の動き方のコツを自分で体感しながら、独力で進めることのできる練習方法を開発してきました。
その練習方法を下肢(脚部や足部)と上肢(手)のブロックに分け、イラストとテキストで丁寧に解説!とてもわかりやすいです。
途絶えることなく変化し続ける力を秘めている人間の脳。その潜在力を生かすためには、本人が自身の身体の動く感覚に耳を傾け、実際の身体の動きに引き出すためのコツが必要です。
その『コツ』がこの本には詰まっています。読み込んで実践して欲しい一冊です!
そして、売り場担当のイチオシはこちら!
『高次脳機能の神経科学とニューロリハビリテーション』
昨年、入荷したら即売れし、その後も何度か発注を繰り返している本です。
表紙のデザインがいいんですよ。シンプルに青と白の二色で、タイトルは金色の箔押し!センスのよさが目をひきます。
2部構成になっており、1 部では高次脳機能に関連する基礎的知見、2部ではリハビリテーション医療の対象となる高次機能障害に関する基礎的かつ臨床的な知見についてまとめられています。
出版社のサイトで掲載されている立ち読みで著者である森先生のまえがきとあとがきが読めます。どうしてこの本を刊行されることになったのかについての思いが語られていますので、ぜひお読みください。
そして、タイトルとなっている『ニューロリハビリテーション』。
ニューロと聞くと、ギブスンの『ニューロマンサー』が浮かぶSF脳ですが、それはさておき、
リハビリテーションの来るべき未来像を「ニューロリハビリテーション」とし、その実践のために生じる、
「人間の脳神経系の特質とは何か」
「人間の喜怒哀楽とは何か」
「人間同士のつながりとは何か」
などの様々な問いかけについて、この本は提言しています。
リハビリテーション科医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士におすすめしたい一冊です!
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