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通学路を息子と一緒に歩いて感じた気持ち。

学校のスキー授業で使ったスキーをわたしが持ち帰るため、今朝、息子と一緒に小学校への通学路を歩いた。

夜寝ている間に雪がどっさり積もった札幌の朝の天気は、一見穏やかそうに見えた。家の中でぬくぬくしていたらまったく感じなかったけれども、玄関から一歩外に出ると、強い風が吹いていた。

地吹雪なのか、粉雪なのか、雪は強い風に煽られ、冷たい雪と風は容赦なく顔に打ちつけられる。

前を向いて歩けないほど辛くて、

学校までの、ほんの5分の距離が今までで一番長く感じた。

わたしはこんな天気の日に、スキーを取りに小学校へ出向いたことをとても後悔した。

息子からスキーを受け取り、一人で歩く、家への帰り道にふと考える。

子どもたちは雨の日も雪の日も、学校に元気に通っている。

当たり前で、それが子どもなんだろうけれども、すごいと思った。

「いってらっしゃい」「いってきます」

「おかえりなさい」「ただいま」

このあいさつはとっても大切で大事にしていきたいと改めて実感した。

この気持ちが舞い散る雪と一緒にどこかに吹き飛ばされないように、こっそりと胸に閉じ込めて、一人で帰宅した。

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