気軽な気持ちで立ち上げて、普段団体と接点のない人ともつながることができた【NPO法人コンフロントワールド様│バースデードネーション体験談】
こんにちは!Syncableの武藤です。
Syncableでは、誕生日にプレゼントを貰う代わりに寄付を集める、バースデードネーションという機能があります。
バースデードネーションとは?
バースデードネーションを立ち上げる人って?
バースデードネーションの立ち上げ方はこちらのnoteで詳しく解説しています。
団体設立記念日にバースデードネーションを開催するメリット
団体の誕生日を祝う形でバースデードネーションを立ち上げるメリットとしては、主に以下のものが挙げられます。
詳しくはこちらのnoteをご覧ください
今回は、バースデードネーションを立ち上げた経験のある団体代表者さまに、実際にやってみてどうだったか?ということをインタビューしました!
団体について教えてください
メンバーのやりたいことを実現できる団体
荒井:コンフロントワールドは、「不条理の無い世界の実現=生活と権利が保障され、誰もが自分で未来を決められる社会の実現」をビジョンに掲げています。活動場所のメインは、アフリカのウガンダです。水道も電気もガスもないような地域で、人々に水を届ける、水のインフラを作っています。水を届けることをはじめ、石鹸を生産して届けたり、手洗い場を提供するような活動をしています。また、ウガンダの別の地域では、南スーダンから逃げてきた難民の支援をしています。
あとはアフリカのタンザニアで、学校の建設や保育園の経営支援を行っています。他にも、南米のペルーに関わる活動もしています。ペルーには刑務所の中で作られたファッションブランド製品があるのですが、それを日本で販売しています。
結構色々なことをしている団体ですが、なぜこんなに色々なことが出来ているかというと、団体内でメンバーのやりたいことを団体という枠組みを使って実現することを、すごく大事にしているからです。メンバーや、誰かがやりたいと言ったことに対してみんなで協力して形にして、さらに他の人が応援してくれたり寄付をしてくれたりすることで、何かの課題を解決する、という形を大事にしています。
初めてバースデードネーションを開催したときはどのように感じましたか
軽い気持ちで始めた一方、不安もあった。
荒井:今まで2回ほど、個人でバースデードネーションを立ち上げたことがあります。Syncableを使用しているのですが、自分の誕生日の1か月前に、バースデードネーションの立ち上げをしませんか?というメールが届いたことでその機能を知りました。
最初はやってみようかな、という軽い気持ちで始めました。しかし、やっぱり集まらなかったらどうしようとか、色々バッシングを受けたらどうしようといった不安はありました。わざわざ自分から誕生日プレゼントを貰おうとしていることになるので…。そういった不安は、毎回やるたびに感じますね。
そして今年の3月に、2回目のバースデードネーションを4年ぶりに個人で行いました。最初は、個人の名前でお金を集めることにものすごく抵抗がありました。
1回目の時は、当時の副代表も同じ3月生まれで、コンフロントワールドも3月に設立され、誕生日や設立記念日が重なるタイミングだったので、最初の見せ方としては、個人の誕生日ではなく、団体の誕生日として開催しました。
ただ、SNSなどでの広報の文言としては、「僕も3月生まれで誕生日なのでお願いします。」という感じで自分たちの誕生日を全面的に押し出していました。副代表もそのような広報をしていました。
はじめてのバースデードネーション
2回目のバースデードネーション
コンフロントワールドさんに立ち上がったキャンペーン一覧
それぞれの目標金額の理由を教えてください
確実に集まる金額を設定した
荒井:団体が1周年の時に行ったバースデードネーションは、1周年ということで11,111円にしました。今回は確実に達成できそうな金額として20,000円を目標にしました。他のことが忙しかったこともあり、個別に連絡して支援を募るといったことはせず、1,2回FacebookやTwitterでシェアしただけでした。なので、それで集まりそうな金額を目標にしました。
バースデードネーションを行う上で、難しかったことはありますか
目標付けが難しいこと、ハードルが高いこと
荒井:はい、二つあります。一つは、バースデードネーションの位置づけにもよるとは思いますが、目標設定が難しいことです。何かの目標があって、それに向かってお金を集めます、という形だと分かりやすいですよね。例えば震災が起きた際、多くの寄付金が集まるのはどんな課題を解決するのかが明確だからだと思います。だから、バースデードネーションは課題解決のためのキャンペーンに見えないため、そういった課題に対する共感を得ることは難しいなと思いました。
もう一つは、立ち上げる側の心理的ハードルが高いかなということです。先ほど言った通り、「誕生日プレゼントをください」って自分からねだっているのとあまり変わらないことですよね。結局集まったお金は団体の活動支援に回ることになるわけですが、知らない人から見たらプレゼントを欲しがっているのと同じに見えてしまうので、そこへの抵抗感はかなりありました。
バースデードネーションを開催したことによる寄付が集まること以外の副次的な効果はありましたか
団体と関係のない友人が、興味を持ってくれた
荒井:僕の名前で団体への寄付を募っているので、プライベートの友人などで、全然団体の話をしないような中高の友達なんかが寄付してくれたことがあります。新しく人間関係が広がったというよりも、団体を通してのつながりではない、素の自分を知っている人たちが応援してくれたことは、金額とか関係なく嬉しいですし、バースデードネーションが自分が関わる団体を知るきっかけになっていることも嬉しいなと思います。
バースデードネーションの立ち上げを考えている団体に向けて一言お願いします
小さな一歩を良いサイクルに繋げていく
荒井:僕はメンバーを主役にしたいという気持ちはあるんですけど、どうしても代表って言うのが団体の顔になってしまう。その代表が、お金を集めるということも大事ですが、それ以上に市民を巻き込んでいくことがすごく大事だと思います。なので、バースデードネーションはもちろん大変なんですけど、身の回りの人に活動を伝えるとか、寄付を通して自分たちの団体の活動や社会課題解決に巻き込んでいくということは、やっぱり不可欠だと思います。
団体を応援したい人のために、応援できる形を提供する
すごく大変な部分もありますけど、勇気をもって立ち上げて、最初は本当にノリで立ち上げるのでもかまわないと思います。それをきっかけに自分たちの向き合う社会課題に色々な人が関心を持って…というようなサイクルを作れたら、素敵なんじゃないかなと思います。
やってみると新たな発見があったり、多くのメリットがあります。もちろん定期的にキャンペーンをやっている団体であれば、それを磨いていくことが良いと思いますが、そうでない団体の場合は、年に1回でもこういったキャンペーンやファンドレイジングをして、しっかり寄付をしたい人向けに寄付の窓口を作ったりするのが良いと思います。
団体の情報を整理したり、仲間と共通認識を持つことができる
キャンペーンを立ち上げる時には、自分たちの団体の情報を整理したり、どういった実績があるのかを確認することがすごく大事になってきます。そこで、定期的にバースデードネーションを立ち上げることで、自分たちの団体をスタッフみんなで振り返ってみたり、応援してくださる方に向けて報告かつ寄付という形で、関わりたい人に寄付という関わり方や巻き込み方の選択肢を与えることが重要だと思います。そういった面でも、バースデードネーションを立ち上げることは良いことだと思います。
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