焼おにぎり。
今日は、夕方にハルがカップケーキを作ってくれたのを食した。
当然、夜ご飯のはいる隙間は、ことさら狭くなる。
大人は夜ご飯はいらないなーという話になったのだが、ちびっ子たちはご飯を食べる機会が少なくなるのがイヤなようなのだ。
そこで、昨夜の残りご飯を有効活用することに相成ったのである。
えー、残りご飯。
我が相方は「足りないくらいでちょうどいい」という主張をするのであるが、「足りないくらいだと育ち盛りは育たなかろーもんよ」というのが私の主張である。
だから太るんでしょうに。という相方さんのつぶやきも聞こえぬがごとく、いつも残るとわかっていながらも少々多めに炊いているのである。
あるいは母による刷り込みによって、「足りないよりは余るくらいでちょうどいい」と思っており(母はよくそう言ってご飯を翌日に持ち越し、冷蔵庫に溜めていた。そして腹にも贅肉をため込み、現在糖尿である。どんだけだよ。加減を知れ)、せっせと余ったご飯を冷蔵庫に溜めているのかも知れない。
そうして余ったご飯がどこに行くのかというと、少しずつ貯めていって、お昼のチャーハンに消えたり、夜の小腹をなだめるオヤショクとなったり、子供たちのちっこい腹を満たすための夕飯となるのである。
捨てることにはならない。それが米の力。主食の力。千変万化の千両役者、米。
何にでもいける。
今回は、おにぎり。
それも焼きおにぎり。
ちびの口に合うように、大きすぎずに食べやすい一辺の長さ3センチメートルくらいの正三角形のおにぎり。
タレは、焼き肉のタレ。
醤油タレは、捨てがたい。
香ばしい匂いは、甲乙つけがたいだろう。
だが、今回は焼き肉のタレ。
だって、目に入っちゃったんだもん。黄金のお方が。
輝いていたのよ。
使ってっていっているように見えたのよ。
つぶらなおめめでキラキラ視線を送って、最近使ってくれてないよね、私にだって賞味期限はあるのよっていっているように見えちゃったのよ。
使わないことなんてできなかったのよ。
まぁ、ちびには喜ばれましたね。
おにぎり大好きだから。
残りご飯のある限りおにぎりにして、焼いて、香って、はふはふして、おいしそうだったから、私も食べてやったわいな。
相方のシラーッとした目の冷たいこと!!言いたいことがあるなら言いなさいっていうのよ!!
無言が一番刺さるっていうのを知っているやつはこれだから陰険で!!無慈悲で!!しびれるのよ…。
反省は、してない。多分、いつだって食べる道を選ぶ。