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過去一簡単だった電験二種1次雑感

 理論と電力を受けましたが多分受かりました。
 
 1年前まで微分積分って美味いんか? 状態だった俺ですが、

 理論は過去問15年分を8周、のべ120年分の過去問をこなすことによりなんとかクリアできました。
 学のない俺は過去問を解く際、チラ裏やコピー用紙に書きません。なぜなら保管することにより、「あっ! これ前に分かったのに! あのときどうやって解いたんだっけ???」という感じになることが、体感50問解くのに1回くらいの割合であるからです。


 解いている問題用紙には過去に解いた日付を書いてあるので、この日の過去問ノートを読み返し、理解できている範囲、そうでない範囲を明確にすることが出来る、或いは理解しているのに考え方を絞り出す切欠がつかめない、という事があり、その理由を明確に出来たりします。
 ということで俺にとっては過去問ノートはけっこう大事なデータなのです。


 今回試しに重さを量ったら5kgありました。ちょっとした小型犬くらいですか、いや頑張ったな無駄に。今度から他人に「二種の一次合格するのにどのくらい勉強したの?」と聞かれたら、「120年分、合計5kg」と答えることにします。

 さて同じように学がなく、電2をこれから受けようとするマゾへ。
 理論はしかし、経験上、過去問だけでは到底太刀打ちできないという感触があります。なぜなら今年の問題もそうだったけど、基礎を制する者が理論を制する。と言っていい程、基礎(公式の丸暗記でなく、正に基礎理論)から応用へと発展させる問題が多いからです。
 では基礎を身に着けるにはどうするか。
 これは確かな参考書を1本やりきるのが一番簡単で合理的と思います。

 紹介しておきますが、もっとも基礎力が身に付きやすい参考書はこれと思います。オーム社の「極める」。多くの学のない初学者は何かに騙されて「これだけ」シリーズを買ってしまったりしますが、あれは「もともと学のある俺たちはコレだけ復習すれば合格できるぜ簡単だろう?」というコンセプトで成り立っている参考書なので、我々のような愚かな一般人には無用の長物なのです。
 とはいえ、機械と法規は公式または語彙の丸暗記で突破できるので、その二科目は「これだけ」シリーズを買って読んでみてもよいと思います。
 とにかく計算の公式を覚えるのではなく、「なぜこの公式で答えが出せるのか」までの理解が絶対必要です。

 絶対必要、と言ってしまってなんですが、実は今年の理論は微分方程式すら無用という過去一簡単な内容の試験だったので、少なからず自分の勉強量はオーバーキルだった感が否めません。ぶっちゃけ「これだけ」シリーズをさらっとこなして、6月くらいから2次の勉強を始めた方がよかったかもです。。

 勉強時間については仕事の日は1~2時間、休日5時間くらいで、夏に入ってからは「至近距離に他人がいても問題に集中できるスキル」を身に着けるために図書館に通っていました。決して断熱性能が悪い集合住宅に住んでいて勉強部屋が西向きだから、という理由からではありません。
 記念日も返上で勉強していたため、ヨッメには頭が上がりません。

 次回は電力科目の勉強法について書きます。

 



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