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"後輩力"を身に付けたい
鬱っぽい症状になったとき、あの人よりは幸せだと思って立ち直ることがある。その"あの人"に具体的な存在はない。あの集団、といった方が正しいだろうか。
今、自分が置かれている環境を振り返ってみる。ご飯は美味しく食べれている。着たい服も着れるし、行きたいところにも行ける。時間の制約もほとんどない。
そんな状態でも、押しつぶされそうな日がやってくる。積もり積もっていくというよりは、そのときは、突然やってくる。まるで夏休みの宿題の提出日が2,3日早まったかのように。
大抵の悩み事は、人間関係だとよく言われる。見栄や付き合いで、自分をよく見せようとして大体失敗する。
少し掘り下げてみると、男女関係かお金だ。バンドマンで不祥事が起こるときは、おおよそこの2つのどちらかだ。どちらにも共通していえるのが、
手っ取り早く幸せになりたい。
というところにある。
手っ取り早く快楽で満たされたい。手っ取り早く欲求を満たしたい。手っ取り早くお腹を満たしたい。
少しずつ、ではなく、一度にそれをやろうとするから、良くないことが起こる。特にバンドマンなんて、衝動的な人が多いだろうから(自分含め)、判断を誤りがちである。
どう解決すればいいか。それが"後輩力"ではないのか。これを身に付けたい。
大体、人によく見られようとして、人の上に立ちたいというプライドから、金銭面や男女関係での問題が起こる。人間の本能だから仕方がない。
しかし、先輩面をし続けても、うまくことが進まないのでは、とよく思う。すべての先輩がよくない、といいたいわけではない。自分より上の人、自分が目指すべき人を憧れの存在にして、見習うべし。
どんなプロミュージシャンだってそうだ。どれだけファンの前ではエッヘンとした態度を取っていても、裏では先輩アーティストのことを強く尊敬していたり、崇め奉ったりしている。
逆に、エッヘンばかりしているバンドは、どこかで天井が来ているはずだ。それはライブハウスの中なのか、その区域の中なのかはわからないが。
それもそれでいい。でも、次に進むべき人が下を見続けることは、ほとんど学びがないことだと思う。
UNISON SQUARE GARDENは、結成20周年を迎えた。わたしは、12/25その周年を締めくくるライブに行ってきた。
20年も一緒のメンバーで何かをやるということは、サラリーマンに置き換えても難しいと思う。それを大きな不祥事なくやり遂げた、また、やり遂げ続けるであろうユニゾンのメンバーには尊敬の気持ちしかない。
彼らがインディーズ時代、何を考えてライブをしていたか、何を求めて音楽をしていたか。今と昔では、音楽シーンもガラッと変わってしまったから、昔の彼らを真似たところでうまくいくはずがないだろう。
前代未聞のトリビュートライブを通じて感じたことは、「上下関わらず愛される人になること」。困ったときに助けてくれる仲間を増やすこと。
このnoteで病んでいるときがあったら、ぜひとも貴方の"先輩力"を貸してほしい。
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