祈りまでの道 (長いよ)
私は生まれた環境もあって
世間を冷めた目で見つめる子供だった
馬鹿にして嘲笑って
感情的な部分にカギをかけて
ネガティブに空っぽに生きていた
あの日が来るまでは
私はもう人生が破壊寸前だった
セルフサボタージュ
いやセルフニグレクトだ
魂の必死な叫びも
ずっと届いていなかった
どこにも響いていなかった
自分が死ぬ、と思った
いや死ね、と思った
そしてゴメン私
辛かったんだよね
そして最後の叫びは
神様たすけてください だった
私は宗教にもはまらず
神と向かい合ったこともなかった
でもその救いを求める私の声が
あっという間に
神の大きな愛に包まれるのを感じた
その愛は無限でただ心地よかった
面白いことに
私の声には神のバイブレーションが
数日残っていた
なぜわかるかと言うと
私が言葉を発すると
スローモーションで
相手の顔の表情が変わるのだ
目の奥の光がパッとつくような
そして愛に満たされる
そのエネルギーに酔い続けていたかった
でも私の中の神聖なエネルギーは
現実生活を送る中で蒸発していった
宗教や思想本を読みあさっても
ヨガや瞑想をしても
戻ってこなかった
私は徐々に忘れていった
エゴなのか見栄なのか
あの神体験から得た
私の中の確信やインスピレーションを
世界に見せたかった
あがいて、なぜか余計に苦しくなった
そして暗くて深く厳しい森の中を
ずいぶん長く歩く羽目になった
私にとって 真実がすべて
ウソにはまったく興味がない
でもこの世界は嘘で塗り固められている
真実をもとめて
私は内側の小宇宙を体験した
でも知能が私のジャマをした
そしてまた旅は途中で終わってしまった
そして 悪が
この世界を支配している事実を知った
でもそんな風に思わないよう
疑問をもたないよう
洗脳されていた
私は神の子だ
ずっとその光の存在である真実を
隠されて
ドロドロのエネルギーばかり
身体にまとう羽目になった
やっとその世界から私は目覚めた
目の前で繰り広げられる善と悪のうねり
祈ろう
ただ自分の心に愛を灯せばいい
その愛の炎を神にささげるんだ
すぐに神の愛が反応して返ってくる
その愛の交歓こそが
祈りの原点だ
祈れば祈るほど
精霊に満たされる
自分の中のすべてを
神に委ねればいい
神はずっとそれを待っていた
無知である罪を抱えて私たちは生まれる
そう誰も教えられない
自分で気づいて
神との蜜な関係に戻ればいいだけだ
祈りは
純粋なエネルギー交歓だと思う