「お金がない!とは絶対させない」はじめての資金調達
「お金がない!!
・・・ふぅ。出ていくお金が想像以上に多い!!」
こんな始まりのブログは読みたくないと思うかもしれませんが、皆さんには同じ思いは味わってほしくない。
「苦しい。
こんなはずではなかった・・・
先が見えない・・・涙」
しっかり計画したはずなのに、起業してすぐにぶつかった壁は
『お金のこと』。
すぐに売上がたつだろう。
自信もあった!
自分の夢を実現するために、自分のやりたいことを始めたはずなのに、やはり自分の生活もあるので、お金のことは正直気持ちが落ち着かず、
焦り、相当なストレスで疲れ果てていました。
「良いサービスなのに使ってもらえない。
・・・なぜ良さをわかってもらえないのか?」
「すぐに売れるはずだったのに・・・
こんなに大変なはずではなかった・・・」
ずっとこんなことばかり考えていました。
起業した直後の自信満々な考えは吹き飛びました。汗
ここで当たり前のことですが、おさらいです。
利益の源泉「売上」
売上は、商品、サービスの単価に販売数を掛けて計算します。
当たり前ですね。
利益を増やすには、2つの方法がある
売上を増やす
経費をカットする
売上の根拠なしには利益は語れない
大切なことですが、売上の根拠なしには利益は語れません。
入金サイトは気を付けよう
また、もうひとつ考えなくてはいけないのは入金タイミングです。
これが一般的な入金サイトでしょうか? (サイトとは期間のことです)
数値で見る売上と現金の動きは合わないことがほとんどです。
気を付けてください。
さて、本題です
はじめての資金調達
「自己資金だけでなんとなるはず・・・
ふぅ。これが予期せぬ事態か」と途方に暮れます。
いくつか方法があります。一番自分に合った方法を選択するのが良いと思いますが、夢があってやる気も漲っている起業前は、すべて試してみるのもひとつの方法かもしれません。
もう1つの考え方として、昼間の仕事をしながら起業を目指すなら、一番確実な方法を選ぶのが良いかもしれません。
資金調達の方法
わたし、いろいろ試しました・・・笑
タイミングもあったと思いますが、
様々な角度からサポートしてくれる人がたくさんいました。
プロフィールに大失敗と書かせていただいていますが、資金調達では多くの失敗をしました。
いま起業を考えている方へわたしの経験からアドバイスができるとすると、成功率が高い、効果的な資金調達は、下記の順番かなと思います。
1.自分で貯める
これ重要です!!
誰にもなにも文句言われずに使えるお金は多ければ多いほうがいい。
他から資金調達の目途が立ったら、そのまま貯めておけば良いのです。
また、銀行は投資家などどこから借りるにしても、「自己資金はいくらありますか?」と聞かれます。
いろいろ理由はあるかと思いますが、自分が投資する立場なら、自己資金が多ければ多いほど「この人、相当やる気あるな!」、「頑張って貯めた資金は取っておいたほうが良いよ」とアドバイスしてしまいそうです。
コツコツと貯めておきましょう。
2.親・兄弟・親戚から借りる
必ず一度は家族に聞いてみましょう。
高校や大学、専門学校など、あなたへ投資してくれた親は一時的な資金を調達する一番の理解者だと思います。
あなたを一番に理解している親を説得できない「事業計画」は成功できないものかもしれません。「いいね」と言ってもらえるだけでも良いのです。
相談してみましょう。
3.銀行から借りる
これが親・兄弟から借りる次に確実な方法かもしれません。
「銀行」と聞いて思い浮かべる、”赤、青、緑”のいわゆる都銀メガバンクは一番最後です。
銀行は返済リスクを一番に考えます。
お金を貸したのに返済してくれない人ばかりであれば、貸した銀行はすぐに廃業となってしまうからです。
しかし、大手銀行がダメでも、他の金融機関で資金調達ができます。
おそらく普段生活している中では絶対に縁のない金融機関です。
