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NPO法人フォレシア様│寄付型クラウドファンディング事例
Syncableには、弊社ファンドレイザーによる、マンスリーファンディングやクラウドファンディングといった寄付キャンペーンの伴走支援サービスがございます。
寄付キャンペーンの立ち上げ準備から公開、キャンペーン期間中により多くの支援者を集めるために、各団体様をサポートさせていただいております。
今回は、下記リンクの寄付型クラウドファンディングを開催した際にファンドレイザーによる伴走支援を利用していただいたNPO法人フォレシア様にお話をお聞きしました。
達成金額:566,196円
支援者数:90人
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NPO法人フォレシア
2017年7月に設立
当たり前に不妊治療と仕事の両立ができる社会の実現に向けて活動を開始
今回インタビューを受けてくださったのは代表の佐藤様と、事務局の石井様です。
代表 佐藤様
自信の不妊治療の経験から、「不妊治療を受けながら仕事を続ける」ことの大変さを実感。課題を次世代に引き継いではいけない、とNPO法人フォレシアを立ち上げた。
事務局 石井様
各事業において企業に向けてサポートを行っている
不妊治療と仕事の両立を支援
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――貴団体様の事業内容と、ご担当者様の役割について教えてください。
佐藤:NPO法人フォレシアは不妊治療と仕事の両立支援というものを企業向けに行っています。事業には、知る・作る・支えるという3つのフェーズがあります。まず、社内のアンケート調査も含めて課題を企業に知ってもらいます。その後どのようにして社員を支えていくのかといった不妊治療と仕事の具体的な両立プランを作ります。3つ目に、相談窓口を設置したり専門家がそれに対応したりといった、作ったプランを実行に移し、運営することで支えていきます。私は事業の管理や運営といった全般的なことをしており、石井は基本的には事務作業で、その事業のサポートを主に行っています。
継続寄付を募ろうとしていたが、まずは単発寄付を募ろうと方向転換
――具体的にSyncableをどのように活用しましたか?
佐藤:Syncableの伴走支援を利用し、まずはキャンペーンを立ち上げ、寄付を募りました。今の自分たちには、ページを作って広報をして寄付を募るといったスキルや発信力が無く、最初はどうしようと悩んでいました。そんな時にSyncableに伴走支援というものがあることを知り、伴走支援を利用しました。
当初はマンスリーサポーター(継続寄付者)を集めたいと思っていたのですが、継続寄付者をいきなり集めるのは難しいということで、単発寄付を募る寄付型クラウドファンディングを立ち上げることになりました。
この方向転換があったことが自分の中ではすごく貴重な経験となりました。そもそも一つのキャンペーンを達成することができる自信がなかったので。Syncableのファンドレイザーの方が一緒に手伝ってくれたことが良かったです。
ゼロからのスタート
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――伴走支援の感想を教えていただきたいです。
佐藤:寄付を集めるのってすごく難しいことだと思っていました。私たちには大きく2つの懸念点があったからです。
まず、どこから手を付けて良いのかがわからなかったことと、支援者がいない状況で支援者を集めるということ。
私の団体ではもともと寄付者がいたわけでも、応援してくれる人がいたわけでもなかったので、Syncable以外の色々なクラウドファンディングを行えるサイトでキャンペーンを立ち上げても、寄付を集めるのは難しいかなと思っていたんです。
そんなゼロからのスタートを一個一個順序立ててしてくださったのは、自分たちでは出来ないことだったのでとても助かりました。あとは寄付者のリストを整理する方法がとてもわかりやすかったです。
重要なのはいかに情報をわかりやすくシンプルにまとめるか
――ファンドレイジングにおいて難しかった点、苦労した点がありましたら教えてください。
佐藤:もともと支援者がいなかった点もありますが、キャンペーンありきでやったわけではないので、キャンペーンを作るところがそもそも難しかったです。何を発信すればわかりやすく伝えられるかという点が…。
もちろん不妊治療の支援をしてるので、不妊治療の知識もいろいろあって、専門的な用語も伝えられますが、寄付してくれる人ってそんなこと詳しくないと思うんですよね。だから、視覚的にも言葉的にもわかりやすく伝えて、わかりやすくシンプルな事業であることを伝えるのは大変でした。
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図:コンサルティング支援により作成されたグロースサイクル図
そんなところも伴走支援に入っていただいたファンドレイザーの方が、寄付者に対して見せやすいようにまとめてくださったので助かりました。知識があるからこそどうしても難しく考えがちで、難しく伝えがちなんですよね。”よりシンプルに”がコツだと思います。
お金だけでなく人とのつながりも得ることができた
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――その後の事業の変化についてお聞かせください。
佐藤:寄付キャンペーンを立ち上げたことで、最終的に80人以上の方が寄付者として応援にまわってくれました。中には著名人の方ともつながることができて、そういう良さもありました。それが次の不妊治療研修だとか事業展開の広報活動につながったりとか。今回は50万円が目標だったので、お金としては小さいかもしれませんが、お金だけじゃなく80人超といった仲間ができたということはとても次につながると思います。
寄付キャンペーンが今後の活動の潤滑剤に
――このファンドレイジングで得た情報や知見などにより、貴団体様の今後にどのような影響がありますか?
