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7泊8日のパイネOサーキット #準備編【チリ・パイネ国立公園②】

【わたしの旅日記】
2023/11/10 - 世界一周の旅、はじめました。
旅中の出来事をつらつら書いています。
見返すと懐かしくなる、自分のための日記。

2024-2025の年末年始で、チリ南部のパタゴニア地方にあるトーレス・デル・パイネ国立公園をトレッキングしてきました。その記録。

今回は準備編。
WまたはOサーキットを歩く人には予約の部分は有益な情報かも。

基本のルート

定番なのは下記3ルート(③の人は少ない)
① 日帰りでトーレス・デル・パイネまで往復
② 3〜5日でWサーキット
③ 7〜8日でOサーキット

わたしは③のOサーキットを7泊8日で歩いてきました。
下の地図のクリームパンみたいな形のトレイルをぐるっと1周。
WはOのうちの左下のオレンジ線の部分。日帰りはWのうちの一番右側の往復。
(細かいルート説明はバッサリ省略。多分いろんな方が記事書いてます。)

公式のトレイルマップより
https://torresdelpaine.com/en/torres-del-paine-2/maps-for-download/

※ この公式マップはダウンロードしておきましょう!各区間の距離やアップダウン、標準コースタイム等書いてあります。

※ YAMAPやAll Trails等の山のマップアプリでもマップダウンロードしておくのがおすすめです。基本的に道は分かりやすいですが、たまに間違えたりします。

キャンプ場の予約は急げ!!

2024年12月時点において
※ トレイル上にあるキャンプサイトは全て事前予約が必要です!
※ トレイル上のキャンプサイトを運営する会社は2社(Las Torres Panagonia/Vertice)です!
古いブログ記事と現在の情報が違っていたりするので注意。

わたしは2ヶ月前の10月末頃に空きを確認したところ、すでにかなり予約が埋まっていました。特に人気のWサーキット上のキャンプ場はかなり厳しい。最安の持参テントの枠はかなり先の日程まで確認しても空いてるのはレアでした。お高い常設テントならまだ空いてるくらいの感じ。

みんな言いますが、本当に早めに予約しましょう!
(長旅だとそんな先の日程決めたくないですけどねぇ…)

Oサーキットのキャンプ場

わたしはOサーキットを歩いてきたので、その日程を紹介。
Oサーキットは一方通行なので、反時計回りに予約する必要があります。

わたしは下のように予約しました。

元のマップは公式サイトより
https://torresdelpaine.com/en/torres-del-paine-2/maps-for-download/

右下のセントラル(Central)からスタート&ゴール。
1泊目:★セロン / Seron
2泊目:⭐︎ディクソン / Dickson
3泊目:⭐︎ロス・ペロス / Los Perros
4泊目:⭐︎グレイ / Grey
5泊目:⭐︎パイネ・グランデ / Paine Grande
6泊目:★フランセス / Frances
7泊目:★チレーノ / Chileno

★:運営会社 Las Torres Panagonia/旧Fantastico Sur (値段高い)
⭐︎:運営会社 Vertice (値段安い)

キャンプ場の運営会社は2つありますが、値段がびっくりするほど違います。避けることはできないのでどうしようもないんですけどね…。
(常設テントに差はありますが、それ以外の施設に大きな違いは感じませんでした。)

人によっては5泊目のパイネ・グランデを飛ばして6泊7日にする人もいます。そうなると結構長距離で大変になると思います。パイネ・グランデはテントサイトの料金が比較的安いので、空きがあるなら個人的には宿泊がおすすめです。

また、右下のセントラルからではなく左下のパイネ・グランデからスタート&ゴールのルートを組む人もいると思います。(どちらにせよ反時計回り)

なお、2−5泊目のVertice社の運営するキャンプ場は、1つもスキップすることができず全てのキャンプ場を予約する必要があります。距離的には飛ばしたくてもNGなのでご注意を。

おすすめの予約方法

上記の通り、キャンプ場は2つの運営会社から予約する必要があります。

キャンプ場予約の公式サイト
Las Torres Panagonia : https://lastorres.com/donde-alojar/camping/
Vertice: https://www.vertice.travel/accommodations/

これらのサイトが、めちゃくちゃ使いづらいです。
空き検索するのも予約するも一苦労。

そこでおすすめなのがこちら。
下記TORRES HIKEというサイトにて空き状況を確認!

2つのサイトを両方チェックせずとも、このサイトでキャンプ場の空きに合わせて可能なルートを提示してくれます。しかも各日の歩行距離やアップダウンまで表示してくれるとは…なんと優秀な。

とーっても助かるけど、このサイトから予約すると手数料が上乗せされるので、空きを把握した上で公式サイトから予約します。(ごめんなさい)

予約時の注意点

予約サイトの不備?

