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【実践編】親がヤバそう!どう戦う?【全赤サンマ】

昨日の続きを書いていくお!
まだ見てない方は↑からぜひ('ω')♪

それでは2回戦目
同卓者は
浅井堂岐プロ 日本プロ麻雀協会
松田麻矢プロ 最高位戦日本プロ麻雀協会

親の一打目から分かる緊急事態宣言とは?

東1局

FireShot Capture 010 - 【麻雀】三麻ースタリーグ【第1節】 - YouTube - www.youtube.com


東暗刻でそこそこ揃ってる配牌。比較的良い部類の手牌ですね。
なのですが、その前に親の第一打に注目。

ダブ東を切っています。
これはひじょーーーーーにマズい!!!

ダブ東というのはそれを重ねてポンするだけで2飜になるとても価値の高い牌です。スピードもアップする上に高打点にもなる、とても便利な牌ですね。
字牌の中では一番価値が高いのはもちろん、萬子や1・9牌よりも優先的に残されることがほとんどの牌です。

字牌の中で一番価値が高いということは、
東以外に孤立している字牌は持っていません
ということになりますね。
それはつまり、手牌の中で字牌は持っていたら対子か暗刻の状態で、それ以外は数牌だけになっていますよーという状況です。

また、東を重ねる必要がない手牌ということは、
バラバラの手牌で、ホンイツやトイトイのような「遅くて高い手」を目指しますよ、という進行ではなく、ターツがほぼ揃っていて、手なりで進めますよ~ということにもなります。

孤立の字牌が手の内になくて、ターツがほぼ揃っている状態
というのは言い換えると、今にも立直が入ってもおかしくない状況
ということですね。

麻雀において、親のアガリよりも嫌なものはないよねぇ( ;∀;)
そして実際の親の手牌はこちら。

FireShot Capture 019 - 【麻雀】三麻ースタリーグ【第1節】 - YouTube - www.youtube.com

(画像引用:麻雀プロ団体LINEチャンネル/Ⓒ株式会社スリーアローズコミュニケーションズ)


たしかに東以外に切る牌がないくらい整ってますね・・・!!
7sではなくて東を切るのは、北が暗刻なので7sにくっついて68pの愚形ターツを払った立直の手順を残すためですね。

画像3



では親のアガリを回避するためにはどうするか。
選択肢は主に3つ
①自分が親よりも先にアガって親のアガリを潰す。
②もう一人の子供にアガってもらって親のアガリを潰す。
③横移動をお祈りする。

それでは自分の手牌に戻ります。

FireShot Capture 010 - 【麻雀】三麻ースタリーグ【第1節】 - YouTube - www.youtube.com

自分の配牌だけ見ればそこそこいい手ですが、初打でダブ東を切ってきている親と比較したら劣ることが多そうです。なので①の「自分でアガる」のはこの瞬間ではちょっとキツそうで、②か③を目指した進行になりそう。

この時考えたのは、
『字牌を出来るだけ温存して、子供に鳴いてもらおう』でした。

そうすることで、
子供にアガってもらうも良し、子供が前に出て親と戦ってくれて横移動するのも良し
という展開になることを狙いました。というわけで字牌を残して9s切り。

FireShot Capture 020 - 【麻雀】三麻ースタリーグ【第1節】 - YouTube - www.youtube.com

そしたらその9sを対面がポン!⇒ポンして4s切り。

ホンイツではないとして、仮に役牌暗刻であれば4sよりも外側の牌の孤立牌が出てくることが多いので、だいたいトイトイですね。
こういう仕掛けの時は役牌を孤立で持っていてあとから重ねようという進行が多いので、普段以上に字牌への依存度が高い手牌になりがちです。
なので、より手の内に温めて重なるまで待ってあげたい。
また、親のリーチが入ると数牌は切れなくなってしまうので、先切りも込みで、ここも白中を残して9p切り。
ちなみに親は7sというかなり使いやすい中張牌が手出しで出てきたので、ヤバみが増してきてます。警報鳴ってます。

VS親リー+仕掛けの子どものリーチ判断

FireShot Capture 011 - 【麻雀】三麻ースタリーグ【第1節】 - YouTube - www.youtube.com

親は5sと2sをツモ切ったのち、6p切りリーチ。
対面はトイトイの進行で、發⇒1sの切り順からトイトイだけでなく、混老頭とかチャンタも絡んでそう。發も1sも場に1枚切れだから、トイトイだけなら重なったときに嬉しい發が後から出てくるはずだもんね。

自分はめちゃくちゃツモが効いて前巡2s単騎のテンパイをしていました。
そこで持ってくる6s。36s待ちはめちゃくちゃ良い待ちですね。

ここで立直判断。
決着として最高なのは自分がアガれること。
一番嫌なのが親に放銃、次に親にツモられる、ですね。
子供のアガリは親にアガられるよりはよっぽどマシ、という感じ。

判断の要素としては
〇打点は十分(ダマで5飜)
〇立直者も対面も36sはツモ切りそうで、山にも残ってそうな良い待ち。
〇親リーチに対してピンズの数牌は切りづらく、ピンズを持ってきた際に6s切りで放銃を回避しつつ待ち換えが可能。
〇1件立直なら、テンパイ入っていれば戦ってくれたかもしれない対面が、2件立直になると役牌の対子とかを並べて(トイトイ進行なので字牌などの安全度が高い牌が手の内に大体含まれている)やめてしまいそう⇒親との一騎打ちになって横移動のパターンが減る。

ですね。というわけでダマテンを選択。
結果はすぐに6sをツモって跳満。(爆運)

染め手進行の他家に対しての切り順

東2局

FireShot Capture 021 - 【麻雀】三麻ースタリーグ【第1節】 - YouTube - www.youtube.com

ダブ東をポンして、華牌2枚の良いイーシャンテン。
この日一番審議っぽい一打。
対面がソーズの中張牌を切ってきた後にションパイの北手出し。
ピンズのホンイツを目指した進行なのかな?この瞬間だけではまだ確定ではないですが。

發は場に1枚切れ。
対面に重ねられる前に切ろうという意図でしたが、先に3p切りでも良かった気もします。2巡前に切ったときには重なってないわけだからね。
發がションパイだった場合は明確に3p切りが良いと思います。

發ポン⇒ピンズ余る⇒3pロン

画像8

みたいなケースが、そこそこあるので
染め手に対して切っておきたい数牌1枚と
そこそこ鳴かれそうなション牌の字牌

があるときは、先に数牌を切ったほうが助かるパターンが多いです。
これサンマだと結構こういうシーンが多いです。チーがないからね!

自分の手はダブ東ポンでドラ2枚なので、白や8sが鳴けたり暗刻になった場合もトイトイに受けず両面に受けます。
なので、3pは
『2-5p、8s、白が鳴ける(ツモる)前に3pをツモるもしくは出る』
ときだけ必要な牌です。
逆に言うと、そのとき以外は使わない牌ということですね。

もっと言うと、対面がピンズ多めの進行に見えるので、3pが持たれていたり場に切られづらい牌のため、このケースはもっと減りそうで、それよりも染め手や他家のリーチが入って3pが将来的に危険牌になるケースのほうが多そうです。
3pを持っておくメリットよりデメリットの方が多いってことですね。

結果的には8sが鳴けて、2pをツモって満貫。

あと2,3局あるので続きはまた明日('ω')♪

動画は無料で視聴出来ますので、気になる方は是非♪
ちなみにわたくしの出番は
1回戦目 48:40~
2回戦目 1:58:30~

でございます('ω')!

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