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彼と両親との食事会 後編
彼と両親との食事会 後編。
自己満備忘録なので大変長いです。
(前編はこちら↓)
予約していた中華料理屋さんの入口で
ちょうど両親と一緒になり、
グダグダになってしまった初めましての挨拶。
個室に案内されると、両親も彼も緊張の面持ち。
(ここで私が黙ったら地獄だ…)と、
ひとまず両親のプロフィールを紹介しました。
両親の趣味の話などから話を広げつつ
必死に沈黙を埋めていきます。
ひと段落つき、
私が料理に夢中になっている間に
自己紹介を始めるカチコチの彼。
「ごめんごめん!あなたも紹介しなきゃだったわ」
と、彼のプロフィールを両親に紹介し、
和やかに進行していく食事会。
* * * * * * *
お酒が回り始めると徐々に父が饒舌に。
どうしても とある野菜の名前が思い出せない様子。
「どうしてあの名前が出ないんだろ…」
「どんな野菜?」
「白くて…
こんな形(丸くて上が少し尖ったような形)で…」
「カブとか?」
「違う…」
ここで、彼が「玉ねぎですか?」と言うと
「そう!玉ねぎ!」と父。
まさかの定番野菜に大笑い。
「皮剥いた状態とは思わなかった!」
「正解!1ポイントゲット!」と褒め称える私に
「やったー!」と喜ぶ彼。
彼は、私と母の仕草や話し方が似ていると感じたそうで
「お会いしてすぐに『そっくりだな』と思いました」と。
「幼少期は父そっくりって言われたのになあ」
すぐ飲み過ぎる父に冷たい視線を送る時も
その表情が似ていたようで
「自分もいつその視線を向けられるか…」
と彼は笑っていました。
以前、我が家にやってきた
貰い物の焼酎を彼にあげた時。
彼が気を遣わないように…と
「父は少し呑んで満足するから、
飲みかけが ずっと冷蔵庫に入ってると邪魔だからさ」
と言ったのですが、それについても
「俺の冷蔵庫飲みかけの酒いっぱい入ってるわ…」
と焦ったそうです。
(知ってるよ、あなたは許せても父だと許せんのよ)
父が席を外している時に
「自分と(私の父に)少し似たところを感じる」と言う彼。
「いやだ!似てほしくない!」と私。
酔っ払うと、
言わなくていいこと(自分が不利になること)まで
喋ってしまうところは似ているかも?
母も私も呑まない上に
部下も呑まない人が多い為
一緒にお酒を楽しめることがよほど嬉しかったようで
「今度、錦(名古屋の繁華街)に飲みに行こう」
と彼を誘っていました。
父も彼もカラオケ好きなのですが、
「あなた行きつけのスナックだけはやめてね…」
と父へ再び冷たい目線を送る私。
* * * * * * *
両親の前で彼が私を褒めてくれました。
嬉しかった褒め言葉3選。
☑︎「和栗さん(私)優しいですよ」
私が厳しいのは父に対してだけ(のはず)。
☑︎「自分は人見知りする人間なんですけど
初対面でも話しやすかったです」
初対面の時、彼が人見知りとは思いませんでした。
私が人見知りしなさ過ぎるだけだったようです。
☑︎「酔っ払いのテンションに
合わせてくれるのが 本当にありがたくて。
会社の人に『彼女どんな人?』って聞かれて
『酔っ払って面倒くさい自分のテンションに
シラフで合わせてくれる人』って答えたら
『それは大事にした方がいい』
って言われたんです。」
どうやら すごい才能らしいですよ。
何かの時に特技を聞かれたら
そう答えようかしら。
是非とも大事にしてくださいな。
「この能力、父には反映されないの。残念だったね。」
「反映してよ〜」と懇願する父。
* * * * * * *
初めましての挨拶がグダグダになってしまったので
渡しそびれていた手土産を渡した後
私が彼を駅まで送るため、両親とはお店で解散。
「来てくれてありがとね」
「いえいえ」
「それにしても、よく会ってくれる気になったね」
何故 「会わないといかんなと思ってる」
と言ってくれたのか、
ずっと気になっていたのです。
「年越し うちに来てもらっちゃったからさ、
俺にも色々と思うところがあったんですよ。
俺が仕事から帰って来るまで
待っててもらうの初めてだったしね。
まあ、酔っ払った勢いもあるけど。」
年越しに私がいないことで
父が寂しそうだったと母から聞いた私が、
それを彼に(笑い話のつもりで)伝えたことが
考えるキッカケの1つになったようです。
「そうだったのね、
てっきり誰かに焚き付けられたのかと思ったわ
すごい!偉いじゃん」
「もっと褒めて」
「偉い!すごい!よしよし!」
「よかったな、いい人で」
自分で言ってしまう調子乗りの酔っ払い。
* * * * * * *
食事会を終えて、両親の評価?は
母 : 真面目そう、穏やかそう
(酔っ払った父の)どうでもいい話に
気を遣ってちゃんと相槌打ってくれてた
父 : 優しそうだから和栗(私)に尻に敷かれてそう
おそらく最初は
"こちら側が評価する"つもりだった父は、
後から 自分の評価が気になり始めたらしく
「俺のことなんか言ってたかな…?」
と母に聞いていたそうです。(母に聞いてどうする)
父は一緒に飲みに行きたそうでしたし
母は「今度はうちにおいでって言っておいて」
と言っていたので、なんだかホッとしました。
彼から見る両親の印象が気になるところですが…
(おかしな家族だと思われた気がする)
さて、ビッグイベントは無事終了。
食事会が行われた話を友達にすると
「結婚秒読みだな」
「誕生日か記念日にプロポーズじゃない?」
と言われたりします。
そう言われると、
自分でも少し、ほんの少しだけ、期待してしまいます。
でも、すぐに「いや、ないだろう」と冷静に。
受け身の恋愛ばかりしてきた彼が、
付き合うきっかけも私からだった彼が、
一世一代のプロポーズを
そんな簡単に決意すると思えないのです。
ちなみに、
私の誕生日は2泊3日の九州旅行 最終日。
どこに行くか、何を食べるか相談しつつ
彼メインで予約やプランニングをしてくれました。
念願の九州旅、しかも誕生日!
とってもとっても楽しみです。