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シネコンで見たPerfect days


こんばんは。シンメです。

昨日久しぶりに映画を見に行ってきて素敵な気持ちになったので、
noteを書いています。

突然ですが、あなたの完璧な一日はどんな一日ですか?

この質問は、スティーブジョブズの「もし今日が人生最後の日だとしたら、今日やることは本当にしたいことなのか?」という名言に似ています。

答えは、「Yes」ですか?「No」ですか?
その答えは、答えるまでにどんなことを考えて導いた答えですか?
今やっている仕事の内容を基準とした答え?ライフスタイルが基準?
それとも、今日は美味しいものが食べられたから幸せ?

ジョブズに「今あなたは幸せか?」と問いかけられたら、きっと今自分がやっている仕事は本当にやりたいことなのだろうか。自分に向いていることはなんなのだろうと考えたりして、その日の帰りには、多くの人が本屋の「自己啓発・ビジネス本」コーナーに行くことになるのでは。
やりたいことの見つけ方、とか、大人のための自己分析、とか、その辺りの本。

で、なぜ私が冒頭で「完璧な1日」についての質問をしたのかというと、
今日観た「Perfect  Days」という役所公司さん主演の映画をみて感じたことについて話したかったからです。

この映画を観たあとにされる「完璧な1日はどんな1日か」という問いに対しては、10段階で言ったら9番目くらいの確率で、ジョブズに問われた時とは同じ答えならないでしょう。
それは、この映画を見ることによって多くの人の「完璧な一日」の定義が書き換えられることになるからです。「書き換えられる」だと少し語弊があるかもしれないです。
もしかするともっといい言葉がある気がします。自分の在り方を問われる、みたいな感じですかね。(まだしっくりきてない。)

少しだけ映画の内容に触れます。

毎日同じルーティンで生活し、公園のトイレを掃除する毎日を送る、平山さん。
その平山さんは日々、何を感じているのか。

ジョブズが私たちに問いかけた「完璧な1日」は、「今日何をするか」という「Do」の質問。それに対して、この映画から投げかけられる「完璧な1日」というのは、「Feel」です。今日この1日から、「どれだけ幸せを感じる」ことができたのか。

この後者の幸せは「考え方次第」「ひとそれぞれ」と平らにまとめることもできますが、私個人としては 《幸せに対する「感度」がどれだけあるのかという問題》だと結論づけたいと思います。

私はこの日、掃除と洗濯を済ませてから映画を観にいき、帰りにコーヒーを買って飲みながらドライブし、買い物をして帰って、次の日の作り置きをしました。

この一日を、眠りにつく前にでも振り返って、
今日はいろんなことがあったなと、ほくそ笑み、今日は幸せな1日だと思えた。

これが、人生を噛み締める「幸せの感度」が上がっているということ。
自分の生きている現実世界の中で、自分が今、
幸せを感じ取れる心をもっていられるのかが、ここでいう「感度」だと。
私はそんなふうに解釈をしました。


スマホに侵された現代人は、集中力が散漫になりがちで、映画を見る2時間が耐えられないそうです。日々に忙殺され、「映画を観にいきたい」と思う心の余裕がなくなってしまっていて、ショート動画とYouTubeをスキップと早回ししてしか見れなくなっているあなたに、ぜひ観てほしい映画。『Perfect Days』

もし観た方、あるいは見たいなと思った方は、
コメントを残していただけると大変嬉しいです。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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