イメコンを卒業した私が各種イメコンについて語る〜パーソナルカラー・骨格診断・顔タイプ診断編〜
はじめに
ここ3年程の私は所謂イメコン垢というやつで、イメコンを散々受けた。
なんだか最近のイメコン界隈がしんどくなってアカウントを消したため、卒業記念でスペックと受診サロンは伏せさせてもらい今まで受けたイメコンについて忖度なしで勝手なことを言ってみようと思う。(スペックを伏せるのは身バレももちろんだが、受けた先生方に迷惑をかけたくないという気持ちもある。また本文に出てくるのが私のスペックとは限りません。)
イメコンを受けたいという初心者の方や、イメコンが好きだけどモヤモヤするところがある人、そんな誰かのために3年余りイメコンにのめり込んだ私の経験が役立てば良いと思う。
また色々受けた上でイメコン受診は自分の似合うものがわかれば良いのでは?という当たり前の結論にたどり着いたので、受診を最小限にするにはどうしたら良いかという観点で書く。そして本来そのような価値観を持つ私がなぜイメコン受診にハマり込んだかは最後にまとめる。
イメコン受診歴
イメコンとはイメージコンサルティングの略で、今流行っているパーソナルカラーや骨格診断等の総称として使われている。もっと簡単に言うとイエベ・ブルベ、骨格ストレート、骨格ウェーブ等で自分がどれに当てはまるかわかる診断のことである。
イメコンは自分のスペックを診断するもの(骨格タイプ、顔タイプ、パーソナルカラー)と自分の全体的な雰囲気や世界観を診断するテイスト系(パーソナルデザイン、パリ流、テイストスケール)に別れると思っている。全部書くと長いので今回はスペックを診断するイメコンについてまとめる。
今までの受診歴は…
骨格タイプを合計4回(3タイプを2回、7タイプを1回、12タイプを1回)
顔タイプ診断(FT)を3回
パーソナルカラー(PC)の受診回数は覚えていない。というのもパーソナルカラーはテイスト系に付随している事が多く、イメコンに凝ると何度も受けることになる。単体で受けたのは、4タイプとラピスの16タイプである。
(骨格FTPCのトータル診断も受けているので、各1回ずつ含まれている。)
テイスト系はパーソナルデザインを本家で1回、パリ流ファッションスタイル診断を2回、マチュアリズムを1回、テイストスケール法を2回(外見重視・嗜好感性重視)を受診した。
※以下略称でも書きます。基本的に診断の公式サイトに飛ぶようにリンクをつけています。
パーソナルカラー診断
毎回夏か冬かでとても迷われる(1回だけ春も出たことがある)自認としてはブルベ夏。所謂強ブルベというスペックだ。
話を聞くと4季節制覇した人なんかもいて、結構ドレープや光などの外的要因に左右されるんじゃないかと推察している。あと感覚的に肌がキレイに見える、明るく見えるとか診断士さんによって良しとする色の優先事項が違う気がする。私はブルベ夏の方がキレイに、ブルベ冬の方が明るく(白く)見える傾向がある。
4タイプ
私は基本的に大は小を兼ねると思ってるので、4タイプでいいのではと思っている。パーソナルカラーに関してはタイプ名よりPCCS表のどこにいる、得意な色相明度彩度濃さ等を把握できれば別にどの診断でも良いのでは?と思う。あとその人の第一印象や雰囲気は意外と4タイプのパーソナルカラーでわかる気がする。
色白に見せたい、血色よく見せたいなど基本方針が一致している診断士さんが良いんだけど、それは受けてみないと分からないという罠。
細分化してほしい人には4タイプはもちろん向かない。ドンピシャに似合うベストの色を突き詰めて欲しいという気持ちもわかるし、だから16タイプ、サイアート、4D、21分類、グラーデーションカラースケール等色々な診断方法があるんだろうなと思う。パーソナルカラー系が診断の種類自体は1番多いよね?
