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天気の話をする理由

穏やかな表情で

やさしく進む時間の向こう側に

すうっと消えていってしまった

見えなくなるまで見つめていた 君の背中


まるで君には ぼくが見えないみたいに

淡々と前を見て話す癖

あさってと足元の方向にだけ 向ける視線

心臓がチクチクと痛い

ただそれが辛くて  ぼくは天気の話ばかりした







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