Galileo Galileiのニューアルバム2枚を聴いて
はじめまして。初の投稿、よろしくお願い致します。
私がnote.のアカウントを登録してまで書きたかったのは、先日発売されたGalileo Galileiのニューアルバム「Mantral」「Manster」を聴いての感想である。
前置きとして、私はGalileo Galileiの10年来のファンであり、初めて参加したツアーは2014年の「landing balloon tour」だった。
その後のツアーも全て参加し、2016年の活動終了前に行われた武道館公演にも参加した。
そして約7年の時を経て活動再開が発表され、去年の5月に発売されたアルバム「Bee and The Whales」、アルバムを提げての2度のツアー、BBHFとの対バン、全て楽しませてもらった。
前作から約1年4ヶ月ぶりについに発売された全28曲の今回の2枚のアルバム。どれだけ待ったことか。こんなにもストックがあるならもう少し小出しで発表してくれてもよかったのではないか。一気に28曲も新曲が発表されて、ファンはいきなりその全てを受け止めることができるのか。
満を持して聴いてみた結果、、、やはり一度聴いただけではすぐに受け止めることはできない。
一回聴くだけで、「あ、Galileoっぽくてめっちゃ良い曲。」と思える曲もあれば、「なんだかよくわからないうちに1曲終わってしまった。」という曲もある。何より音楽のジャンルの幅が広すぎるのである。ある曲を聴けば、the pillowsっぽいなと感じ、ある曲を聴けばサルゲッチュのサントラを彷彿とさせる曲もあるのである。(個人の感想である。)同じアルバムの中でそんなことが起こりうるのかと疑問にも思うが、間違いなく同じアルバムに収録されている。ある種作り手が取り入れてきた音楽の集大成、本人たちにとってのベストアルバムともいえるほど、悪く言えば一つのアルバムとして音楽性にまとまりがない。良く言えば何でもありのアルバムである。
今のメンバーで曲を作ることが何よりも楽しいのだと伝わってくる。誰かに受け入れられるために作る音楽ではなく、自分たちがめいいっぱい楽しんで作曲し、それがあわよくば受け入れられれば良い。もはや受け入れられなくても良いとまで感じさせる恐ろしいアルバムである。
Galileo Galileiにはこれまでも音楽性の進化に散々驚かされ、新曲が出るたびに何度も聴き直し、やがてそれが自分にとってとても良い曲になるということを繰り返してきた。
今回の新曲たちも、聴き直すたびに良い曲だと感じるようになっていき、やがては簡単に口ずさめるようになっていくのだろうが、この曲の数の多さとジャンルの幅、いつもより多くの時間を費やすことになるのは間違いないだろう。
しかし言わせてほしい。Galileo Galileiは最高である。これからもずっと彼らの音楽を聴き続けていく。この新曲たちがライブでどう再現されるのか楽しみである。