紙ヤスリの使い方考察その①
この記事は、初代プラモ制覇 Advent Calendar 2018の15日目の記事です。
普段、何気なく使っている紙ヤスリ、耐水ペーパーとも呼ばれています。 模型製作者は大好きなアイテムですが、実態が紙なだけに使い方を誤ると、正確な作業が行えなくなってしまいます。 紙ヤスリの使い方についてちょっと考えてみましょう。
紙ヤスリはヤスリ面に接着剤、コーティング樹脂などで保護されているため、裏側の紙面が湿度の影響を一方的に受け、この様な方向で丸まってしまいがちです。
そのためヤスリ面が反っている印象が強くなるのか、そのまま使用してしまうケースが多く見られます。
この様な手つきで紙ヤスリを使う向きも多いようです。
ドライの場合、しばらくの間は、反りが維持されるため、この状態でも指のフォーム次第で何とかなるかも知れませんが、ウェットですと、秒速で紙が軟化し、しなだれてしまいます。
しなだれてこうなってしまうと、エッジ部分がどんどん削れてしまいますね。
得てしてこういう道具というものは、狙っているところより、偶然触れてしまった部分の作用が大きく感じられるもの、気がついたときには可愛い形状になってしまうでしょう。
実際これは紙ヤスリを使うと必ずついて回る問題で、小さな部分では「エッジが邪魔になって真ん中がヤスれない」という印象を覚えるほど。
ここで特に問題視するのは、ヤスろうと思っている部分に指が当たっていないこと。先ずそこから考えてみましょう。
実際これは紙ヤスリを使うと必ずついて回る問題で、小さな部分では「エッジが邪魔になって真ん中がヤスれない」という印象を覚えるほど。
ここで特に問題視するのは、ヤスろうと思っている部分に指が当たっていないこと。先ずそこから考えてみましょう。
まず第一に、よほど高い番手(800番以上の場合は焼け付きやすくなるのでこの限りではありません)以外は必ず二つ折りにして使用。
ある程度の堅さと強さを持った耐水ペーパーですが、所詮は紙一枚、せめて二重にし、ある程度補強しておく。