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【 出雲記 】#6 御縁結びと わくわくと
『それぞれの神話を、人は生きる。
そして、語る。』
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遠く、近く、
それを耳にすべき誰かのために。
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他ならぬ、自分のために。
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そのために、
わたしたちは生まれるのだ。
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***
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どうにかこうにか、
朝一番の出雲行きの飛行機に
乗ることが出来た。
さて、全く立っていない旅の計画は、
どうしようか。
どうしよう、とは頭では思うけれど、
全く予定は立っていないけれど、
ひとり旅だけに、気楽なものだった。
実は、最初からひとり旅と決めていた訳ではなく、何人か、旅の同行者の候補はいた。
声をかけた人も、
逆に、自分から行きたいと言ってくれた人、
様々だったけれど、
みんな、それぞれの事情で折り合いが付かず、
結果としての、「出雲ひとり旅」だった。
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とりあえず、初日の今日は
宿泊予定の出雲方面ではなく、
空港を挟んで東側、
八重垣神社、松江方面に行こうか。
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そんなことを考えながら
しばらく旅のガイドブックをめくって過ごし、
携帯の電源を入れ直すと、
あるメッセージが届いていた。
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![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/128093723/picture_pc_1601ded4494b278149a829ed59d32f66.png?width=1200)
メッセージの主は、
数年前にfacebookで繋がった方で、
直接の面識はない方だった。
ふじむらりえさん。
様々な素材で
とても素敵なドリームキャッチャーㅤを
作られている方で、
特に、精麻のドリームキャッチャーが
とても美しくて、印象に残っていた。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/128093877/picture_pc_d23cc172b80f3613d4a6b0570cf0ccee.png?width=1200)
そういえば、
どちらにお住まいなのか気になって
プロフィールを見た時に、
「出雲かあ。遠いな」
そう思ったことを思い出した。
それから特に交流があった訳でもないのに、
突然の親切なお申し出。
正直、思考の部分ではちょっと迷った。
予定していた訳じゃないから、
御礼のお手土産がある訳でもないし、
謝礼はどうしたらいいの??とか。
でもさ。
何処にいるか見た、ということは、
会ってみたい、という気持ちが
あったのかもしれないよね。
そして、面白いじゃない?
こういう流れで生まれるご縁って。
昔、チラッと「会ってみたい」と思った人が、
声をかけてくださるなんて。
そして、とても有難いことじゃない?
現地での足がないわたしに、
「渡りに船」とは、このこと。
考えている内に、出雲空港に着いた。
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空港からのバスチケットを買わなければならず、
間に合うのかヒヤヒヤしながら乗ったバスは、
最短ルート的には、早速、若干間違っていた。
けど、それもひとり旅の気軽さ。
バスを降りて直江駅まで向かい、
まず向かうことにした八重垣神社の最寄駅
乃木駅まで向かう電車に乗った。
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ローカルな空気でいっぱいの電車に揺られながら、しばし、明日の御誘いについて考えた。
りえさんが出雲市在住ということは、
今日松江にして明日出雲巡りの予定にしたのは、
流れ的にも、ちょうどよくハマる。
やはり、最初にちょっと感じた
「わくっ」とした感覚に従って、
お声がけいただいたりえさんの御声掛けに
甘えることにしたのだった。
まったくのノープランで、
結果としてひとり旅となったことで
スルッと入ってきたこの流れ。
きっと、なんかあるなあ。
旅の始まりのわくわくと、
「何か」への予感を胸に、いざ、八重垣。
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