難しさが半端じゃない】推理クイズ問題!
第1問
会社社長が誘拐されて、随分と以前に廃校になった小学校の体育倉庫に監禁されました。犯人は身代金の取引で出かけるため、ペットボトルに入った水と僅かばかりのパンを誘拐した会社社長に与えていなくなりました。特に拘束はしていなかったのですが、窓には外から板が打ち付けてあり、出入り口は頑丈な鉄製で人間の力では無理やり開くことができそうにありませんでした。出入口の隙間から周囲を見ると離れた場所に人家がありましたが、どんなに大声をあげても聞こえません。会社社長は火事を起こして消防士に自分の存在を発見してもらおうと考え、何か火が起こせるものはないか探しました。自分の所持品は犯人らが全て持ち去ったため、あとは倉庫内にあるもので火を起こすしかありません。中はまだ学校として使用されていた時のものがそのまま残っていましたが、マッチやライターの類いはありませんでした。犯人がいつ帰ってくるのか分からないので、会社社長はこの状況で短時間で確実に火災を発生させる方法はあるのでしょうか。
第2問
借金で首が回らなくなった男が、家族のために自殺して保険金を残すことを考えました。他殺に見える場所として選んだのはサウナルームであり、裸で入っているのに刺殺体で発見されて凶器が現場で発見されなければ他殺に見えるので、自分で心臓を突く方法を取ろうとしました。この計画が成功するためには、どうすればいいでしょうか?
第3問
資産家の老人が絞殺されて、その手の中には将棋の駒の「金将」が握られていました。容疑者として警察が考えたのはこの老人の資産を狙っていた親族である実弟と老人の息子2人と娘1人、長男の息子、老人の妻でした。全員が金に困っていて老人の資産を以前から狙っていて、犯行とされる時間のアリバイがありませんでした。人数が多くて捜査が困難になると捜査員は思いましたが、将棋好きで知られる捜査課長は直ぐに一人の人物を最重要参考人に指定します。その人物は誰で、その理由は何だったのでしょうか。
第4問
旅人が目的地に向かって歩いていると、五人の子供を連れた一人の女性に出会って話をしました。その後にはカバンを持った商人と三人ほど会い、荷車を引いていた農夫とも四人ほど会いました。商人のカバンの中にはそれぞれが鳩を二匹連れていて、荷車には犬が三匹とその内の一匹の背中には子ザルが一匹という組み合わせで連れていました。さて旅人が目的地に着いた時に人間、鳩、犬、子ザルはどのくらいいたでしょうか?
第5問
男性に監禁されたとして、一人の女性が警察署にやってきました。その女性は一面識もない男性に連れ去られ、空き家になっていた家に両手を後ろ手に縛られて監禁されていたのですが、連れ去った男性がかかってきた電話で自分の名前を言っていたので、女性が忘れないようにと縛られた手で自分の体で犯人が見えないことを利用して、壁に背中をつけたまま爪で引っ掻いて名前を書いたと証言しました。その空き家には確かにこの女性が言った男性の名前が爪で引っ掻いて書かれていましたが、警察は直ぐにこの連れ去りが女性の狂言だと分かりました。どうして女性が狂言で連れ去り事件が起こしたのだと分かったのでしょうか。
推理クイズ問題!『答え』
第1問 ↓
答えの解説
以前の小学校で使われていて、現在使われていない体育関係の用具にラインを引くための生石灰があります。生石灰は水を含むと消石灰になるために発熱するので、その熱を使えば火を起こすことができます。生石灰は水に触れると発熱をするため、現在は危険なので生石灰は使われていません。
第2問 ↓
答えの解説
氷で凶器を作れば成功します。男性が死亡した後に氷はサウナの熱で溶けるので、他殺のように見えます。
第3問 ↓
答えの解説
最重要参考人は老人の妻であり、理由は握られていた将棋の駒の「金将」です。将棋の駒の中で「王将」以外は全て裏に別の文字がありますが、「金将」だけは何も書かれていません。つまり「王将」が本人だとすると、「王将」である自分の近くにいる人物で関連性のない人物が犯人だと老人が言いたかったのであり、妻だけは元々親族ではなく、他の容疑者の中でただ一人の関連性のない人物です。
第4問 ↓
答えの解説
人間が一人だけで、それは旅人だけになります。他のものはただ出会っただけなので、目的地には来ていません。
第5問 ② 池ポチャ
答えの解説
警察がその現場で直ぐに男性の名前が確認できたということは、その文字が簡単に読める状態で書かれていたことになります。しかし後ろ手で壁に背中をつけた状態で文字を書くと、絶対にさかさまの文字になるので直ぐには読めません。通常の文字になっていたということは、女性が壁に対して正面を向いて書かなければそのような状態にはならないので、女性の証言が虚偽だということになります。
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