佐藤:今回は企業向けにやるアンケート調査の寄付キャンペーンでした。実際に企業で集めたアンケートデータってすごく貴重なものなので、集めるのが難しいのですが、そのアンケートを取る段階で「クラウドファンディングで集まった資金なので」と言いばんそうやすかったり伝えやすくなったかなと思います。
成果報酬型でクオリティの高い伴走支援
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――デジタルファンドレイジングにおいてSyncableを使う価値とは?
佐藤:間違いなく伴走支援だと思います。当時他のサービスでは伴走支援ってありませんでしたよね。最初にSyncableではなく、他サービスに相談をしたことがあったんですけど「寄付者や支援者が最初にある程度いないと無理です」ってはっきり言われたんですよね。何だこの人たち、と思ってしまって…(笑)。
元から支援者がいたら苦労しませんよね。「元からいない支援者を、これから集めたいんだけど…」って思ってしまいました。で、Syncableに伴走支援というものがあったので、申し込みました。
費用に関しても成果報酬だけとのことで、それだったらやらない理由はないなと。やっぱりクラウドファンディングにおいては伴走支援が必要だと思います。
今後も寄付フォームとして使用していきたい
――今後のSyncableの活用予定をお聞かせください。
佐藤:キャンペーンが終了し、現在マンスリーサポーターを集めるためにマンスリーファンディングを行っていますが、これからも寄付フォームとして使っていきたいです。
私たちのような小さなNPOだと、あまりコストをかけられないのですが、Syncableは掲載料とか登録料はかからないので、使わない手はないなって思います。
――今後、Syncableに搭載されてほしい機能がありましたらお聞かせください。
佐藤:口座振替の機能と登録カードの種類は増やしてほしいですね。キャンペーン中も支援者の方から「このカード使えないの?」と問い合わせが来て、銀行で振り込んでもらったものをこちらが振り替えてって感じでやっていたので…。
※口座振替(銀行振り込み)及び登録カードの種類拡大(JCB)はこの夏実装予定です。
新たな仲間を増やすためのイベントとして
――これからファンドレイジングを行いたいと考えている団体に対して、一言メッセージをいただけますか?
佐藤:団体を立ち上げた当初って、支援者数も少ないし、寄付してくれる人たちも少ないと思います。しかし、それを増やしていくという面でもクラウドファンディングはものすごく有効でした。寄付者/支援者がいるからやるのではなく、新しい仲間を増やしていくという一つのイベントと考えてファンドレイジングを行うのがいいのではないでしょうか。
また現在、自分の力を今を生きる方へはもちろんのこと、未来の人のためにも使いたいとお考えの方の中から私たちの仲間になっていただける方を募集しています。
専門的なスキルをお持ちのプロボノの方や学んだスキルをどのように社会に活かすことが出来るのか、社会ではどのようなスキルが求めらえているのかなどに関心のある大学生インターンの方を募集しております。
皆様のお力添えをいただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。
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