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腰を据えるとき

思いにふけっていると ふと

もどかしさからくる

苛立ちや焦りに

出来の悪いぼくは

ノックアウトさながら

馬鹿馬鹿しいくらいナイーブになる

仕様のない奴だ

酔っ払ってもいないのに

はらはらと涙がこぼれる

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ぼくじゃない誰かになりたい訳じゃない

くやしいくらい “ぼくとして”求められたい

憎らしいくらい 見せつけられては折れる

もうどうにもならないのに

ありもしないような小さな可能性を

ルーペ越しに探している


あの指にまとわりついて

押しては返す海の流れのように

言い表せないくらいの 逢瀬を重ねたい

そんな風に願うぼくは ぼくから見ても

不条理そのもので

呆れ返って ものも言えなくなる

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“ただ据えられたまま そのままにね”

毎日を一つひとつ 積み重ねている














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