私と推しとメタ認知
まさか自分がアイドルを推す日がくるなんて。
3年前の今頃、私は寝ても覚めても目黒蓮一色だった。
2024年1月1日。
新年であり、一粒万倍日である今日に、
40過ぎたBBAが、アイドルの沼にどっぷりとはまり、とあるきっかけで歴史も学び初めたら、アイドル✖️歴史思考が科学反応しちゃって
世界をものすごくメタ認知できちゃうようになったっていう、
この3年間を振り返ってみようと思う。
それまでの私といえば、ごく平凡な主婦、、、
いや、どちらかといえば自然派思考で、原発の反対デモに参加するようなタイプ。
エンタメはほぼ興味ないどころかアンチ寄り。
TVなんて必要ないし、物質社会にもうんざりだと思いながら生きていた。
それが今では胸を張ってオタクを公言できるまでに成長した(←成長とはw)、、、
のだが、
オタクのきっかけを遡るとすると、
それは、
腐女子の義妹に「これならソフトだから読んで見て」と、ほぼ強制的に貸してもらった
「消えた初恋」というBLマンガ。
借りたまま数週間、開く気さえ起こらなかったのが、いい加減返さなきゃという思いで、しゃーなしで読み始めたところ、これがびっくりするほどのめり込んでしまい、ページをめくる手が止まらなくなってしまったのだ。
すっかり登場人物への愛おししさが増していたところに、実写ドラマ化のお知らせ。
おいおいおい!私が大好きな世界観を実写化なんて許せない!
しかも演じるのはどこの誰かもわからないアイドル2人。どうせ大手事務所のコネで演技もビジュアルも中途半端に2次元の世界を踏み躙るんでしょ⁉︎許せない‼︎どんなヤツがやってんの⁉︎
と、怒り半分、とりあえず見といてやるか、と、仕事場の休憩所でSafariの虫眼鏡マークに検索をかけた所、、、
え、、、、、
待って、、、、
井田君(マンガの主人公)が実在してる、、、、
その瞬間から動悸は止まらないわ、手は震えるわ。職質されてもおかしくないくらいの挙動不審具合。
もちろん仕事なんて手につかず、さっき検索した画面に出てきた、3次元の井田君の姿が脳内から離れない。
その日の夜から、実在した3次元井田君、
こと目黒蓮くんを検索しまくる日々が始まった。
アドレナリンが出まくっているので、睡眠不足なんて屁でもない。
あんな目黒蓮、こんな目黒蓮。
どんなに苦労して今のグループに所属する事になったのか。
知れば知るほど好きが増してしまう。
夢にも出てくる末期症状。
彼と出会ってから2、3ヶ月くらいが経った頃だろうか。
1日24時間、起きている時間はほぼ目黒蓮に脳内を支配され、これはいい加減マズいぞ、と、無理矢理やらかし記事や、アンチの意見を検索し、いっそ嫌いになってしまいたい‼︎‼︎
彼を知る前の自分に戻りたい‼︎‼︎
と思う時期に突入。
だってそもそも、アイドルなんて微塵も魅力を感じてない世界で生きていたし、TV見たり、雑誌買ったり、消耗するものにお金をかけたり、私が1番避けてた暮らし。
周りの反応も「どうした⁉︎」「大丈夫⁉︎」の声が多数で、あ、やっぱり私は正気じゃないのかな。
なんて、少々深刻になってしまい、
これは、誰かに相談した方が良いのでは?と、近所に住んでいるオタク歴ウン10年の友人宅で思いを吐き出させてもらった。
彼女は全部受け止めてくれ、「わかるわかるー!」と笑い飛ばしてくれた。
最初はそんなもんだ、って事。
ある程度のコンテンツを見たら、必ず落ち着くフェーズに入るという事。
何より、オタクって楽しいんだ‼︎って言う事については、言葉じゃなくて彼女との会話から感じとる事ができた。
その日から、なんかふあっと軽くなり、
私の推し活ライフが、次の章へと突入した気がする。
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