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「面白い」駄文を試みる:2

●mixi日記を観察した頃

 かつて、mixiがまだよい成長の中にあり、つながるということの中に、お互いの日記を読むということが色濃くあった頃、(それはとりもなおさず、会いもしないうちから裸をさらす、頭の程度をさらす、センスのありようをさらす、ということでもあります。)多くの人がやっていたように、あたしも、色んな人の日記をうろつきました。

 面白い日記というものが、時々あります。面白い人というのもいる。ふたつは必ずしも一致しないけど、その人の書いたものを見ると、多くはそのことすら透けて見えます。こいつ透けて見えないように書いてやがるな、ということも匂います。確信がなかったとしても、こちらの判断がたとえ間違っていたとしても、それはあまり重要ではないです。面白さというのは、憶測や間違いや勘違いを含めた、いろんな有り様の中に立ち上がり、成立するのです。

 いつだったか、ただこちらは盗み読みして、マイミク申請はしないでいた相手がおりました。その人の職業はわすれたけど、たぶんデザインとかイラストとかをやっていて、自分と似たような業界の人です。

 その日記は露悪的な面白さを持ってまして、まとめ読みをするとひとつのトーンがある、つまり作風ができている人でした。

 なぜマイミク申請をしなかったのかしら?してもよかったけど、しない理由もあった気がします。
 当時は足跡ってのがもう少し重い道具として機能していましたんで、あんなに複数回足跡踏んでたら、まああっちもこっちを覗くであろうし、覗いてくれれば当時はまとまったもんをガンガン書いていましたんで、どんな奴なんだかはわかるだろうから、興味があれば近づいてくるんじゃないんだろうか?と思ったのです。だけどその人は足跡をたどってくることはありませんでした。
  
 あたしは記憶する限り、この人の日記にコメントを残すこともしませんでした。理由はなんとなく、ってことで。印象的なコメントを残して人を釣る、ってこともmixi活動の面白い部分ですけど、あたしは彼女(女でした)に対して、比較的警戒心が強く働いていたんでしょうね。

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おひねりをもらって暮らす夢は遠く、自己投資という名のハイリスクローリターンの”投資”に突入。なんなんだこの浮遊感。読んでいただくことが元気の素です。よろしくお願いいたします。