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「創造発展」の法則【1】乾為天(けんいてん)/64卦
創造的原則 、出発、発展のセオリー、積極的、能動的の【1】乾為天(けんいてん)。
【~「易」に全てを帰納する~】。プロフィールに書いた言葉です。いろいろな現象や出来事、事例やデータには共通点があります。帰納するとはその共通点を探して言葉でまとめてみようという試みです。その帰納する言葉になるのが易(易経)の言葉です。
「一回読んだだけでは理解できない」というのは、易(易経)を学ぶ人には共通している悩みのようです。自分もそれで大分苦労しました(今でも苦労しています)。
学んでいると、たまに「これはこういうことなんじゃないか」と分かる瞬間があります。そうしてまた原文(漢文)と書き下し文を読んだりすると理解できたりします。
易(易経)を初めて知る人、また学びたいと思ってる初心者に、過去に初めて易(易経)を学び始めたときに自分が困ったこと、つまづいたこと、苦労したことなどを盛り込みながら書いていますので、興味がある人はどうぞ参考にしてみてください。
このNOTEは原文(漢文)と書き下し文を確認したい時などに参考にしてもらえたらと思います。
全部である64卦あるなかのひとつ1番目の【1】乾為天(けんいてん)の原文(漢文)と書き下し文です。
【1】乾為天(けんいてん)
『卦辞』
「乾、元亨利貞。」
「乾(けん)は元(おお)いに亨(とお)りて貞(ただ)しきに利(よ)ろし。」
(けんはおおいにとおりてただしきによろし。)
『彖伝』
「彖曰、大哉乾元、萬物資始。乃統天。雲行雨施、品物流形。大明終始、六位時成。時乗六龍、以御天。乾道変化、各正性命、保合大和、乃利貞。首出庶物、萬國咸寧。」
「彖(たん)に曰(いわ)く、大(おお)いなるかな乾元(けんげん)、万物(ばんぶつ)資(と)りて始(はじ)む。乃(すなわ)ち天(てん)を統(す)ぶ。雲(くも)行(い)き雨(あめ)施(ほどこ)し、品物(ひんぶつ)形(かたち)を流(し)く。大(おお)いに終始(しゅうし)を明(あきら)らかにし、六位(りくい)時(とき)に成(な)る。時(とき)に六龍(りくりゅう)に乗(じょう)じ、以(もっ)て天(てん)を御(ぎょ)す。乾道(けんどう)変化(へんか)して、各々(おのおの)性命(せいめい)を正(ただ)しくし、大和(だいわ)を保合(ほうごう)するは、乃(すなわ)ち利貞(りてい)なり。庶物(しょぶつ)に首出(しゅしゅつ)して、万國(ばんこく)咸(ことごと)く寧(やす)し。」
(たんにいわく、おおいなるかなけんげん、ばんぶつとりてはじむ。すなわちてんをすぶ。くもいきあめほどこし、、ひんぶつかたちをしく。おおいにしゅうしをあきららかにし、りくいときになる。ときにりくりゅうにじょうじ、もっててんをぎょす。けんどうへんかして、おのおのせいめいをただしくし、だいわをほうごうするは、すなわちりていなり。しょぶつにしゅしゅつして、ばんこくことごとくやすし。)
『象伝』
「象曰、天行健。君子以自彊不息。」
「象(しょう)に曰(いわ)く、天行(てんこう)は健(けん)なり。君子(くんし)以(もっ)て自強(じきょう)して息(や)まず。」
(しょうにいわく、てんこうはけんなり。くんしもってじきょうしてやまず。)
『爻辞』
上九━━━
九五━━━
九四━━━
九三━━━
九二━━━
初九━━━〇
「初九。潜龍。勿用。」
「初九(しょきゅう)。潜龍(せんりゅう)なり。用(もち)うる勿(なか)れ。」
(しょきゅう。せんりゅうなり。もちうるなかれ。)
「潜龍勿用、陽在下也。」
「象(しょう)に曰(いわ)く、潜龍(せんりゅう)用(もち)うる勿(なか)れとは、陽(よう)にして下(しも)に在(あ)ればなり。」
(しょうにいわく、せんりゅうもちうるなかれとは、ようにしてしもにあればなり。)
上九━━━
九五━━━
九四━━━
九三━━━
九二━━━〇
初九━━━
「九二。見龍在田、利見大人。」
「九二(きゅうじ)。見龍(けんりゅう)田(でん)に在(あ)り、大人(たいじん)を見(み)るに利(よ)ろし。」
(きゅうじ。けんりゅうでんにあり、たいじんをみるによろし。)
「見龍在田、德施普也。」
「象(しょう)に曰(いわ)く、見龍(けんりゅう)田(でん)に在(あ)りとは、德(とく)の施(ほどこ)し普(あまね)きなり。」
(しょうにいわく、けんりゅうでんにありとは、とくのほどこしあまねきなり。)
上九━━━
九五━━━
九四━━━
九三━━━〇
九二━━━
初九━━━
「九三。君子終日乾乾、夕惕若。厲无咎。」
「九三(きゅうさん)。君子(くんし)終日(しゅうじつ)乾乾(けんけん)し、夕(ゆう)べに惕若(てきじゃく)たり。厲(あやう)けれども咎(とが)なし。」
(きゅうさん。くんししゅうじつけんけんし、ゆうべにてきじゃくたり。あやうけれどもとがなし。)
「終日乾乾、反復道也。」
「象(しょう)に曰(いわ)く、終日(しゅうじつ)乾乾(けんけん)すとは、道(みち)を反復(はんぷく)するなり。」
(しょうにいわく、しゅうじつけんけんすとは、みちをはんぷくするなり。)
上九━━━
九五━━━
九四━━━〇
九三━━━
九二━━━
初九━━━
「九四。或躍在淵。无咎。」
「九四(きゅうし)。或(ある)いは躍(おど)りて淵(ふち)に在(あ)り。咎(とが)なし。」
(きゅうし。あるいはおどりてふちにあり。とがなし。)
「或躍在淵、進无咎也。」
「象(しょう)に曰(いわ)く、或(ある)いは躍(おど)りて淵(ふち)に在(あ)りとは、進(すす)むも咎(とが)なきなり。」
(しょうにいわく、あるいはおどりてふちにありとは、すすむもとがなきなり。)
上九━━━
九五━━━〇
九四━━━
九三━━━
九二━━━
初九━━━
「九五。飛龍在天。利見大人。」
「九五(きゅうご)。飛龍(ひりゅう)天(てん)に在(あ)り、大人(たいじん)を見(み)るに利(よ)ろし。」
(きゅうご。ひりゅうてんにあり、たいじんをみるによろし。)
「飛龍在天、大人造也。」
「象(しょう)に曰(いわ)く、飛龍(ひりゅう)天(てん)に在(あ)りとは、大人(たいじん)の造(しわざ)なるなり。」
(しょうにいわく、ひりゅうてんにありとは、たいじんのしわざなるなり。)
上九━━━〇
九五━━━
九四━━━
九三━━━
九二━━━
初九━━━
「上九。亢龍有悔。」
「上九(じょうきゅう)。亢龍(こうりゅう)悔(く)い有(あ)り。」
(じょうきゅう。こうりゅうくいあり。)
「亢龍有悔、盈不可久也。」
「象(しょう)に曰(いわ)く、亢龍(こうりゅう)悔(く)い有(あ)りとは、盈(み)つれば久(ひさ)しかる可(べ)からざるなり。」
(しょうにいわく、こうりゅうくいありとは、みつればひさしかるべからざるなり。)