苦くて甘い
好きなところ
その苦くて甘い コーヒーみたいな
君の声が好きだ
少し低いところを
君は気にしているようだけど
そこがビターで ぼくは好き
苦いだけじゃなくて
ちゃんと甘いところもある
“あ”の音が綺麗 深くて甘くて
君の“あかさたなはまやらわ”を
聞き逃したくない
笑うとき“は”の音で笑うのは本心で
“ふ”の音で笑うのは付き合い
だからぼくは 君の笑い声は
上品じゃないときの方が好き
コーヒーの酸味みたいな アクセント
ふたりで居るときは
砂糖をいつもより少しだけ多目で
カップのふちまで熱々のやつを
どうかお願い
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