【実践編】イーシャンテンに持つ牌で腕の差が決まる!?
配信対局での実践編記事のつづき!
1つめと2つめの記事はこちら!
よければこちらも見てみてねー('ω')♪
配牌からホンイツをどれくらい見るか
(画像引用:麻雀プロ団体LINEチャンネル/Ⓒ株式会社スリーアローズコミュニケーションズ)
東2局2本場
親番での配牌はこちら。
1打目は字牌ではなくて9pを切りました。
ターツが足りているので、東を重ねてのパワーアップを狙います。
この手牌で一番考えるべきは、9mと西の対子2つの部分。
1・9mと字牌はシュンツにならないので、対子2つのうちどちらかは暗刻にしないとアガれないってことですね。
対子を暗刻にしなきゃいけないって、残り2枚の牌を自力で引かなきゃいけないってことなので、めちゃ大変ですよね。
この部分が待ちになれば強いですが、役がない門前限定の手牌の場合は鳴くことができず、将来的なネックになりがちです。また、端牌は他家にとって不要なことが多い牌のため優先的に場に切られやすく、切られてしまう前にテンパイできるかどうか、という勝負になりがちです。
逆にいうと、端牌は使いづらく場に切られやすい牌なので、鳴ける手のときはとっても強いです。
なので、端牌多めの牌ではいかにして役をつけるか、というのが重要になるため、普段よりも役牌やホンイツという手役を大事にします。
「打点を上げるために」というよりは、
「鳴けるようにしてアガりやすくするために」です。
東を重ねてカン2pを払いにいきます。
前巡切った白は場に2枚切れだったので、4pを引いての9mか西の対子落としのルートを残しましたが、1pを切っていることもありホンイツを目指して南を残します。
東を鳴ければもちろんテンパイですが、その道中は東という『部分役』に依存しなくても良い、ホンイツやチャンタという『全体役』を目指します。
突然ですが、当たり前のことを言います。
『テンパイ』の状態というのは、手牌13枚の中に4メンツ1雀頭を構成するために不要な牌が1枚もない状態です。
『イーシャンテン』というのは、手牌13枚の中に4メンツ1雀頭を構成するために余分な牌があって、ターツが1つ完成したらその余っている牌を切ってテンパイになる状態です。
イーシャンテンのときは余剰牌が必ず1枚あるので、それを使っていかにして手牌の価値を上げるか、という部分に差がでます。
余剰牌の使い方
余剰牌の使い方としては、大きく分けて3つあります。
1、フォロー牌
完全イーシャンテンのような、ターツ部分に1枚使うことによって、
余剰牌を使ってよりメンツが出来やすくするために持つ牌です。
2,安全牌
すでに形が十分なので、他家からのリーチが入ったときに危険牌を押すというリスクを冒さずに戦うための牌。リーチに対してイーシャンテンから危険牌を押さなければいけない牌姿というのはその時点で自分の手牌の価値を下げてしまうので、もう形が十分であれば安全牌を持つというのも立派な手牌の価値を上げるための手段です。
3,孤立した余剰牌にくっつくことで手牌の価値を上げる牌
上の牌姿は、カン2pと6ー9pのイーシャンテンに孤立の3sが浮いている状態。69pが埋まった場合に愚形リーチになってしまうので、3sに2sや4sを引いた良形×2のイーシャンテンにグレードアップさせるための牌です。これが最初から1-4pと6-9pのイーシャンテンであれば、その待ちがめちゃくちゃ薄いとかではない限り、すでに良形×2のイーシャンテンなので3sを切って安全牌を持った方が手牌の価値が上がりそうです。
下の牌姿は対子3組のイーシャンテンですが、9m以外はホンイツのブロックです。
2345sの部分に1枚ソーズを引ければ、9mを切ることで
ホンイツという打点アップ+鳴くことが出来るスピードアップ
を果たすことが出来る牌です。
それでは先ほどの手牌に戻ります。話題のイーシャンテン。
3pに4pを引いた、ダブ東をポンした2-5p待ちのテンパイを目指すか
南が重なった、字牌3種類全部ポンできるイーシャンテンにするか。
という比較ですね。
今回は南を残しました。
イーシャンテンのとき。
ふわっと安全牌として字牌を持ったり、他家から今にも立直が来そうで、手牌はすでに十分系なのにぶくぶくに構えたりしていませんか?
例えば、、、
2pは2人に現物で9mは一人の非現物です。
当然9mを切った方が良いんですが、なんとなく9mを残してる人とか、そこそこの割合でいると思います。もちろん、ちゃんと考えればみんな2pを残せるんだけど、そういうところを丁寧に出来るのが強い人との差かなぁとも思います。
(一応この局の結果は、、、)
その後、1sを引いてチャンタのイーシャンテンにもなりました。
ポンテンは全部取ります。
鳴く牌が出る前に自力で西を暗刻にしてテンパイ。
アガリが発生したときに飛ばせるパターンを増やすために立直します。
河が変則じゃないから端牌が警戒されづらいですしね。
これは1回戦のホンイツチートイの立直と同じ理屈ですね。
結果は南家からアガってこの半荘終了となりました。(ただただツイてる)
解説で、序盤にダブ東バックのテンパイは取るんですかねー?
というお話があったので、次回は「サンマにおける役牌バック」について書くつもりです!
では今日はここまで!さらばじゃ!
動画は無料で視聴出来ますので、気になる方は是非♪
ちなみにわたくしの出番は
1回戦目 48:40~
2回戦目 1:58:30~
でございます('ω')!
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