「電撃メトロ」終演。
2024.4.16
ジグジグ・ストロングシープス・グランドロマン15th zig
「電撃メトロ」終演いたしました。
ご観劇いただいた全てのお客様、
作品に関わってくださった全ての皆様、
本当にありがとうございました!
こちらは舞台写真です📸
他の共演者の投稿にもありますが、
堤さんからの「キャラを作ろうとしなくていい」
という言葉が全てだったような気がします。
舞台は地下鉄の駅構内の避難場所に逃げ込んだ人達が、
戦時下で何を考え、戦後どうやって生きていくのか。を描いた物語。
そして皆様がイメージする"戦争もの"というより、
日本がこれから巻き込まれる可能性のある戦争の物語。
僕が頂いた橋岡という人物は、何を見て、何を感じたのか。
そして今回自分を呼んでくださった理由って何だろうって考えた時に、
わかんないけど熱量と、真っ直ぐさ、エネルギーみたいな所を出るように意識していきました。
そんな僕が作った"橋岡哲志"という役は自分と通じる所が沢山ある形になりました。
目の前に起こるものに沢山影響されて、翻弄されて、
感情的になって、何かを信じ切って行動するような、
言い方を変えると、洗脳されやすいようなタイプの人物で。
そして"誰かの為に"という理由であれば、
正義感でどこまででも突っ走れる人物で。
自分の中での"正義"を信じた行動した先に、
何が起こってしまうのかとかもあんまり想像出来ない
猪突猛進な責任感のある人物で。
役になろうとすればするほど、
自分になっていくような気もしておりました。
そして過去の自分の後悔をより、
内側からえぐられた期間でした。
もしかしたらの話ですので。
橋岡は"この国をもっと良くしていく"ために勉強を頑張って優等生になって、
いい大学に入ったのかもしれない。
でも、この頑張りは無駄なことに気づく。
それは国の政府の人間だけがいい思いをしてる中、自分の家族が餓死してしまったのかもしれない。
そして、こうおもう。
"この国を変えない限り無理"だと。
だから、大学を辞めてデモ活動を始めた。
国に対して批判的な意見を持ってるけど言えない人の意見に耳を傾け、
共に我が国の為に立ち上がる人と仲間を作り、自ら意見を国にぶつけていく。
全ては"国の為に"動いてた人物なのだ。
そんな中、国は武器を持って弾圧しようとした。
"国のために動いてきた"俺達は、国に裏切られたのだ。
だから、反政府軍として活動を始めたんだと。
決して俺達は"反乱軍"では無い。
腐ってる政府を倒さないといけない。
みたいな感じで書き出したら長くなっちゃうので、やめておこう。
でも自分の人生がこんなに反映されている役はなかった気もします。
本当にありがとうございました。
辛い日も、なぜか涙が出てくる日もありましたが、
強く強く生きたいとおもいます。