16タイプパーソナルカラー(ラピス)
診断士さんが最高だったので好き。1stと2ndの組み合わせが決まってるというラピスの理論自体は謎。
勘違いしてる人が多いけど、ラピスの2ndタイプは2番目に似合うタイプじゃなくて方向性を決めてるだけ、1stブライトサマー2ndクリアウィンターだけど、1番似合うのはブライトサマー2番目はクールサマーなんてこともあり得る、けどそこまで説明してくれる診断士さんは少ない。
ラピスである必要はないけど、ネットの◯◯タイプ向け情報がほぼラピス準拠だからラピスで良くない?みたいな。
あんまり細分化するのはイマイチだなと思っていて、16分割でも細かすぎる部分はある。私のブライト夏とクリア冬の似合い度に大した差ないでしょと思う。けど色系は何を受けるかより誰で受けるかが本当に大事で、理論が違くてもたどり着く場所は同じ。また結果が変わっても診断時のドレープではそのタイプが1番良く見えたと感じ、結果に納得出来ることも多いと思っている。
骨格診断
スタイルアップは骨格タイプじゃないとわからないので、受けると納得感はある。着こなしについても教えてもらえるので持っている服でも実践でき1番即効性がある気がしているが、自分でわかってたなあと思うことを言われて終わることも多い。受けたのは3タイプ→7タイプ→3タイプ(トータル)→12タイプの順
骨格3タイプ
1番広まっている診断手法であり、私が初めて受けた頃よりミックスの概念も浸透してきたのでこれで良いのではって気がする。
(3タイプの創始者的存在はミックスは居ない派らしい。)
結構3タイプで説明つく人が多そうだし、7や12タイプが同じでも3が別だと違く見える気がする。基本的に3分割なのではみたいな気持ち。ただ3じゃ全くわからないみたいな人も存在するので、そういう人は7か12受ければ良いと思う。私は割と3じゃ解決しない側で、2回ともタイプが違った。だから万能ではないと思う。
3タイプを受けてある程度納得したら、3タイプを元にした骨格12タイプを受ける、違和感があるならボディラインを見る7の順番がおすすめかな。
骨格7タイプ
私は7タイプが1番好きだった、イメコンベストバイの一つ。骨格(3.12)で納得できなかったら骨格とボディライン(7)が違う可能性があるから受けるのがおすすめ。骨格診断という名前同士は似てるけど、3タイプとは見てるところが違くて7タイプはシルエットを見ている。骨格3タイプストレート(直線)なのに7タイプでウェーブ(曲線)など、骨格とシルエットが一致していない人が気に入ってるイメージ。ただ名前のせいなのか骨格ではなく、ボディライン、シルエットを見てる診断だと伝わってないのはどうかと思う、7タイプシルエット診断とかにしたらどうかな…
ウェーブが曲線シルエットでストレートが直線シルエットなのも3タイプのウェーブストレートの概念と混ざって伝わってる様な…?
その紛らわしさがもやもやする部分がある。
それと3で納得してる人はあんまりいらないんじゃ無いかな〜基本的に骨格がボディラインを作るわけだから、3を受ければボディラインは分かる人が多いはず…だからか7タイプは無駄だったとか否定意見もよく聞く。逆に7だけ受けるのは本来の骨格がわからないから、あんまりおすすめできない。
ナチュラルに該当するタイプがないから骨ナチュ要素を持つ人にはイマイチかも。結論として人には勧めないけど悩んでるなら解決するかもと思うし、3に納得できなかったら12より7なのかなって思う。
骨格12分類
最近流行りだしすごく良いって人が多いけど、実際は微妙だったという人もいて賛否両論な診断なイメージ。私も結果に納得してるけど、新しい発見は特に無かった。3か7で納得してる人は個人的にはそれで十分かなと思う。
試着で絞る診断方法は面白いし納得感はある、悩むより着ろって感じ。診断自体がかなり楽しいかも。PCでもそうだけどドレープを当てる等結果が目に見える診断は納得感があるし、診断自体が楽しい。
結果の出し方は質感重視な気もしていて、骨格というよりパーソナルカラーに近いのでは?みたいな疑問がある。そして質感を見るから先生によって良しとするものが違うのか、受け直すと結果が変わる人が多い印象。あと用意されている服が直線モード系で、いわゆる曲線属である私には提案コーデがはまらなかったかな‥