でも、この縁のない金融機関がとても協力的で、味方となり、手厚いサポートをしてくれます。
あなたがはじめて事業資金を金融機関から借りたいのなら、以下の順番でアタックしていくのが正攻法です。
ちょこっとポイント!知らない人より知っている人
親・兄弟・いま在籍している会社などの口座があり、取引している銀行のほうが審査が通りやすいと思います。
やはり『人間関係が大切』です。
知らない人が借りにくるのと、知ってる人が借りに来るのでは各段の差があります。銀行側も、「安心する」し、知ってる人が借りに来てくれると「嬉しい」と思います。
ちょこっと追加!銀行の種類
①日本政策金融公庫
日本政策金融公庫は、銀行がお金を貸したがらない創業時の資金や、新しすぎる事業に対して融資をする金融機関です。国民の税金で運営されている金融機関になります。
②信用金庫、信用組合
信用組合の方が信用金庫より規模は小さめでしょうか。
信用金庫、信用組合は地域に根差した金融機関であり、全国規模の銀行よりは敷居は全体的に低めですが、地域に根差した事業でないと二の足を踏むかもしれません。
※ここで注意です。信用金庫、信用組合とも資金提供できるエリア(営業エリア)が決められています。登記簿に記載された会社の本社住所、支社住所以外では借りられないことがあります。気を付けてください。
※銀行からの資金調達のやり方は別途詳しく書きます
ここでブレイク。
この先は、少し工夫と人脈が必要となる資金調達の方法です。
事業が軌道に乗ってからでも良い方法ですし、知名度をあげるために利用する方法でもあります。タイミングを考えて、資金調達の方法を検討してください。
4.投資家から借りる
人脈がモノを言うフェーズです。
魅力的なサービス・商品であえばあるほど、いろいろ〇〇コンサルタントと呼ばれる方々が押し寄せて来ると思います。
信じられる方はいると思いますが、たとえ、社内的に地位のある方の紹介でも疑ってかかってください。
5.クラウドファンディング
わたしの経験からはお勧めしません。
バリュエーションが必要などいろいろな状況で、なぜクラウドファンディングを実施したのか質問に明確に答えられる状態でない限り、試算価値が薄まり、多くの権利者がいる状況は作らないほうが良いと思います。
6.投資ファンドから借りる
ある程度、事業が良い方向に進んだら、規模を大きくするときには必要な存在だと思います。
<注意>
投資ファンドのゴールは、投資によって得られるリターンがすべてです。
株式公開なのかM&AなどによるEXITなのか、いずれにしてもかなりのプレッシャーがかかると考えてください。
投資契約書もガチガチに二進も三進もいかない状況に追い込まれそうな内容で締結を迫られると思います。気を付けましょう!
7.投資家イベントで賞金を得る
こういった投資家イベントに呼ばれること自体、知名度がアップし、認められている状況かと思います。
更なる知名度アップやブランド力の強化のためにイベントに積極的に参加しておきましょう。ここで様々な人脈が得られます。
8.その他
①カードローンは申し込んでおきましょう
イヤだなと思う方がほとんどかと思いますが、これは大切!!
急な資金が必要になることが多々あります。
この時に、すぐに使えるカードローンをいくつか準備しておくことは心の余裕になります。
入金がある月末までに当月に返済できれば金利はかからないはず。(要確認)
クレジットカード、ローン会社、いろいろあります。
最後の手段として、できるだけ多くの会社に申込みをして、準備しておきましょう。
事業計画が大切!!
バラ色の事業計画書は必要ありません。
達成できない目標値を設定しても誰も信用してくれませんので、ある程度、裏の取れた固い数値で書きましょう。
『銀行がすぐに貸してくれそうな事業計画書』の書き方・テンプレート提供は、別の機会に書いてみます。ご期待ください