恋は君と果てない思い出を作る。
お店から駅までは、ものの数分。
この数分は短いようで、
緊張で長くもあり、やっぱり短い(笑)
黙って掴まれててくれる彼が、
一体、今何を考えているのか。
少しでも心の距離は縮まったのか?
全く分からない。
分かるのは今、私が幸せなことだけ。
ところで、本当は、
2軒めに行くなら…と、
考えていたことがあった。
「家は?」
そう、ここは彼の自宅のすぐ傍のはず。
何度も来てるのにまだ行ったことがなく、
また、ふつうは自宅の傍って、
家に行く話になる可能性があると、
少なからず思うのではないか?
そう思っていたので、
これは行きたいとひとこと言えば、
行けるんじゃないか?
もしくは話の流れで行けそうだよね?
…なんて思っていたのだけど、
まあ一向にそんな話にならないので、
年末に自分から振ってみた(笑)
すると、あっさり「そうだね」と、
じゃあアレもアレも…と、
(なんか家で見せるもの)
自宅訪問するに充分なフラグが立った。
…はずだったので、
今日、2軒目に行く時間があるならば…と、
もう家でいいでしょ!?と、
そう思っていたんだよね。
最初に話を振った時は緊張しまくったけど、
それだって「好き」とか告白するよりは簡単!
そして今は、既に事前に振ってある話だから、
もうふつうに言える(笑)
「家は?(要約:いつ行っていいの?)」
と、彼にぶつけてみた。
「今、引っ越しで大変やからな。
新しいとこにしよ」
そんなことを言っていたと思う。
私が最初に家の話をした時は、
「引っ越す前に家見せて」だった。
これはね、家に行く理由として、
「引っ越し」を使った巧妙な手口…!!
てか意味分からんよな(笑)
引っ越すからって何で家見せなあかんねん!と。
彼女でもない友達でもない、
同僚というにも派遣の私では釣り合わない。
何と表現するのが正解か分からない関係で、
謎の理由でもってして、家を見せろとか(笑)
でも、その意味不明の理由も通ったし、
(まあ結局行けてはないのだけど)
むしろ新しいとこでもいいのね、と、
新たな約束?に胸が踊った。
まあ、新しいとこも全然行こうと思ってたよ!(笑)
何か、誰かが家に来た時のため、
新たな拘りもできたみたいだし、
今の家に来てもらうより、
新しいとこで落ち着いて…でも、
行けるならまあ、いいよね。
そうこうしてるうちに駅に着いて、
名残惜し気味に改札を通る。
手を振り合って、
ホームへ上がる手前、
姿が見えなくなるところで、
振り返ってまた手を振り合う。
今回は恥ずかしいので、
最初と最後に手を振るだけにしました(笑)
(前回は途中で1度振り返って3度も手を振った)
私が幸せを感じていたように、
君も幸せであったら嬉しいな。