#17『”告白したい女の子”SHISHAMO「好き好き!」を語る』
今回は2017年2月22日にリリースされた4thアルバムSHISHAMO4の1曲目に収録されている「好き好き!」という曲について語っていきます。
この曲は簡単に説明すると”好きな人が出来てその気持ちを楽しんでいる告白する手前の女の子”が描かれています。サビで”好き”を連呼するのが印象的ですよね。残念ながらMVはありませんがYouTubeにて音源がありますので載せておきます。
それでは歌詞や曲について語っていきます。
1番Aメロの歌詞
「これはありふれた話です 大したインパクトもないです 君を好きになってしまいました」というフレーズから始まります。語尾が”です”と”ます”という敬語なのが私事ですいませんって感じがして面白いですよね。
ただ冗談でその場のノリでかわいいとか言う男の心理ってなんなんでしょうか。その場の空気をいい感じにするために言ったのか、本心でかわいいと思ったから言ったのか、やっぱり下心があるからなんでしょうか…色々推測してしまいます(笑)。
でも、女の子にとって”かわいい”と言われることってきっと悪い気持ちはしないですよね。現に、この主人公の女の子は”かわいい”と言われたことでその彼のことを気になりだした訳ですから。「始まりは本当に些細なことで」というフレーズがあるように、本当にそういう何気なく言われた一言で恋は始まるのかもしれませんね。
1番Bメロの歌詞
最初は近くに入れるだけでいいんです。でもやっぱりもっと彼のことを知りたいし一緒にいたいって欲が出てくるんですよね。
1番サビの歌詞
ちゃんと彼に会って自分の口から好きって言いたいっていう女の子の方が本気な感じがしますよね。今の時代がよく分かりませんがやっぱり断られた時しんどいから携帯で電話とかメールで告白する人も実際いるんでしょうか。
「あれ?もしかして、もう気付いてる?」というフレーズからは、この女の子なんだか凄い前向きというか一点の曇りもない感じがして聴いていて気持ちいいんですよね。
Cメロの歌詞
一番のサビで彼に対して、「あれ、もしかして、もう気づいてる?」と女の子は心の中で呟いてましたが、どうやら彼は気持ちに気づいていないことが分かりますね。
その彼の言葉や態度に勝手に振り回される感じは共感しますね。気があるのかなとか、多分私のことそんなに好きじゃないよなとか色々考えをぐるぐる巡らせてしまうんですよね。
「でもそんな感じも悪くない」という、そういう悩む気持ちも全部含めて彼が好きだからとポジティブに変換できる女の子って明るくて魅力的だなと思います。
”悪くない”の後に、演奏が止まって”好き好き好き好き”というコーラスが入れてあるのが個人的にお気に入りなので注目ポイントです(笑)。
最後のサビの歌詞
好きだけど中々告白出来なくて、その告白の瞬間を頭の中でシミュレーションしている感じですよね。「顔が赤いのはご愛嬌 足の震えは止まらない
でも頑張るから」というフレーズはドキドキ感が伝わってきて凄くかわいいですよね。そして「準備万端でいざ出陣よ」からはもう色んなことを想定したからあとは想いを届けるしかない、行くぞ私って心の中で叫んでる感じが伝わってきます。そして最後は「あのね、私、ずっと前から…」でこの歌は終わるんです。どうなったかはわからないのも私は作品としてまた良しな気がします。
まとめ
誰にでも分かりやすい歌詞で凄くハッピーな気持ちになれる曲ですよね。主人公の女の子は好きっていう気持ちで幸せなのが伝わってきますし、告白する前のドキドキ感も上手く表現されていてとてもかわいい歌だなと思います。
この曲はツアー中にホテルで作ったそうで、アルバム作成が後半に差し掛かり全体を見て軽めで重くない曲が一曲欲しいってなって凄い勢いでできたというエピソードがあります。
そして、何より曲調がキャッチーでいかにもSHISHAMOっぽいサウンドだなと思います。出だしも勢いのある弾けたイントロでいいですよね。また、サビで好きを連呼するのもインパクトがあって面白いですよね。だんだん”好き”のはずが”キス”に聴こえてくるのは私だけでしょうか(笑)。
いかがでしたか?「好き好き!」とっても明るくてSHISHAMOらしさ全開の曲だと思います。皆さんも是非聴いてみて下さい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?