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想像と現実の差に絶望しなければ

真実はいつも一つ!じっちゃんの名に懸けて、しょうのです。

狩猟生活に踏み入って「思ってたんと違う!!」となる人が多い気がしていてそれにはいろいろな問題があるんじゃないかなって思ってます。
あと、この町で狩猟をするんだって向上心を持っていても現実はそうもいかなくて結局地方へと行かざるを得なくなったり。


思ったように始まらない

本当はよしやるぞと思ってからすぐに始めたいでしょう。ただ、罠だけでも始めるには試験を受けて駆除や狩猟の登録をしてと時間がかかります。
銃を持つとなるとなおさらです。
そういったスタートダッシュで躓くパターンがあります。銃を所持するために時間がかかり、手続きが楽じゃないことでうまく気持ちが続かないこともあります。
ここに関してはしっかり調べることと周囲の人にちゃんと聞いて準備をしていくことが大事です。その地域の警察によっては手続きに慣れてなかったり多少違いもありますし。補助が使えるかどうかという役場とのやり取りも間に挟まってきます。そういう時にしっかりと準備と心構えがなされているかどうか大事になってきます。

始まっても「ナワバリ」がよくわからない

いざ色々手続きを乗り越えて始められるとなってもどこでやっていいかわからない、法的には問題なくても地域的にルールがあったりでどう始めていいかわからないってなったりします。こればっかりはローカルルールが問題なので、先輩を頼ってください。狩猟を円滑に始めるには人脈です。どうやってどこでやれるのか、農家さんだったら畑に入っていいか、鹿の被害情報をもらったりもします。
どうやって始めるのかわからない。どこでやったらいいか、どこに行ったら居るのかとか調べてもネットには出て来ないので。ちゃんと地元で聞いてみましょう。それが難しかったら問題が起きた時に本当に大変です。
猟師の縄張りみたいなものは有る地域には有ります。出るけど土地の持ち主が嫌がったりもします。人間関係大事です。

思ったように獲れなくて…

場所がわかって、狩猟の先輩にもアドバイスをもらっても簡単に獲れるわけじゃないです。銃でも罠でも難しいです。
まずは銃はしっかり練習しましょう。射撃場に行けるならそれがいいです。動作確認程度ならメンテナンス中に色々できればいいのですが、弾込めて撃つのはその辺じゃできないですからね。
狙うのもヘッドネックがいいですけど、とりあえず一頭獲るのを優先しましょう。前足から胸のあたり、いわゆる心臓を狙ったりするのが面積も広いですしいいです。なんでもいいのでまず獲ることを優先しましょう。

罠に関してはどんな罠を使うか、それによって設置方法や作動方式が違うので何とも言えません。が、地域で流行ってる方式のがいいと思います。自作とかできるならした方がいいですが、まずは市販のものでいいでしょう。
自作のメリットは細かい故障とかメンテナンスが出来ることです。ワイヤーが劣化したら部分的に交換したりができるからです。

罠も獲れたら楽しいでしょうね。そこに居るからね。
見回りは毎日しっかりやりましょう。できる個数設置しましょう。
本当に獲ってほしいです。駆除ならなおさら。

獲った後って…?

じゃあ、鹿がどうするの?市町村で処理してくれるかもしれないし、本人が処分場に搬入しないといけないかもしれないし、自分で解体して肉を手に入れるかもしれないし、解体工場に引き取ってもらえるかもしれない。
その地域のルールを確認しましょう。
何をするにしても運んだりするための車両は必要ですし、ナイフや解体知識、腕力も必要になります。健康に活動するために気を付けましょう。

初めはきっと肉欲しいと思うので解体する方法とか道具とかしっかり調べておきましょう。知識として肉の取り方も覚えておかないともったいないです。

でもそれって慣れるまで時間がかかるので見回りの時間とかも考えて処理しましょう。

それを毎日繰り返す…

そういう一連の作業を毎日繰り返し、新たな痕跡や罠の設置ポイントを探し調整していきます。それが大事です。
それを繰り返すモチベーションを維持できるか。楽しめるかが大事です。
地域や時期に寄っては「あそこに行けば撃てるよ」なんてところもあるかもしれませんが駆除で捕ろうと思うとなおさら調べることが大事になってきます。相手のとの知恵比べです。楽しいです。

さぁ、狩猟の世界へ。
心構えと事前の準備がしっかりしていればある程度の現実と理想の差は埋められます。

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