これは私が悪いのだが、若干潔癖症なので人が履いた靴や服を履くというのがちょっと嫌だなと思ったり、洋服の匂いで咳き込んだりした‥これは体質だからしょうがないけど、こういうのが苦手な人は気をつけた方が良いかも。
顔タイプ診断
顔タイプは3回も受けているのに正直わからない。顔だけで似合うもの決まるわけじゃないって思ってしまう部分がある。
顔タイプクール寄りソフエレで迷走して、意味不明すぎる!!絶対間違ってる!!からイメコンにハマったので功罪は大きい。
受ける時は柄ドレープやフェイスマッチ等計測以外もついてるサロンが良いと思う、あと単体で受けて個人資料を貰えるサロンが中々ない印象なのでそこで選んでも良い。
資格が2日で取れるからか、顔タイプだけやっていたりオンライン顔タイプをメインメニューにしていたり副業か〜?あなたアナリスト業に本気ですか?みたいな診断士さんも多い気がする。
全体としてあまり好きな診断ではないけど、クーカジュの物キュートの物は恐ろしく似合わないから得意を知るというより苦手を知る方では役立ってるかも。数字でわかるから誤診が少ない気がする。とはいえ、目力が強いなどアナリストさんの主観が入ってくる部分があり普通に結果が変わる人もいるし、私もクール寄りのソフエレの〇〇寄り部分は変わった。
曲線直線大人子供のイメコン用語がいっぱい登場するし、ネットにも情報が豊富だから初心者だったら勧めちゃうんだけど…
正直いうと顔タイプでしか言われなかったことは無いし、単体で受けて個人資料を貰ったことがない。イメコンにハマりきった人なら他人の顔タイプ予想できるしね…無視してるという人が多いのもわかる。
トータルが良いのか個別に受けるのが良いのか
私はまずパーソナルカラー骨格顔タイプそれぞれを個別で受けて、その後3つを同時にみてくれるトータル診断を受けた。トータルはインターネットで発信内容が面白い!この人で受けたいと思ったアナリストさんを選んで満足はしてるけど、人に勧めるなら個別に受ける方を勧めたい。
診断士さんの発信を見るとそれぞれこの診断が得意という特色がある気がして、例えばパーソナルカラーが得意な人ならPCのアドバイスが多くなるだろうし、それは骨格や顔タイプも然り。それなら個別に詳しい人から受けた方が良いと思う。
また診断士さんとの相性が本当に大きいので、トータルで受けて相性が悪いと目も当てられない。割高だが個別に受けて気に入った診断士さんに他の診断を頼むというのも良いと思う。
トータルには値段が安い、全てを関連付けたアドバイスを貰えるという良さもある。確かにPC冬だけど顔タイプフェミニンだから柔らかい印象の色を使おうという他のスペックを絡めたアドバイスをして貰えるのは有難い。しかしそのぐらいの情報はネットで手に入るし、逆にそれぞれのスペックを詳しく知りたいのに結び付けられることで曖昧になってしまい嫌だった。
これは私の性格の部分も大きいのかもしれないが、総合して個別に受けた方が満足度は高かった。
資料やアフターフォローについて
資料について
資料は診断士さんによりけりで、ネットにも書いてあるようなタイプ例の典型が書かれたA4一枚ぐらいの内容の薄い資料しかくれない人もいれば、(特に顔タイプ診断で外れ資料を引いた気がする)作るのに何日かかるんだろうと思うぐらいパーソナルで内容豊富な資料をくれる人がいる。資料については公表してないサロンも多いので受診前に個別資料貰えますか?と聞いてみるのが良いと思う。
アフターフォローについて
イメコンには診断後質問をできるアフターフォローサービスがついていることが多い。3回までや3ヶ月無制限、中には永年質問可能というサロンもあり同じ値段でもアフターフォローの手厚さは様々だ。
アフターフォローは個人的には3ヶ月は欲しいと思っている。3ヶ月あるとワンシーズン消化できるのでコーデやメイクでトライアンドエラーを繰り返し、診断士さんに言われたアドバイスを習得できるからだ。
アフターフォローは素敵なサービスだけど骨格PCFTで永年アフターフォローが欲しいかと言うと微妙だ。次の記事で触れるテイスト系の診断では絶対に永年アフターフォローが良いのだけど、この辺の診断はネット上に情報が転がっているためか3ヶ月、どんなに長くても半年もすれば診断士さんに聞きたいことが無くなってしまうのが正直なところである。
私がパーソナルカラー顔タイプ骨格等を色々受けて思った感想はこのぐらいである。
次回はイメコンの深淵テイスト系診断について書く予定…