こんなご時世なので周遊謎が欲しい
謎を解くのが好きだ。
なぞなぞとかではなく、いわゆるリアル脱出ゲームと言われる類のものが好きで、謎検もタイミングが合えば受けてるし、自粛期間中に書籍を買い漁ってやりまくった。なお謎検の結果はここで書けるものではないし、佐藤健の足元にも及ばないレベルである。
特に周遊謎と呼ばれる街歩きの謎解きが好き。
周遊謎とは、ホールで集まって制限時間内に謎を解く脱出ゲームに対し、色々な場所を移動しながら謎を解くスタンプラリーとかオリエンテーリングに近い謎解きのパターンである。
有名なものは東京メトロの「地下謎」と呼ばれるシリーズだと思う。これは毎年秋になると東京メトロに広告が出たりキットを持った人が地下にあふれるから見た人はいると思う。
なぜこの周遊謎が好きかというと理由は3つある。
一つ目はキットを使ったギミックが楽しいからだ。
なぞなぞや単純な謎解き(よくテレビで松〇さんがやっているような)と違うのはこのギミックの有無だと思っている。
Aの問題を解いてBの問題を解いて、これらの情報をもとにCの問題を解いて、Dの問題はキットに書いてある謎の言葉や記号を組み合わせて・・・みたいな流れが好きなので、Aの問題だけ、Bの問題だけ、みたいなテレビでやる謎解きでは満たされない。これらはどちらかというと頭の感覚を衰えさせないためにする筋トレの感覚でやっている。
二つ目は好きな人と一緒にできるからだ。
一つ目の理由はホール型の脱出ゲームでも同じ。むしろ隅々まで探したり頭をフルに動かすから好きなのだけれど、多くの場合は1グループの人数が決められていて、それらの人数に満たないとほかの人と相席になってしまうことが多い。これが私にとってはストレス。
(以前6人1グループの時に5人で行って2・3に分けられた)
だからと言ってテーブルを買う(こうすれば人数少なくてもできる)のは割高になるしという結構わがままな理由ではあるものの、ホール型に踏み出せないのはこういった理由からだ。
三つ目は寄り道の楽しみがあるからだ。
先述した「地下謎」は今まで5回くらい行われていて毎回会社の仲の良いメンバーでやるのだけれど、地下鉄の一日乗車券が付いてくることをいいことに、普段あまり行かない街の美味しいランチを食べることも楽しみの一つになっている。謎を解いてどうその場所に行けば効率がよくなるか、そういったことを考えてスケジュールを立てるのも楽しい。
周遊謎は楽しい。
だけれども周遊謎という方式の特性上、あまり多く開催されていないのが現状なのだ。
おそらくどうしてもその街に人が増え、ごみの問題であるとか場所に留まってしまうとかそういう問題が出てきてしまうので街や施設への了承が必要になるんだろうなと思っている。
それもあってか都内で周遊謎が行われているのはSCRAP(リアル脱出ゲームのパイオニア企業)系だと吉祥寺や下北沢、そして期間限定の地下謎くらいしかない。そして私は吉祥寺も下北沢もやってしまった。
SCRAP以外だとタカラッシュのブラックレーベルが有名どころではあるが、こちらは都心というよりは観光地が多いため気軽に足を運べない。
コロナ禍で三密が叫ばれるようになってから1年近く経つ。
脱出ゲームも感染対策をして運営しているようだ。(かつGO TOイベント対象だった)
正直ホール型の企画はめちゃくちゃ密じゃね?とは思うけれど、周遊型の謎なら人ごみはあれど基本的に屋外だからリスクは低いはず。こんな時だからこそ周遊謎めちゃくちゃ増えてくれないかなと思う。
とはいえ、そんなに気軽に周遊謎はできないので、今度リモート周遊謎「ワールド謎ツアー」をやることになったのでとても楽しみ。
でももっと欲を言うならば、一人でも気軽にできる謎解きをもっと充実してほしいんだよなあ。
(ワールド謎ツアーも他にもある謎のキットも一人でできるけどね!)
頼むよSCRAP、そこらへん本当に楽しみにしてるからさあ。