この医学書・看護書がすごい!2020【照林社】
この企画はなに?と思った方は、まずはこちらをお読みください。
プチナース、エキスパートナースでおなじみの照林社。
特にエキスパートナースは今年の4月に大幅リニューアル!表紙イラストを新井陽次朗さんが手がけ、売場でぐっと目をひくデザインになりました。2018年に新井さんがキャラクターデザインを担当した『ペンギン・ハイウェイ』はとても好きな映画のひとつです。
さて、照林社営業担当イチオシの本はこちら!
『院内で出合う 症状・疾患がわかるBOOK』
8月28日に照林社書籍編集部のアカウント(@shorinshabooks)
が本日発売とこちらの本を呟いたところ、現場の看護師の方々を中心にたくさんのリツイートといいねを頂き、発売後即重版がかかった話題の一冊です。
必携と銘打っている通り、新書サイズで持ち歩きに便利!ナースが院内(病棟や外来)で出会う症状・疾患について「ここだけは、おさえておきたい」知識だけがまとめられています。
この「ここだけは」これはとても重要です。つまり、余計なことは書いていないということです。
しかもまとめたのは日常臨床で患者さんを診察されている総合診療医!迅速な対応を求められる現場でなにが大切か、一番把握している方々です。
ぱっと開いて、すぐに把握ができるこの一冊!ぜひ店頭でそのよさをご確認頂いて、お求めください。
そして売場担当である私のイチオシはこちら!
『ねじ子が精神疾患に出会ったときに考えていることをまとめてみた』
医書担当になった時に、このねじ子先生っていうのは何冊も本を出されているなあ。でも、この絵どこかで見た覚えがある……となったんですが、しばらくして気づきました。「マンガでわかる微分積分」の方ですね!
さてこちらの本、POPにも書いてありますが
”不測の事態に対応できるような"
"精神疾患の患者だと思われる人への初期対応"
を研修医や看護師に向けて説いた本です。つまり、精神科ではない病棟や外来で働く方々が対象です。精神科治療が必要な患者さんをちゃんとみつけ、専門家にきちんと届けるために必要な基礎知識が、ねじ子先生のイラストと手書きの文章でまとめられています。医療の知識がない私でもわかりやすい!どんどん読めてしまう!
これが普通に活字の文章だけだったら、スラスラとは読めません。でも大事なところにはマーカーがついているし、ところどころツッコミも入る。だからこそ、とっつきやすい。
医療従事者ならば、あらゆるケースに備えたいですよね。その為の一冊です。
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