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彼と記念日ディナー 帰り道





前回の投稿の続きです。

(↓前回の投稿はこちら)




1年記念日という節目の日に
将来の話をしたいと思いながらも
なかなか切り出すことができず。

私が帰りに乗る電車の改札付近で

前振りだけしておいて、
次回会う時までに考えておいてもらおう

と思い、ついに…


「 本当はね、
  今日 1年っていう節目だからさ…

 将来のこととかどう考えてるのか
 聞きたかったんだけど

 聞く勇気が出なくて、
 ここまで来てしまいました  」



「そうだったの?」
「うん…」


「そうか…キャッチボールしてる場合じゃなかったな」
「微妙な空気流れたら
そのままディナーに行くの嫌だったのよ…」

「それは…そうか…」
「ごめん、言い出す勇気出なくて」

「最後の最後に爪痕残そうとするじゃん…
ちょっと酔い覚めた」と茶化す彼。

重たい空気にしたくなかったので ありがたい。

「だって、今日逃したらもう言えないかもしれない
って思ったんだもの…」


そのあと、歩きながら
現実的な話も含め、いろんなことを話しました。

彼は結婚願望が強い方ではないこと。
(誰でもいいから早く結婚したい!とかではない)

最悪ずっと1人でもいいかなと思っていること。

でも 子どもが欲しいと思っていること。

私は"結婚したい"と思っていること。

子どもが欲しいのは私も同じであること。

35歳を超えたら高齢出産になること。

すぐに授かることができるとは限らないこと。


地下街をウロウロしていたら
時間が来て閉鎖されてしまい、
極寒の中、外を散歩しながら話していて。


(結婚は)勢いでしないと
できないかもなあ とも思う
」と言う彼。

じゃあ、(結婚)しちゃう?
「今?ここで?人生の岐路に立たされてんの?」
「そう、このよくわからない外階段で」

その場ですぐに決心するのは難しいようで、
ひとまず諦め。(そりゃそうだ)



「これ、歩きながら話す話じゃなくない?」
「それはそうだね」

そのまま、
急遽彼のお家へ泊まりに行くことに。
「人生初の予定にない外泊…!」

コンビニで最低限のものを購入し、
彼の家に到着。再び話し合いをしました。








その結果、ひとまず

同棲


が決定しました…!!!!!




彼は転職を考えていて
(一緒に住むのならば尚更、
夜勤のない仕事に就きたいらしい)

職場が決まらないことには
新しく部屋を借りるのも…ということで
とりあえず彼の家へ転がり込むことになりました。

結局転職しない可能性もあるのですが、
どっちにしろ決まった時点で
新しい物件を探そうと思います。

ちなみに、
彼は犬を飼いたいので、ペット可の物件がいいそう。
「あなたどうせお世話しないでしょ!」
と子どもに言いたくなる
世の中の母親の気持ちが
少しだけわかった気がします。

わんちゃん可愛いけどもね。
飼ったことがないので不安です。




今の仕事だと逃れられない全国転勤
転職したとしても
今住んでいる県にとどまれるとは限りません。

もし、県外に行くことになったら着いてきてくれる?
「このままここに居れるなら
それに越したことはないけど、
そうなったら着いていきますよ」

とりあえずは、今いる県で職を探すようです。





そして、

私は結婚したいと思ってるから、
同棲するならズルズル続けたくないので
期間を決めておきたい


と伝えてはあるのですが、まだその期間は未定です。
今度 話し合いたいと思っています。






「一人暮らし満喫してるのにほんとにいいの?」
「もう十分やろ…」

彼は大学入学時から
13年ほど一人暮らし。
入社してすぐの寮生活を除いたとしても9年ほど。
もう十分味わったそうです。

「俺はそんな困ることないからいいけど
あなたは出勤大変になるし、
イライラしたりすることも増えるだろうし…
あなたが前向きなら、俺は構わないよ」

「共同生活するとなったら、どう頑張っても
"全く、全て今まで通り"には行かないだろうから
それはお互い様だよ」



* * * * * * *



今回の話の中で、彼が

この人となら楽しく
一緒に暮らしていけそうだなと思ってる


と言ってくれたのが、とっても嬉しくて。

良くも悪くもマイペースな彼。
共同生活を窮屈に感じそうと
(勝手に)思っていたので…

始まってみないとわからない部分も
大いにあるかと思いますが、
私も"この人と一緒にいたいな"、
"一緒にいられたら楽しいだろうな"と思っています。



ただ、将来のこと、結婚のこと。
本当に本当に何も考えていなかったようなので
また私がせっつくことになりそうです。
彼が納得してくれるのならば、
それでも一向に構わないけれど。





同棲を始めるにあたって、
彼からのお願いは

不満があったら溜め込まずに言うこと

でした。

「寿司桶がいっぱいになる前に?」
「そうそう」

元ネタ : 映画『アット・ザ・ベンチ』

なんだか、彼はずっと
"自分"ではなく"和栗(私)"を主語として
心配している感じがしました。

"和栗(私)が"嫌にならないか、
"和栗(私)が"イライラしたりしないか。


彼の自信のなさから来る言葉なのか、
我慢しがちな私を気遣ってくれているのか、
後々 私が爆発してしまって
激しく怒られることを恐れているのか。

私の覚悟と懐の深さ舐めるな?
(自分で言うんじゃない)

とはいえ、
時間や心に余裕がなくなってしまったら
おそらく今のようには行かないので…

伝え方に気をつけながら
小出しにする努力はしたいと思います。


あとは、

結婚したらお小遣い制はやめて?
そんな無駄遣いしないから…
」と。

いや、そこなの???笑


"結婚したら"の話をしてくれるのは嬉しいですが
心配するのそこなんだ…

無駄遣いしないだろうというのは分かっているので
予算案(?)については、
お互いにとっての良い形を見つけて行きましょう。


彼が結婚に関して 何を不安に思うのか
どんな結婚生活を送りたいのか
少しずつヒアリングしたい所存です。




* * * * * * *




翌日、超睡眠不足のまま出勤。
なんだか気持ちがふわふわしていて
眠いのか眠くないのかよくわからないまま
1日を過ごしました。

両親には帰宅後に報告し、
「この間会ったばかりだし、挨拶はいいよね」
という方向で話がまとまりそうです。

県外に住む彼のご両親には
引っ越した日に彼からLINEで報告する予定。

3月頭に大部分の荷物を運び入れ、
その後は実家にも帰りつつ 少しずつ荷物を運び、
4月中におおよそ彼の家で過ごせるよう
環境を整えることが目標です。



問題は山積み。でも、ワクワクもしています。

100均、無印、ドラッグストア、雑貨屋さんなど
必要なものを買い集めているのですが、
「これもあるといいかな」
「これかわいいな」
と、完全なる浮かれポンチの買い物。
物を増やしすぎないようにしなければ…

いい機会なので断捨離も頑張って、
洋服類を随分減らしました。
減らすと新しいものが欲しくなりますが、我慢我慢。


さて、私の荷物は無事
彼の家に入り切るのでしょうか?