Vertice社のキャンプ場を予約する場合、注意が必要です。
2024年12月時点において、予約サイトの作り込みが甘く、途中離脱すると仮押さえ状態の枠が消えます。日程やプランを選択し予約画面に進んだのちは、途中離脱しないように気をつけましょう。
また、支払いはPayPalのみです。アカウントがない場合はあらかじめ作成してから予約に進みましょう。

予約が完了せず宙ぶらりんになった枠が復活するのは翌日になったり、結構時間がかかる様子でした。わたしもこれでかなり時間を取られて苦労しました…。

予約変更可能期間

Las Torres Panagonia は宿泊日まで90日以内の変更は不可と記載されていました。
しかし、1人で予約した枠を2人に変更したいと相談した際には可能との回答がありました。(差額支払いは必要)

Verticeは45日以上前であれば変更可能です。
最初の予約時にキャンプサイトに空きがなく、仕方なくドミトリーを予約しましたが、後日キャンプサイトの空きを見つけて連絡したところ、変更&返金対応してもらえました。ありがたい。
(時々確認すると意外と空きが出たりするので、高いドミでも一旦抑えて引き続きチェックするのはアリです。)

※ 最新の状況は各自確認してください

事前のチェックイン?

Las Torres Panagonia のキャンプ場は、事前にオンラインチェックインしてくださいというメールが届きます。が、サイトの不備なのかドキュメントアップロードができない。

結局諦めて何もせずに行きましたが、何も問題ありませんでした。

国立公園のチケット、バス

トーレス・デル・パイネ国立公園の入園料は事前にオンラインで支払う必要があります。
多分ここから↓
https://www.pasesparques.cl/en/parks/torres-del-paine

当日プエルトナタレスからバスに乗って国立公園入り口に到着すると、チケット購入後に発行されるQRコードの提示を求められます。電波はないので画像の保存をお忘れなく。

国立公園行きのバスはオンライン(1社のみ)でも現地のバス停(複数会社あり)でも買えます。往復での購入がおすすめです。ハイシーズンはなるべく早めに予約しておくべし。心配ならプエルトナタレス到着前に予約しちゃうといいかも。

プエルトナタレス到着後

おすすめ宿

ホステル
PUMA HOUSEという宿のドミトリーに泊まりましたが、とっても綺麗で快適でした。おすすめ!!人気ですぐ埋まるので、早めの予約がおすすめです。Bookingよりも公式サイトからの予約が安いです。
パイネトレッキング中の荷物は無料で預かってもらえました。

キャンプ場
キャンプ場滞在ならここ、Camping Güino。
1人8,000ペソ(2024/12, 現金)とこの辺りで最安。なのに広々とした共有スペース(小屋の中)があって、キッチンも設備が充実。あまりに安くて快適で1週間滞在しました。おすすめです。

レンタル

町にはレンタルショップがたくさんあります。アウトドアショップもあるので、最低限の装備は揃えられるはずです。
わたしは何もレンタルしませんでしたが、上で紹介した宿PUMA HOUSEでのレンタルが安いようです。宿泊者以外もレンタルできるのでたくさんの人が来ていました。

スーパー

大きくてハイカーかこぞって行くスーパーはUnimarc。でもその2ブロック隣にあるスーパーSupermercado Superfrutの方が大体安いです。まずこっちで買ってから不足分をUnimarcで買うのがいいかも。わたしは失敗した。

推しの山ごはん

スーパーにもアウトドアショップにも“お湯を注ぐだけ系“の山ごはんは売っていました。でも高いし日本で見るようなやつとなんか違う。そして割と重い。
そこでわたしが推したい山ごはんは、乾燥マッシュポテト。南米にはマッシュポテトパウダーがたくさん売っています。お湯を注いで混ぜるだけで簡単にマッシュポテトになるやつ。これだけだと寂しいけど、サクッとボリューミーなごはんができるのでおすすめ。スパイスとかスープの素とかで味変したりね。

持っていってよかったアイテム

今回のトレッキングで大活躍してくれたアイテムはこちら。
・浄水ボトル
・保温ボトル

浄水ボトル:
トレイルには水場が多い(川/沢)ので、水をたくさん持ち歩かなくても途中で補給できます。一応、”Portable Water(飲水)”とは言われるけどちょっと心配。わたしは旅中もずっと愛用している浄水ボトル(カタダインのBe Free)で飲んでいました。安心。

保温ボトル:
パイネは火災リスクが高いのでキャンプ場の指定場所でしか火器=バーナーの使用ができません。なのでトレイル上の景色が綺麗なところで一休み…って時にお湯を沸かしたりができない。でも保温ボトルにお湯を入れておけば、どこでもティータイムができちゃいます。カップラーメンだって◎
自分でお湯を沸かさなくても、ほとんどのキャンプ場でお湯がもらえたので助かりました。
ぜひ。

まとめ

パイネは予約が難しかったり計画立てるのが結構大変。それでも、しっかり準備して行くだけの価値はある。天候に恵まれたのもあり大満足の8日間でした。
迷っている人がいたらぜひ背中を押したいです。

何か思い出したことがあればまた付け足します!

引き続きトレッキングの日記を書く予定。

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